システム構成要素-令和2年

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令和2年 問61

サーバの性能向上策に関する次の記述中のa、 bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 あるシステムで、処理件数の増加に伴い、 サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として、サーバの台数を増やして並行処理させて 対応することを( a )という。サーバ自体を高性能のものに交換したり、 CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを( b )という。

ア a スケールアウト  b スケールアップ
イ a スケールアップ  b スケールアウト
ウ a スケールアップ  b ダウンサイジング
エ a ダウンサイジング  b スケールアップ
 

–正解の理由–

スケールアウトは、既存のシステムにサーバを追加導入することによって,システム全体の処理能力を向上させることです。
(基本情報 平成30年春午前 問15より)

スケールアップは、高い処理能力のCPUへの交換やメモリの追加などによって,システムとしての処理能力を向上させることです。
(応用情報 令和3年秋午前 問12より)

”サーバの台数を増やして並行処理させて対応する”とあるので、a にはスケールアウトが入ります。

”サーバ自体を高性能のものに交換したり、 CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応する。”とあるので、b には、スケールアップが入ります。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ダウンサイジングは、小型化のことです。

令和2年 問63

記述a~dのうち、クライアントサーバシステムの応答時間を短縮するための施策として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a クライアントとサーバ聞の回線を高速化し、データの送受信時間を短くする。
b クライアントの台数を増やして、クライアン卜の利用待ち時間を短くする。
c クライアントの入力画面で、利用者がデータを入力する時間を短くする。
d サーバを高性能化して、サーバの処理時聞を短くする。

ア a、 b、 c
イ a、 d
ウ b、 c
エ c、 d
 

–正解の理由–

レスポンスタイムは、システム等にリクエスト(要求)を送信してから最初の応答(結果)が返ってくるまでの時間です。

a ~d が示している処理時間を、クライアントサーバシステムの処理の流れにあてはめると、下図のようになります。

ITパスポート 令和2年 問63 解説の 図

レスポンスタイムの範囲にあるのは、a です。

a クライアントとサーバ聞の回線を高速化し、データの送受信時間を短くする。

d サーバを高性能化して、サーバの処理時聞を短くする。

よって、正解は  です。

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