令和2年 問57
次に示す項目を使って関係データベースで管理する“社員”表を設計する。他の項目から導出できる、冗長な項目はどれか。
正解の理由(令和2年 問57)
冗長には、「重複している」「無駄な」「余分な」という意味があります。
「生年月日」とコンピュータの持っている現在の日付から、「現在の満年齢」を計算で求めることができるので、「社員」表の項目から「現在の満年齢」を省くことが出来ます。
よって、正解は イ です。
令和2年 問64
データ処理に関する記述a~ cのうち、DBMSを導入することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。
a 同じデータに対して複数のプログラムから同時にアクセスしても、一貫性が保たれる。
b 各トランザクションの優先度に応じて、処理する順番をDBMSが決めるので、リアルタイム処理の応答時間が短くなる。
c 仮想記憶のページ管理の効率が良くなるので、データ量にかかわらずデータへのアクセス時間が一定になる。
正解の理由(令和2年 問64)
DBMS(データベース管理システム)は、データを構造的に蓄積し、それらの一貫性を保ち、効率的に取り出すための機能を備えたものです。
(ITパスポート シラバス Ver6.0より)
a 「同じデータに対して複数のプログラムから同時にアクセスしても、一貫性が保たれる。」は、DBMSを導入効果として適切です。
b OSが「(各トランザクションの)処理する順番を決める」ので、DBMSを導入効果として不適切です。
トランザクションは、お互いに関係のある処理をひとまとまりの処理にまとめたものです。
c OSが「仮想記憶のページ管理」を行なうので、DBMSを導入効果として不適切です。
仮想記憶は、 プログラムやデータを補助記憶装置に格納し、必要に応じて主記憶に読み込むので、主記憶の見かけの容量を拡大できます。
(応用情報 平成25年春午前 問19)
ページ管理は、仮想記憶において、記憶領域をページ(一定の大きさの領域)に分割し管理することを指します。
よって、DBMSの導入効果として適切なのは a だけなので、正解は ア です。
令和2年 問72
2台のPCから一つのファイルを並行して更新した。ファイル中のデータnに対する処理が① ~④の順に行われたとき、データnは最後にどの値になるか。ここで、データnの初期値は10であった。
正解の理由(令和2年 問72)
処理の順番(①~④)に従って、データnの変化を追うと、下図のようになります。
よって、正解は エ です。
令和2年 問73
関係データベースにおいて、表Aと表Bの積集合演算を実行した結果はどれか。
正解の理由(令和2年 問73)
積は、二つの表の両方にある行を取り出して、一つの表にします。
よって、正解は エ です。
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