最新マネジメント系「プロジェクトマネジメント」の用語集

ITパスポートシラバス6対応最新マネジメント系プロジェクトマネジメントの用語集分野別
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ITパスポート試験 シラバス6対応 マネジメント系 プロジェクトマネジメント についての出題傾向、学習ポイント、重要な用語を説明します。

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出題傾向

出題数

5問程度(マネジメント系20問中)

だいたい、マネジメント系の他の項目と同じです。

出題傾向

安定して、いつも出題されます。

Ver.○.○の表示について
 用語が初めて掲載されたときの、シラバスのバージョンです。
 表示がないのは、Ver.3以前です。

プロジェクトマネジメント

具体的な例が示された問題が多く出題されてるよ。

各用語について、具体例で特徴を理解するといいよ。

プロジェクト

プロジェクトは、新製品開発、システム開発、建設工事、サービス開発など、独自の目的を達成するための、期間が定められている業務です。

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントのプロセス

プロジェクトを立ち上げ計画に基づいてプロジェクトを実行、レビューなどを通じて進捗、コスト、品質及び資源を監視・コントロールし、目標を達成して、終結する流れで行われます。

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクト憲章

プロジェクト憲章は、プロジェクトの目的、条件、内容などを明確にした文書です。

プロジェクト立上げ時に、プロジェクトの活動を総合的に管理及び調整するために定めます。

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

試験に、各マネジメントの活動例がたくさん出題されています。

これまで出題された活動例から、マネジメントの特徴を理解しましょう。

プロジェクト統合マネジメント

シラ外
プロジェクト統合マネジメン卜は、各プロジェクトマネジメン卜の活動の調整を行います。

【活動例】

〇納期の前倒しを決定した場合、スケジュールを短縮するための増員、費用、短縮可能日数などを比較検討する。
(ITパスポート 平成30年秋 問52より)

〇当初の計画にない機能の追加を行う場合、機能追加に対応するために、納期を変更するか要員を追加するかを検討する。
(ITパスポート 令和2年 問40より)

〇システム開発において、結合テスト開始前に、顧客から機能の追加要求があり、スコープの変更を行うことにした。本番稼働日は変更できないとのことなので、応援チームの編成とスケジュールの調整を行い、変更した計画について変更管理委員会の承認を得た。
(ITパスポート 平成25年秋 問45より)

〇システム開発プロジェクトにおいて、利用者から出た要望に対応するために、プログラムを追加で作成することになった。このプログラムを作成するために、先行するプログラムの作成を終えたプログラマを割り当てることにした。そして,結合テストの開始予定日までに全てのプログラムが作成できるようにスケジュールを変更し、新たな計画をプロジェクト内に周知した。
(ITパスポート 令和3年 問42より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトスコープマネジメント

プロジェクトスコープマネジメントは、プロジェクトを実施する範囲を定め、プロジェクトが生み出す製品やサービスなどの成果物と、それらを完成するために必要な作業を定義し管理します。
(ITパスポート 平成28年春 問47より)

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プロジェクトスケジュールマネジメント

シラ外
プロジェクトスケジュールマネジメントは、プロジェクトのスケジュールを作成し、進捗状況や変更要求に応じてスケジュールの調整を行うなどの管理や生産性を向上させるために時間の使い方を管理します。

【活動例】

〇テストを実施するメンバを追加するとき、新規に参加するメンバに担当させる作業を追加して、スケジュールを変更する。
(ITパスポート 令和3年 問39より)

〇当初の計画にない機能の追加を行う場合、機能追加のための所要期間を見積もり、スケジュールを変更する。
(ITパスポート 令和2年 問40より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトコストマネジメント

シラ外
プロジェクトコストマネジメントは、プロジェクトにかかる費用を正しく見積り・予算を設定して、プロジェクトの当初の予算と進捗状況から、費用が予算内に収まるように管理します。

【活動例】

〇新規に参加するメンバの人件費を見積もり、その計画を変更する。
(ITパスポート 令和3年 問39より)

〇プログラムの規模や生産性などを考慮して開発費用を見積もる。
(ITパスポート 平成30年秋 問38より)

〇機能追加に掛かる費用を見積もり、必要な予算を確保する。
(ITパスポート 令和2年秋 問40より)

〇スケジュールを短縮する場合の費用への影響を見積もる。
(ITパスポート 平成30年秋 問52より)

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プロジェクト品質マネジメント

シラ外
プロジェクト品質マネジメントは、プロジェクトのプロセスやプロジェクトの作成物における品質の管理をします。

【活動例】

〇プロジェク卜成果物を事前に定めた手順に従って作成しているかどうかのレビューの実施
(ITパスポート 平成29年秋 問37より)

〇テストで摘出する不良件数の実績値と目標値を比較する。
(ITパスポート 平成30年秋 問38より)

〇成果物の受入れ基準などを遵守するために、必要な作業の手順や達成の度合いを測る尺度を定めて管理する。
(ITパスポート 平成30年春 問50より)

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プロジェクト資源マネジメント

シラ外
プロジェクト資源マネジメントは、プロジェクトの成功のために、人材や物的資源の調達および管理を行い,プロジェクトを遂行できるチームを組織します。

なお,「人的資源マネジメント」から「資源マネジメント」に名称と内容が変わりました。

【活動例】

〇プログラミングのスキルを高めるためのトレーニングを行う。
(ITパスポート 平成30年春 問37より)

〇テストを実施するメンバを追加するとき、新規に参加するメンパに対する、テストツールのトレー二ングをベンダに依頼する。
(ITパスポート 令和3年春 問39より)

〇プロジェク卜成果物を作成するための各メンバの役割と責任の定義する。
(ITパスポート 平成29年秋 問37より)

〇設計書を作成するメンバに必要なスキルを明確にする。
(ITパスポート 平成30年秋 問38より)

〇納期の前倒しを決定した場合,要員の投入時期を見直して要員計画を変更する。
(ITパスポート 平成30年秋 問52より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトコミュニケーションマネジメント

プロジェクトコミュニケーションマネジメントは、ステークホルダー(利害関係者)との適切なコミュニケーションを管理します。

具体的には、プロジェクト情報の生成、収集、配布、保管、検索、最終的な廃棄を行います。

伝達だけでなく、関係者の理解を得るところまで求められます。

【活動例】

〇新規に参加するメンバに対して情報が効率的に伝達されるように、メーリングリストなどを更新する。(ITパスポート 令和3年春 問39より)

どのような報告をいつ,だれに対してどのような方法で行うか,プロジェクトの開始時点で決めておく。
(ITパスポート 平成22年春 問46より)

〇機密性を重視する場合はプロジェクトメンバを限定した会議を開催する、効率性を重視する場合は電子メールの同報機能を利用するなど、コミュニケーションする情報に応じて方法を選択する。
(ITパスポート 平成29年秋 問48より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトリスクマネジメント

プロジェクトリスクマネジメントは、プロジェクトにマイナスの影響を及ぼす潜在的な事象(リスク)を特定し,分析した上で,対応策を策定し,監視とコントロールを行います。

【活動例】

〇リスク対応策の計画などのために、発生する確率と発生したときの影響度に基づいて、リスクに優先順位を付ける。
(ITパスポート 平成31年春 問37より)

〇リスクに対しては発生の予防と,発生による被害を最小限にする対策を行う。
(ITパスポート 平成21年春 問32より)

〇開発用のPCの導入が遅延することになった。しかし,遅延した場合には旧型のPCを代替機として使用するようにあらかじめ計画していたので,開発作業を予定どおりに開始することができた。
(ITパスポート 平成28年秋 問38より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクト調達マネジメント

シラ外
プロジェクト調達マネジメントは、プロジェクトを進めていく中で必要なサービスや製品の調達を管理します。

調達先の選定から、契約、納品の進捗管理・検収まで調達に関わる全ての管理を行います。

【活動例】

〇契約時に、納品するドキュメントや開発中の仕様変更ルールなどを文書で合意する。
(ITパスポート 平成31年春 問40より)

〇テスト用の機器の仕様を複数の購入先候補に提示し、回答内容を評価して適切な購入先を決定する。
(ITパスポート 平成27年秋 問31より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトチームステークホルダです。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトチームの責任者として、プロジェクト実行計画の作成、予算、要員、進捗の管理などを行います。

【活動例】

〇プロジェクトの進捗を把握し、問題が起こらないように適切な処置を施す。
(ITパスポート 平成22年秋 問42より)

〇委託元から開発中のシステムへの機能追加の依頼があった。
(対応)
コストやスケジュールなどへの影響を勘案し、変更菅理の手順に従う。
(ITパスポート 平成31年春 問45より)

〇プログラミングを委託先に請負契約で発注することにした。
(対応)
委託先に定期的な進捗報告を求めるとともに、完成したプログラムの品質を確認する。
(ITパスポート 令和2年秋 問42より)

〇システム開発の結合テスト段階において、開発済の機能に追加や修正が必要となり、データベースの構成も変更することになった。
(対応)
WBSを改定しプロジェクトスケジュールを見直す。  
追加又は変更に要するコストを見積もる。
・データベースの構成変更に伴うリスクを洗い出す。

(ITパスポート 平成23年特別 問50より)

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プロジェクトメンバ

プロジェクトに参加するメンバの適切な配置を検討するために、割り当てる役割と責任を明確にする必要があります。
(ITパスポート 平成29年秋 問38より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

ステークホルダ

ステークホルダは、一言で言うと利害関係者です。

【システム開発における例】

  • システム化による作業効率向上などの思恵を受ける人及び組織
  • 費用を負担するプロジェクトスポンサ
  • プロジェクトマネージャ
  • プロジェクトチームのメンバ

(ITパスポート 平成28年春 問54より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントの手法です。

WBS

WBS(Work Breakdown Structure)

WBSは、成果物とそれを作成するための作業を明確にするために、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)して整理したものです。

WBSの例
WBSの例(基本情報 平成26年春午前 問52より)
マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

アローダイアグラム

アローダイアグラムは、作業の関連をネットワークで表した図です。
(ITパスポート 令和元年秋 問42より)

ITパスポート過去問題令和4年度問43
アローダイアグラムの例(ITパスポート 令和4年 問43より)
マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

ガントチャート

ガントチャート、時間を横軸にしタスクを縦軸に取って所要期間に比例した長さで表した工程管理図です。
(ITパスポート 平成21年春 問50より)

進捗が進んでいたり遅れていたりする状況を視覚的に確認できるので、プロジェクトマネジメントに有効です。
(ITパスポート 平成24年春 問31より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

リスクの対応策です。

具体例から、リスク対応を理解しましょう。

リスクの対応策

プロジェクトにマイナスの影響を与えるリスクに対して、回避低減受容転嫁の4つの対応策があります。

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

回避

リスク回避は、リスクを発生させる要因を取り除いてしまうことです。

損失が受け入れられるレベルではない場合は、プロジェクトからの撤退等が考えられます。

【具体例】
〇個人情報を取り扱うシステムの開発プロジェクトにおける個人情報漏えいに関するリスク対応
→個人情報漏えいの影響は大きいので,実際の個人情報を預からずに架空の情報で代替して作業する。
(ITパスポート 平成29年秋 問42より)

〇システム開発プロジェクトにおけるテスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスク対応
→テスト工程用のPCがなくてもテストを行える方法を準備する。
(ITパスポート 令和2年秋 問54より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

軽減

リスク低減(軽減)は、リスクが受け入れられると判断される場合は、不都合な結果が生じないようにその発生可能性または影響度、あるいはその両方を低減する行動をとります。

【具体例】
〇個人情報を取り扱うシステムの開発プロジェクトにおける個人情報漏えいに関するリスク対応
→個人情報の持出しが発生しないように,プロジェクトルームから許可無く物を持ち出すことを禁止する。
(ITパスポート 平成29年秋 問42より)

〇システム開発プロジェクトにおけるテスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスク
→全体のスケジュール遅延を防止するために,テスト要員を増員する。
(ITパスポート 令和2年秋 問54より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

受容

リスク受容(保有)は、組織自身が受け入れることです。

リスクが受入可能なレベルになるまで、費用対効果を考えながらマネジメントします。

【具体例】
〇個人情報を取り扱うシステムの開発プロジェクトにおける個人情報漏えいに関するリスク対応
→独立したプロジェクトルームで作業する開発環境なので、個人情報漏えいの発生確率は低いと考え、万が一のリスク発生時に備えて予備費を確保しておく。
(ITパスポート 平成29年秋 問42より)

〇システム開発プロジェクトにおけるテスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスク
→テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように、プロジェクトに予備の期間を設ける。
(ITパスポート 令和2年秋 問54より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

転嫁

リスク転嫁(移転)は、プロジェクトの活動を専門業者へアウトソースしたり、保険をかけたりして、リスクの一部を他社へ転嫁(移転)することです。

【具体例】
〇個人情報を取り扱うシステムの開発プロジェクトにおける個人情報漏えいに関するリスク対応
→個人情報漏えいによって賠償金を請求された場合に備えて,損害の全額を補償対象とする保険に加入する。
(ITパスポート 平成29年秋 問42より)

〇システム開発プロジェクトにおけるテスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスク
→テスト工程の遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する契約を業者と結ぶ。
(ITパスポート 令和2年秋 問54より)

マネジメント系プロジェクトマネジメント27.プロジェクトマネジメント

まとめ

これまで、マネジメント系「プロジェクトマネジメント」について、出題傾向、学習ポイント、最新の重要な用語について解説しました。

まとめ

【出題傾向】

 5問程度程度(マネジメント系20問中)
 大体,マネジメント系の他の項目と同じです。

【学習ポイント】

  • プロジェクトマネジメント
    →各用語について、具体例で特徴を理解しましょう。

【重要用語】

 新しい用語はありません。
 用語についての具体例を理解したら、問題演習に取り組みましょう。 

以上、マネジメント系「プロジェクトマネジメント」の重要な用語について説明しました。

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