ITパスポート/よく出るストラテジ系用語64(令和3年版)

よく出る用語64ストラテジ系 ITパスポート

この用語集の特徴

この用語集は、以下の特徴を持たせた、ストレートに試験で役立つ用語集です。

  • よく出題されるシラバス4.0で追加された用語を集めている。
  • 実際に問題に出た内容を使って用語を説明している。
  • 用語の説明に、実際に問題に出た具体例を挙げている。
  • 関係が深い(間違えやすい)用語に、学習ポイントを挙げている。

ストラテジ系用語集

1. 経営・組織論
1 e-ラーニング 特徴:受講者が空き時間を利用して,好きなときに受講できる。
2 アダプティブラーニング 従来のe-ラーニングとの違いが大切
e-ラーニングのシステムを使い、学習者一人一人の理解の程度や進み具合に合わせて行う学習を進める方法
3 HR テック (HRTech) HR テック (HRTech)ビッグデータの解析やAIなどのデジタル技術を駆使して人事・労務関連の業務を行うサービス
区別できること!
HRM(Human Resource Management):「人的資源管理」 従業員を経営上の資源の一つと捉えて、中長期的に教育や能力開発などの投資を行って、一人ひとりの生産性を上げるマネジメント
4. 知的財産権  
4 アクティベーション 目的:ソフトウェアの不正利用防止
方法:プロダクトIDや利用者のハードウェア情報を使って,ソフトウェアのライセンス認証を行う
5 サブスクリプション 違いを確認!
サブスクリプション:製品やサービスを一定期間利用できる権利を取得する。

買取方式:製品やサービスを購入し、自分の所有物にする。
 5. セキュリティ関連法規 
6 個人情報取扱事業者 個人情報データベース等を事業の用に供している者
出題された具体例:預金者の情報を管理している銀行
(ITパスポート 平成29年春 問1より)

「個人情報の安全管理が図られるよう,業務委託先を監督する。」義務があります。
(ITパスポート 平成28年秋 問33より)
7 個人情報保護委員会 個人情報(特定個人情報を含む。)の有用性に配慮しつつ、その適正な取扱いを確保するために設置された独立性の高い機関
8 要配慮個人情報 人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別又は偏見が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するもの
出題された具体例:病歴、診療記録、健康診断等の結果
(情報セキュリティマネジメント 平成30年春午前 問33より)
匿名加工情報とは、特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、当該個人情報を復元できないようにした情報
9 匿名加工情報 特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、当該個人情報を復元できないようにした情報
利用例
:病院・調剤薬局が持っている医療情報を匿名加工情報に加工して創薬・臨床技術の発展を図るなど
10 マイナンバー法 目的:社会保障、税、災害対策の3分野で、それぞれの機関でバラバラに扱っていた個人の情報が同一人物の情報であることを確認するために利用
内容:マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての人(外国人も含まれる)が持つ12桁の番号。原則として生涯同じ番号を使い、マイナンバーが漏えいして不正に用いられるおそれがあると認められる場合を除いて、自由に変更することはできない。
11 不正指令電磁的記録に関する罪 出題された具体例:出題例:正当な理由なく,他人のコンピュータの誤動作を引き起こすウイルスを収集し,自宅のPCに保管した。
(ITパスポート 平成31年春 問24より)
12 サイバーセキュリティ経営ガイドライン 目的:経営者のリーダーシップの下で、サイバーセキュリティ対策を推進する
対象:大企業及び中小企業(小規模事業者を除く)のうち、ITに関するシステムやサービス等を供給する企業及び経営戦略上ITの利活用が不可欠である企業
内容:経営者が認識する必要のある「3原則」
経営者が情報セキュリティ対策を実施する上での責任者となる担当幹部(CISO等)に指示すべき「重要10項目」
13 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン 目的:経営者のリーダーシップの下で、サイバーセキュリティ対策を推進するため
内容:(1)経営者が認識し実施すべき指針
   (2)社内において対策を実践する際の手順や手法
6. 労働関連・取引関連法規  
14 資金決済法 仮想通貨の交換、電子マネー等に関する法律
15 金融商品取引法 金融分野における IT の活用に関連する法律
16 リサイクル法 使用済み PC の回収と再資源化に関する法律
9. 経営戦略手法  
17 カニバリゼーション 自社の既存商品がシェアを占めている市場に,自社の新商品を導入することで,既存商品のシェアを奪ってしまう現象
 10. マーケティング
18 プル戦略 具体的な事例:販売員を店頭へ派遣する応援販売の実施
(店頭で消費者に商品の魅力を訴え顧客を引き寄せる)
19 Web マーケティング ブログ,SNS,スマホアプリなどのWeb広告で購入を促す。
13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画  
20 オープンイノベーション 内容:企業などが、内部(自社)のアイデアとともに外部(他社や大学など)の新たな技術やアイデアを取り入れ、これまでにない製品・サービス、またはビジネスモデルを開発するイノベーション(刷新、革新)
背景:社会変化のスピードが速くなって、すべてを自社で行っていては遅れるようになった。
21 魔の川 魔の川、死の谷、ダーウィンの海は、技術経営における新事業創出のプロセスで、研究開発から事業化までの段階で乗り越えなければならない障壁(関門)
それぞれ、どの段階の障壁(関門)なのか区別できることが大切
魔の川とは、研究開発プロジェクトが基礎的な研究(Research)から出発して、製品化を目指す開発(Development)段階へと進めるかどうかの関門
コモディティ化が進んでいる分野で製品を開発しても,他社との差別化ができず,価値利益化ができない
22 死の谷 死の谷とは、開発段階へと進んだプロジェクトが、事業化段階へ進めるかどうかの関門
事業化は、たとえば、生産ラインの構築や流通チャネルの準備です。
23 ダーウィンの海 ダーウィンの海とは、事業化されて市場に出された製品やサービスが、他企業との競争や顧客に受け入れられるかという荒波にもまれる関門
24 ハッカソン 特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして,ソフトウェアの開発者や企画者などが短期集中的にアイディアを出し合い,ソフトウェアの開発などの共同作業を行い,成果を競い合うイベント
目的
(1)新規事業の創出
(2)エンジニアのコミュニティ形成
(3)IT人材の育成
25 イノベーションのジレンマ 優良な大企業が,革新的な技術の追求よりも,既存技術の向上でシェアを確保することに注力してしまい,結果的に市場でのシェアの確保に失敗する現象
26 デザイン思考 アプローチの中心は常に製品やサービスの利用者であり,利用者の本質的なニーズに基づき,製品やサービスをデザインする。
27 ビジネスモデルキャンバス ビジネスで重要な9要素(価値提案、顧客との関係性など)を図に表して整理して、ビジネスモデル 注1)を作成・把握をするためのフレームワーク 注2)
注1)ビジネスモデル:企業の価値を高める。あるいは、事業で利益を生み出すための仕組み
注2)フレームワーク:考え方の枠組み
28 リーンスタートアップ ムダがなく効率的に、起業や新規事業などの立ち上げる考え方
方法
「仮説」、「構築」、「計測」、「学習」のサイクルをできるだけ早く回す。
29 API エコノミー インターネットを通じて,様々な事業者が提供するサービスを連携させて,より付加価値の高いサービスを提供する仕組み
(ITパスポート 令和元年春 問31より)
注)API(Application Programing Interface):あるソフトウェアから別のソフトウェアの“機能”を呼び出す仕組み
具体例
企業などのウェブページで、所在地を地図上に示す際に利用される「Google Maps API」
14. ビジネスシステム 
30 AI ストラテジ系の問題では、活用事例が大切
金融:FinTech…預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービス

商品の販売サイト:チャットボット…推奨する商品をコンピュータが会話型で紹介
将棋:将棋ソフトウェア
自動車:自動運転…運転手が関与せずに,自動車の加速,操縦,制動の全てをシステムが行う。
31 ニューラルネットワーク 人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したもの
ディープラーニング:大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデルで解析することによって,コンピュータ自体がデータの特徴を抽出,学習する技術
データマイニング:ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って,大量に蓄積されているデータから,特徴あるパターンを探し出す。
32 ディープラーニング 大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデルで解析することによって,コンピュータ自体がデータの特徴を抽出,学習する技術
33 機械学習 記憶したデータから特定のパターンを見つけ出すなどの,人が自然に行っている学習能力をコンピュータにもたせるための技術
ストラテジ系の問題では、具体例が大切

コールセンタにおける顧客応対業務:顧客の問合せの内容に応じて,関連資料や過去の応対に関する全履歴から,最適な回答をリアルタイムで導き出す。
生産現場:工場の生産ロボットに対して作業方法をプログラミングするのではなく,ロボット自らが学んで作業の効率を高める。
車載機器の性能の向上:システムが大量の画像を取得し処理することによって,歩行者と車をより確実に見分けることができるようになった。
15. エンジニアリングシステム 
34 リーン生産方式 基本思想:徹底的なムダの排除による原価低減
生産ラインが必要とする部品を必要となる際に入手できるように発注し,仕掛品の量を適正に保つ。
35 かんばん方式 前工程が後工程に作業指示の内容を書いたかんばんを渡しながら生産する。
16. e-ビジネスム
36 FinTech(フィンテック) 出題された具体例:
銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供する。
(ITパスポート 令和元年秋 問18より)
証券会社において,顧客がPCの画面上で株式売買を行うときに,顧客に合った投資信託を提案したり自動で資産運用を行ったりする,ロボアドバイザのサービスを提供する。
(ITパスポート 令和3年春 問13より)
37 仮想通貨(暗号資産) 不特定の者に対する代金の支払に使用可能で,電子的に記録・移転でき,法定通貨やプリペイドカードではない財産的価値
(応用情報技術者 平成30年春午前 問80より)
 時号資産の利用者は,暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け,取引内容やリスク,手数料などについて把握しておくとよい。
(ITパスポート 令和3年秋 問25より)
17. IoT システム・組込みシステム 
38 ドローン 利用例:
・農薬散布、作物の生育状況チェック
・警備
・測量
・災害状況の把握
・空撮
・施設の点検
39 コネクテッドカー インターネットに接続できる機能が搭載されており,車載センサで計測した情報をサーバへ送信し,そのサーバから運転に関する情報のフィードバックを受けて運転の支援などに活用することができる自動車
(ITパスポート 令和3年春 問6より)
機能例
①常に最新の地図でナビゲーション
②燃費改善や危険回避に役立つ情報の提供
③音声通話で周辺施設の検索や案内
④事故発生時の緊急通報やサポート
40 自動運転 運転手が関与せずに,自動車の加速,操縦,制動の全てをシステムが行う。
AI(人工知能)が活用されている。
(ITパスポート 令和元年秋 問22より)
41 ワイヤレス給電 電源コードの接続、電極の接触を行わずに、電力を送る技術
スマートフォンだけでなく、電気自動車の充電に活用され始めている。
42 ロボット(産業用) 工場の製造現場で組立てなどの定型的な作業を行う
43 ロボット(医療用) ①手術の補助を行う手術ロボット。
②薬品の選択から秤量、配分、分割、分包までほとんどの業務を行う調剤ロボット など
44 ロボット(介護用) ①リハビリや自立支援を目的としてコミュニケーション型ロボット
②移動支援の歩行アシストカート など
45 ロボット(災害対応用) ①がれきの隙間に潜り込んで行って人を捜索
②がれきの撤去 など
46 クラウドサービス インターネット上にあるアプリケーションやサーバなどの情報資源を,物理的な存在場所を意識することなく利用することが可能である。
(ITパスポート 平成27年春 問20より)

出題された具体例:
SaaS:利用者に対して,アプリケーションソフトウェアの必要な機能だけを必要なときに,ネットワーク経由で提供する。
(ITパスポート 平成29年秋 問11より)
46 スマートファクトリー IoTやAIなどの技術を駆使し、さまざまな工場設備をネットワークで接続して大量のデータを取得・分析することにより、生産性の向上や品質管理の向上を図ること
47 インダストリー4.0 「第4次産業革命」という意味合いを持つ名称
スマートファクトリーの実現を目指す。
18. 情報システム戦略 
48 エンタープライズサーチ 企業内の情報をひとまとめに検索できるようにするシステム
部署やチーム内で管理している書類や、人事関連情報、経営情報、社内外のウェブサイトも統合して検索できる
効果
①膨大な管理の手間を省略できる。
②社内データにいつでも簡単にアクセスすることができる。
49 SoR(Systems of Record) 情報システムを目的で分類したときの一つ
記録(record)を目的としたシステム
出題された具体例:
日々の仕訳伝票を入力した上で,データの改ざん,消失を防ぎながら取引データベースを維持・管理することによって,財務報告を行うためのシステム
(応用技術者 令和2年秋午前 問72より)
50 SoE(Systems of Engagement) 情報システムを目的で分類したときの一つ
データの活用を通じて,消費者や顧客企業とのつながりや関係性を深めることを目的としたシステム
出題された具体例:
データの活用を通じて,消費者や顧客企業とのつながりや関係性を深めるためのシステム
(応用技術者 令和2年秋午前 問72より)
51 バックエンド ソフトウェアやシステムの構成要素 注)を示す言葉
利用者が直接触れない機能や処理を担当する要素
注)構成要素:プログラムやモジュール(部品)
52 フロントエンド ソフトウェアやシステムの構成要素注)を示す言葉
利用者への表示や操作の受け付け、外部の別の機器やシステムとの入出力などを担当する要素
注)構成要素:プログラムやモジュール(部品)
19. 業務プロセス  
53 BPMN(Business Process Modeling Notation) ビジネスプロセスモデリング表記法
業務の流れを統一的な表記方法で表現できる。
(プロジェクトマネージャー 平成22年春午前Ⅱ 問15より)

目的
すべてのビジネス関係者が容易に正しく理解できること
54 RPA(Robotic Process Automation) 人間が行っていた定型的な事務作業を,ソフトウェアのロボットに代替させることによって,自動化や効率化を図る手段
(ITパスポート 令和2年秋 問29より)

出題された具体例:
ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアが,インターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する。
(ITパスポート 令和元年秋 問33より)
55 テレワーク ITを活用した,場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
(ITパスポート 令和3年春 問24より)
56 シェアリングエコノミー 利用者と提供者をマッチングさせることによって,個人や企業が所有する自動車,住居,衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり,提供者の空き時間に買い物代行,語学レッスンなどの役務 注)を提供したりするサービスや仕組み
(ITパスポート 令和2年秋 問31より)
注)役務:他人のために行う労働、サービス
20. ソリューションビジネス 
57 PoC(Proof of Concept) 新しい概念やアイディアの実証を目的とした,開発の前段階における検証を表す。
(ITパスポート 令和2年秋 問28より)
21. システム活用促進・評価 
58 デジタルトランスフォーメーション(DX) 定義:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
(DX推進ガイドラインによる定義)
59 テキストマイニング 膨大な量のテキストデータから自然言語解析などの手法を使って、有益な情報を抽出する解析手法
60 データサイエンス 統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して,有意義なデータ引き出すための研究分野
61 データサイエンティスト 統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して,新たなサービスや価値を生み出すためのヒントやアイディアを抽出する人材
(ITパスポート 令和元年秋 問23より)
62 ビックデータ 意思決定に役立つ知見を得ることなどが期待されており,大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報
(ITパスポート 平成31年 春問28より)
活用事例:
多種多様なソーシャルメディアの大量な書込みを分析し,商品の改善を行う。
63 アクセシビリティ ソフトウェアや情報サービス,Webサイトなどを,高齢者や障害者を含む誰もが利用可能であること
(応用技術者 平成27年秋午前 問71より)
24. 調達計画・実施  
64 グリーン調達 品質や価格の要件を満たすだけでなく,環境負荷の小さい製品やサービスを,環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入すること
(基本情報技術者 平成29年秋午前 問64より)

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