令和3年 問10
技術ロードマップの説明として、適切なものはどれか。
正解の理由(令和3年 問10)
技術ロードマップは、事業戦略に基づいた技術開発戦略などを示すものです。
(ITパスポート 平成23年特別 問12より)
横軸に時間、縦軸に市場、商品、技術などを示し、研究開発への取組みによる要素技術や求められる機能などの進展の道筋を、時間軸上に表します。
(ITパスポート 平成28年秋 問24より)
エ 「実現が期待されている技術を時間軸とともに示したもの」とあるので、技術ロードマップの説明です。
よって、正解は エ です。
令和3年 問31
APIエコノミーに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和3年 問31)
APIエコノミーは、様々な企業のシステム間を連携させる公開されたインタフェースを通じて、データやソフトウェアを相互利用し、それらの企業との協業を促進しながら新しいサービスを創出することなどで、ビジネスを拡大していく仕組みです。
企業などのウェブページで、所在地を地図上に示す際に利用される「Google Maps API」などがあります。
API(Application Programing Interface)とは、あるソフトウェアから別のソフトウェアの「機能」を呼び出す仕組みです。
ア 「インターネットを通じて、様々な事業者が提供するサービスを連携させて、より付加価値の高いサービスを提供する仕組み」とあるので、APIエコノミーの記述です。
よって、正解は ア です。
不正解の理由(令和3年 問31)
イ 「著作権者がインターネットなどを通じて、ソフトウェアのソースコードを無料公開する仕組み」とあるので、OSSの記述です。
OSS(Open Source Software)は、ソフトウェアのソースコードがインターネット等を通じて無償で公開され、誰でも改良、再配布できるソフトウェアです
ウ 「定型的な事務作業などを、ソフトウェアロボットを活用して効率化する仕組み」とあるので、RPAの記述です。
RPA (Robotic Process Automation)は、人間が行っていた定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る手段です。
(ITパスポート 令和2年 問29より)
エ 「複数のシステムで取引履歴を分散管理する仕組み」とあるので、ブロックチェーンの記述です。
ブロックチェーンは、複数の取引記録をまとめたデータを順次作成するときに、そのデータに直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって、データを相互に関連付け、取引記録を矛盾なく改ざんすることを困難にすることで、データの信頼性を高める技術です。
(ITパスポート 令和元年 問59より)
ブロックチェーンは、暗号資産を支える重要な技術です。
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