令和元年 問64
データベース管理システムにおける排他制御の目的として、適切なものはどれか。
正解の理由(令和元年 問64)
データベース管理システムは、データを構造的に蓄積し、それらの一貫性を保ち、効率的に取り出すための機能を備えたものです。
(ITパスポート シラバス Ver6.0より)
排他制御とは、複数のプログラムが同一のデータを同時にアクセスするときに、データの不整合が生じないように、そのデータへのアクセスを一時的に制限することです。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和元年 問64)
ア 「誤ってデータを修正したり、データを故意に改ざんされたりしないようにする。」は、読み取り専用モードの目的です。
イ 「データとプログラムを相互に独立させることによって、システムの維持管理を容易にする。」は、データベースの目的です。
ウ 「データの機密のレベルに応じて、特定の人しかアクセスできないようにする。」は、アクセス制御の目的です。
令和元年 問66
関係データベースにおいて、主キーを設定する理由はどれか。
正解の理由(令和元年 問66)
関係データベース(リレーショナルデータベース)は、データを2次元の表によって表現し、データの一貫性を保ち、効率的に取り出すための機能を備えたものです。
主キーは、データベースの1つの行(レコード)を重複なく識別するための項目です。
エ 「表中のレコードを一意に識別できるようになる。」とあるので、主キーを設定する目的です。
よって、正解は エ です。
令和元年 問87
売上伝票のデータを関係データベースの表で管理することを考える。売上伝票の表を設計するときに、表を構成するフィールドの関連性を分析し、データの重複及び不整合が発生しないように、複数の表に分ける作業はどれか。
正解の理由(令和元年 問87)
正規化は、データの追加・更新・削除に伴うデータの不整合や喪失が起きるのを防ぎ、保守の効率化するために行います。
問題に「データの重複及び不整合が発生しないように」とあるので、正規化が適切です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和元年 問87)
ア 結合は、複数の表を一つの表にすることです。
(ITパスポート 平成30年春 問65より)
イ 射影は、指定したフィールド(列)を抽出することです。
(ITパスポート 平成30年春 問65より)
エ 排他制御とは、複数のプログラムが同一のデータを同時にアクセスするときに、データの不整合が生じないように、そのデータへのアクセスを一時的に制限することです。
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