どんな新しい用語があって、どんな点を暗記するとよいのか、他の用語との関係を知ってから勉強すると効果が高まります。
現在行われている試験の範囲は、シラバス6.2です。
しかし、6.2には6.1(6.0)の内容が含まれ、また、6.2に切り替わってから間もないので、6.1(6.0)の新出用語について確認することも重要です。
シラバス6.1(6.0)の新出用語と勉強するときのポイントも押さえましょう。
シラバス6.1(6.0 )ストラテジ系の新しい用語
ストラテジ系では、41語の新しい用語が増えました。
中分類 | 新しい用語数 |
---|---|
企業活動 | 29 |
法務 | 4 |
経営戦略マネジメント | 0 |
技術戦略マネジメント | 0 |
ビジネスインダストリ | 8 |
システム戦略 | 0 |
システム企画 | 0 |
合計 | 41 |
ストラテジ系の学習ポイント
優先順位をつけて対策するのが効率的
ストラテジ系で新しい用語が増えたのは、企業活動(業務分析・データ利活用)、法務、ビジネスインダストリ(ビジネスシステム)です。
それぞれ、内容が独立しているので、どの順番で学習しても問題ありません。
優先順位をつけて個々に対策するのが効率的です。
優先順位1位 企業活動
新しい用語が29語あります。
そのうち、23語が「業務分析・データ利活用」の用語です。
過去問題では新しい知識を増やすことが難しいので、一つ一つの用語の意味を確認することが必要です。
よく出る分野(平均出題数5問程度)なので,早めに学習にとりかかりましょう。
01経営・組織論
・在宅勤務
・モバイルワーク
・サテライトオフィス勤務
・勤務経営上の留意点(労務管理の困難さなど)
多様な働き方に関する話題の用語です。
テレワークの分類なので、違い確認しておきましょう。
また、留意点も大切です。
第4次産業革命、Society5.0、データ駆動型社会、デジタルトランスフォーメーション(DX)などと関連が深い用語です。
一緒に意味を確認しておきましょう。
02業務分析・データ利活用
・アンケート
・インタビュー(構造化)
・インタビュー(半構造化)
・インタビュー(非構造化)
・フィールドワーク
業務内容を把握するための、情報収集の方法です。
それぞれの手段の違いを覚えましょう。
・系統図
業務分析手法の用語です。
他にも、パレート図、特性要因図、管理図、PERT(アローダイアグラム)などがあります。
用語集にそれぞれ図を掲載したので、違いを確認しましょう。
回帰分析に使います。
相関と一緒に問題に出ることが考えられるので、違いを確認しておきましょう。
データの可視化の手法です。
他にも、散布図、マトリックス図、箱ひげ図、ヒートマップ、レーダチャート、ヒストグラムなどがあります。
どんなことを示したいときに使うのか、それぞれ確認しましょう。
ロジックツリーは、ある物事や問題を要素ごとに分解して捉えることが出来ます。
コンセプトマップは、概念と概念の関係を示す図で、発想を広げるのに有効です。
目的・用途の違いを理解しましょう。
地理情報システム(GIS:Geographic Information System)に利用されます。
「〇〇ファイル」のような用語は、共有ファイル、プロファイル、文書ファイル、音声ファイル、マルウェア定義ファイルなどたくさんあります。
違いを確認しておきましょう。
これら2語とテキストマイニングは、関連が深い用語です。
一緒に意味を理解しましょう
「○○データ」のような用語が,ITパスポートにたくさん出題されます。
具体例を知ると、問題が解きやすくなります。
用語集にGISデータの具体例を掲載したので、確認しておきましょう。
関係の深い用語として、時系列データがあります。
クロスセクションデータの長所を確認しておきましょう。
関係するので一緒に覚えましょう。
例を含めて、確定モデルと確率モデルの違いを理解しましょう。
問題を解決するための基本的な手法です。
他にも、ブレーンストーミング、親和図法があります。
違いを確認しておきましょう。
優先順位2位 ビジネスインダストリ
新しい用語は8語です。
「住民基本台帳ネットワークシステム」「マイナンバーカード」などの用語です。
日々の生活の中で、よく耳にする用語なので、比較的学習しやすいでしょう。
14ビジネスシステム
・ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)
・セルフレジ
ビジネス分野におけるシステムです。
どんなものか確認しておきましょう。
・住民基本台帳ネットワークシステム
・マイナンバーカード
・緊急速報
・J アラート(全国瞬時警報システム)
行政分野におけるシステムです。
どんなものか確認しておきましょう。
AI 利活用の指針です。
この分野の用語として、人間中心のAI 社会原則、信頼できるAI のための倫理ガイドラインもあります。
区別できるように確認しておきましょう。
17IoT システム・組込みシステム
IoT を利用したシステムの一つです。
具体的に、どんなシステムなのか確認しましょう。
優先順位3位 法務
新しい用語は、4語です。
「限定提供データ」など、これまでシラバスにあった用語と関連の深い用語です。
用語を単独で暗記する学習よりも、他の関連する用語との関連(違い)に重点を置いた学習が必要です。
04知的財産権
具体的に、どんなデータが対象なのか確認しておきましょう。
05セキュリティ関連法規
具体的に、どんなデータが対象なのか確認しておきましょう。
08標準化関連
・ISO 26000(社会的責任に関する手引)
・JIS Q 38500(IT ガバナンス)
規格です
他にも、ISO 9000、ISO 14000などがあります。
他の規格についても、何の規格なのか一緒に確認しておきましょう。
ここまで、シラバス6.1(6.0)の新出用語と学習するときのポイントを説明しました。
さっそく、用語集を見てみましょう。
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