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技術戦略マネジメント-令和5年

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令和5年 問1

新しいビジネスモデルや製品を開発する際に、仮説に基づいて実用に向けた最小限のサービスや製品を作り、短期に顧客価値の検証を繰り返すことによって、新規事業などを成功させる可能性を高める手法を示す用語はどれか。

ア カニバリゼーション
イ 業務モデリング
ウ デジタルトランスフォーメーション
エ リーンスタートアップ
 

正解の理由

リーンスタートアップは、ムダがなく効率的に、起業や新規事業などの立ち上げる考え方です。 「仮説構築」、「計測」、「学習」、「再構築」のサイクルをできるだけ早く回すのが特徴です。

問題文に「仮説に基づいて実用に向けた最小限のサービスや製品を作り、短期に顧客価値の検証を繰り返すことによって、新規事業 などを成功させる可能性を高める手法」とあるので、リーンスタートアップが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 カニバリゼーションは、自社の既存商品がシェアを占めている市場に、自社の新商品を導入することで、既存商品のシェアを奪ってしまう現象です。

 業務モデリングは、業務をシステム化する際に、業務の流れや構造などを抽象化して図で表し、全体像をわかりやすくすることです。

 デジタルトランスフォーメーションは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することです。 (DX推進ガイドラインによる定義)

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 令和5年 問2

令和5年 問31

様々な企業のシステム間を連携させる公開されたインタフェースを通じて、データやソフトウェアを相互利用し、それらの企業との協業を促進しながら新しいサービスを創出することなどで、ビジネスを拡大していく仕組みを表す用語として、最も適切なものはどれか。

ア APIエコノミー
イ アウトソーシング
ウ シェアリングエコノミー
エ プロセスイノベーション
 

正解の理由

APIエコノミーは、インターネットを通じて、様々な事業者が提供するサービスを連携させて、より付加価値の高いサービスを提供する仕組みです。

注)API(Application Programing Interface)とは、あるソフトウェアから別のソフトウェアの“機能”を呼び出す仕組みです。

問題に「データやソフトウェアを相互利用し、それらの企業との協業を促進しながら新しいサービスを創出することなどで、ビジネスを拡大していく仕組みを表す用語」とあるので、APIエコノミーが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 アウトソーシングは、社内の業務の一部を外部の企業に委託することを指します。 人件費等の経費節減、人、スペースなどの資源の有効活用などが期待されます。

 シェアリングエコノミーは、利用者と提供者をマッチングさせることによって、個人や企業が所有する自動車、住居、衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務 注)を提供したりするサービスや仕組みです。
(ITパスポート 令和2年 問31より)

 プロセス(工程)イノベーションは、自社における生産活動・配送方法・それらを支援する活動(プロセス)について、新しいもの又は既存のものを大幅に改善したものを導入することです。
(平成30年版情報通信白書より)

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