ビジネスインダストリー令和2年

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令和2年 問4

コンビニエンスストアを全国にチェーン展開するA社では、過去10年間にわたる各店舗の詳細な販売データが本部に蓄積されている。これらの販売データと、過去10年間の気象データ、及び各店舗近隣のイベント情報との関係を分析して、気象条件、イベント情報と商品の販売量との関連性を把握し、1週間先までの天気予報とイベント情報から店舗ごとの販売予想をより高い精度で行うシステムを構築したい。このとき活用する技術として、最も適切なものはどれか。

ア loTを用いたセンサなどからの自動データ収集技術
イ 仮想空間で現実のような体験を感じることができる仮想現実技術
ウ ディープラーニングなどのAI技術
エ 表計算ソフトを用いて統計分析などを行う技術
 

解説(令和2年 問4)

”販売予想をより高い精度で行う”とあるので、AI技術を使います。

よって、正解は  です。

令和2年 問5

製造業における標準化の事例として、最も適切なものはどれか。

ア 作業負荷の均衡を図り、かつ、前工程から引き取る部品の種類と量を平準化した。
イ 生産活動を合理化するために、製造に必要な部品や手順を統ーした。
ウ 生産管理プログラムの実行速度を向上させるために、最適なアルゴリズムを選択した。
エ 製品の種類の削減や作業内容の見直しを通じて、生産計画、生産工程、作業方法を簡素化した。
 

解説(令和2年 問5)

標準化は、”標準”を定め、標準に従って業務を行うことで、誰でも一定の水準の業務をできるようにすることです。作業時間やコストの無駄をなくす目的で行います。

ア ”平準化”は、かたよりをなくすことです。

イ ”製造に必要な部品や手順を統ー”は、標準化と同じ意味です。

ウ “最適なアルゴリズムを選択”は、標準に従って業務を行うことにはなりません。

エ ”簡素化”は、簡単にすることです。

よって、正解は  です。

令和2年 問8

電力会社において、人による検針の代わりに、インターネットに接続された電力メータと通信することで、各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように、様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。

ア EDI
イ IoT
ウ ISP
エ RFID
 

解説(令和2年 問8)

ア EDI(Electronic Data Interchange)は、企業間で商取引の情報の書式や通信手順を統一し、電子的に情報交換を行う仕組みです。
(ITパスポート 令和2年秋 問27より)

イ IoT(Internet of Things)は、センサを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり、それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組みです。
(ITパスポート 令和元年秋 問13より)

ウ ISP(Internet Services Provider)は、インターネットに接続する通信ネットワークを提供する事業者です。
(ITパスポート 平成30年春 問31より)

エ RFID(Radio Frequency Identification)は、無線通信でデータを読み込んだり書き換えたりすることができるシステムです。

よって、 正解は  です。

令和2年 問10

IoTに関する事例として、最も適切なものはどれか。

ア インターネット上に自分のプロファイルを公開し、コミュ二ケーションの輸を広げる。
イ インターネット上の店舗や通信販売のWebサイトにおいて、ある商品を検索すると、類似商品の広告が表示される。
ウ 学校などにおける授業や講義をあらかじめ録画し、インターネットで配信する。
エ 発電設備の運転状況をインターネット経由で遠隔監視し、発電設備の性能管理、不具合の予兆検知及び補修対応に役立てる。
 

解説(令和2年 問10)

ア ”インターネット上に(中略)コミュ二ケーションの輸を広げる。”とあるので、SNSの事例です。

イ ”ある商品を検索すると、類似商品の広告が表示される。”とあるので、ターゲティング広告の事例です。

ウ ”学校などにおける授業や講義を(中略)インターネットで配信する。”とあるので、オンライン授業の事例です。

エ ”運転状況をインターネット経由で遠隔監視”とあるので、IoTの事例です。

よって、正解は  です。

令和2年 問14

ウェアラブルデバイスを用いている事例として、最も適切なものはどれか。

ア PCやタブレット端末を利用して、ネットワーク経由で医師の診療を受ける。
イ スマートウォッチで血圧や体温などの測定データを取得し、異常を早期に検知する。
ウ 複数の病院のカルテを電子化したデータをクラウドサーバで管理し、データの共有を行う。
エ ベッドに人感センサを設置し、一定期間センサに反応がない場合に通知を行う。
 

解説(令和2年 問14)

ア ”ネットワーク経由で医師の診療を受ける”とあるので、遠隔診療の事例です。

イ ”スマートウォッチ”とあるので、ウェアラブルデバイスの事例です。

ウ ”複数の病院のカルテを電子化したデータをクラウドサーバで管理”とあるので、クラウド型電子カルテの事例です。

エ ”人感センサを設置し、一定期間センサに反応がない場合に通知を行う。”とあるので、IoTによる見守り支援機器の事例です。

よって、正解は  です。

令和2年 問19

ディープラー二ングを構成する技術の一つであり、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものはどれか。

ア コンテンツデリバリネットワーク
イ ストレージエリアネットワーク
ウ ニューラルネットワーク
エ ユビキタスネットワーク
 

解説(令和2年 問19)

ア コンテンツデリバリネットワークは、動画や音声などの大容量のデータを利用する際に,インターネット回線の負荷を軽減するようにサーバを分散配置したネットワークです。
(応用情報 平成29年春午前 問12より)

イ ストレージエリアネットワーク:
 コンピュータとストレージ(外部記憶装置)を結ぶネットワークです。

ウ ニューラルネットワーク:
人間の脳内にある神経回路を数学的なモデル“ときたら、ニューラルネットワークです。

“人間の脳内にある神経回路を数学的なモデル”という言葉は、問題でよく見るね。

エ ユビキタスネットワークは、いつでも、どこでも、何でも、誰でもアクセスが可能なネットワーク環境です。

よって、正解は  です。

令和2年 問22

AIの活用領域には音声認識、画像認識、自然言語処理などがある。音声認識と自然言語処理の両方が利用されているシステムの事例として、最も適切なものはどれか。

ア ドアをノックする音を検知して、カメラの前に立っている人の顔を認識し、ドアのロックを解除する。
イ 人から話しかけられた天気や交通情報などの質問を解釈して、ふさわしい内容を回答する。
ウ 野外コンサートに来場する人の姿や話し声を検知して、会場の入り口を通過する人数を記録する。
エ 洋書に記載されている英文をカメラで読み取り、要約された日本文として編集する。
 

解説(令和2年 問22)

自然言語処理は、人間が日々使っている言葉から、意味をコンピュータで解析する技術です。

ア 音声認識と画像認識の事例です。

イ ”人から話しかけられた”とあるので、音声認識を使っています。また、”質問を解釈して”とあるので、自然言語処理を使っています。

ウ 画像認識、音声認識の事例です。

エ 画像認識、自然言語処理の事例です。

よって、正解は  です。

令和2年 問24

CADの導入効果として、適切なものはどれか。

ア 資材の所要量を把握して最適な発注ができる。
イ 生産工程の自動化と作業の無人化ができる。
ウ 生産に関連する一連のプロセスを統合的に管理できる。
エ 設計データを再利用して作業を効率化しやすくする。
 

解説(令和2年 問24)

ア ”資材の(中略)最適な発注とあるので、MRPの説明です。

MRPの説明(ストラテジ系ビジネスインダストリ15.エンジニアリングシステム)

イ ”生産工程の自動化と作業の無人化”とあるので、FAの説明です。

ウ ”生産(中略)を統合的に管理”とあるので、生産管理システムの説明です。

エ ”設計データを再利用して作業を効率化”とあるので、CADの説明です。

CADの説明(ストラテジ系ビジネスインダストリ15.エンジニアリングシステム)

よって、正解は  です。

令和2年 問27

企業間で商取引の情報の書式や通信手順を統一し、電子的に情報交換を行う仕組みはどれか。

ア EDI
イ EIP
ウ ERP
エ ETC
 

解説(令和2年 問27)

ア ”企業間で商取引の情報の書式や通信手順を統一し、電子的に情報交換を行う仕組み”は、EDI(Electronic Data Interchange)です。

イ EIP(Enterprise Information Portal)は、会社内のデータベースや業務に必要なアプリケーションを利用できるシステムです。

ウ ERP(Enterprise Resources Planning)は、購買、生産、販売、経理、人事などの企業の基幹業務の全体を把握し、関連情報を一元的に管理することによって、企業全体の経営資源の最適化と経営効率の向上を図るためのシステムです。
(ITパスポート 平成31年秋 問3より)

エ ETC(Electronic Toll Collection System)は、高速道路の料金収受システムです。

よって、正解は  です。

令和2年 問32

ある会社のECサイトでは、利用者からのチャットでの多様な問合せについて、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウエアによる自動対応に変更した。このとき,利用者の過去のチヤツ卜の内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測できる仕組みに変更するために使われた技術として、最も適切なものはどれか。

ア AI
イ AR
ウ CRM
エ ERP
 

解説(令和2年 問32)

EC

ア AIは、”利用者の過去のチヤツ卜の内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測”できます。

イ AR(Augmented Reality:拡張現実)は、実際に目の前にある現実の映像の一部にコンピュータを使って仮想の情報を付加することによって、拡張された現実の環境が体感できる技術です。

ウ CRM(Customer Relationship Management)は、顧客との関係を管理するシステムです。

エ ERP(Enterprise Resources Planning)は、各業務の情報を管理・結び付けて効率化するシステムです。

ERPの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント12.経営管理システム)

よって、正解は  です。

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