過去問題演習をすると、「問題を解くコツ(試験問題への対応力)」をつかむことができます。
「コツ」がわかると、試験で解ける問題が広がります。
この記事では、過去問題演習で、早く「試験問題を解くコツ」をつかむための方法を説明します。
過去問題演習には、4つのポイントがあります。

ITパスポート試験では、過去に公開(出題)された問題が、加工(例えば,事例を追加あるいは削除するなど)されて再度出題されます。
その問題の加工には、パターンがあります。
多くの場合、過去問題をたくさん解いているうちに、自然に、この加工パターンに気がつき、「試験問題を解くコツ」が身に付きます。
でも、次の4つのことを心がけて問題演習を行うことで、「試験問題を解くコツ(試験問題への対応力」を早くつかむことができるでしょう。
①問題から、「事例」、「説明」を読みとって覚えます。
②問題から、「用語」を読み取り、用語をそれぞれ理解します。
③問題から、「用語」とその「説明」を読み取って覚えます。
④過去問題が少ない用語について、他試験区分の過去問題で演習します。
過去問題演習のポイント
①問題から、「事例」、「説明」を読みとって覚えます。
次のような問題で演習するときに行います。
出題例:事例を追加あるいは削除する出題パターン

二つの問題を比べると、多少の表現が異なりますが、オレンジ部分が同じことを言っています。
令和3年の問題では、事例がなくなっています。
このような出題パターンがあるので、演習の時には、問題文を事例の部分、説明の部分と、分解・整理して読み解きましょう。
過去問題演習でこのような練習をしておくと、試験の問題を読み解くときに柔軟に対応できます。
問題を、事例の部分、説明の部分と、分解して読み解きます
”事例”と”説明”の変更に、柔軟に対応できるようになります。
②問題から、「用語」を読み取り、用語をそれぞれ理解します。
次のような問題で演習するときに行います。
出題例:選択肢の文を言い換える出題パターン

二つの問題を比べると、同じ色の文字どおし、同じ意味のことを言っています。
選択肢の文が言い換えられて、改めて試験に出されています。
このような出題パターンがあるので、問題文を読むときは、問題文を分解して読み解き、語彙を増やすようにしましょう。
問われている用語だけでなく、選択肢に出てくるわからない用語についても調べることも大切です。
ITパスポート試験は、日本語や英語の語彙をどれだけ知っているかが大きく影響します。
問題文を分解して理解し語彙を増やすことで、試験問題を読み解くときに言い換えに柔軟に対応できるようになります。
問題を分解して読み解き、わかる用語を増やします。
正解でない選択肢も確認します。
用語の言い換えに、柔軟に対応できるようになります。
③問題から、「用語」とその「説明」を読み取って覚えます。
次のような問題で演習する時に行います。
出題例:用語と説明を入れ替えるパターン

二つの問題を比べると、問題文と選択肢が入れ替わっています。
当然ですが、用語の説明は、問題が変わってもほとんど同じです。
問題文にある用語の説明は、参考書の説明を覚えるより役に立ちます。
このようなパターンがあるので、問題文にある解説を覚えましょう。
解説は、他の用語の問題の(正解でない)選択肢にも使われます。
誤りの選択肢がわかると、消去法で正解を導くこともできます。
過去問題の用語の解説を覚えることで、他の用語の問題に対応できるようになります。
問題にある用語の説明を覚えます。
他の用語の問題も解けるようになります。
④過去問題が少ない用語について、他試験区分の過去問題で演習します。
出題例:他試験区分の過去問題からの出題パターン

二つの問題は、同じ内容の問題です。
ITパスポート試験の問題に、情報セキュリティマネジメント試験の問題に似たものがでています。
このようなパターンがあるので、過去問題が少ない用語については、他試験区分の過去問題で演習しましょう。
ITパスポート試験の問題でなくても、「試験問題解くコツ(試験問題への対応力)」をつかむことができます。
過去問題が少ない用語について、他試験区分の過去問題で演習します。
過去問題が少ない用語について、”試験問題解くコツ(試験問題への対応力)をつかむことができます。
下の記事に他試験区分の過去問題を集めました。ご利用ください。
以上、過去問題演習で、問題を解くコツをつかむための方法を説明しました。
早く「問題を解くコツ」をつかみましょう。
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