令和6年 問3
未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す用語として、最も適切なものはどれか。
ア PoC(Proof of Concept)
イ PoV(Proof of Value)
ウ バックキャスティング
エ フォアキャスティング
正解の理由(令和6年 問3)
バックキャスティングは、未来を考える際に、目標となるありたい姿を考え、そこから逆算して、中期的、短期的に実行することを決める方法です。
問題に「未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す」とあるので、バックキャスティングが適切です。
よって、正解は ウ です。
令和6年 問5
ベンチャーキャピタルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 新しい技術の獲得や、規模の経済性の追求などを目的に、他の企業と共同出資会社を設立する手法
イ 株式売却による利益獲得などを目的に、新しい製品やサービスを武器に市場に参入しようとする企業に対して出資などを行う企業
ウ 新サービスや技術革新などの創出を目的に、国や学術機関、他の企業など外部の組織と共創関係を結び、積極的に技術や資源を交換し、自社に取り込む手法
エ 特定された課題の解決を目的に、一定の期間を定めて企業内に立ち上げられ、構成員を関連部門から招集し、目的が達成された時点で解散する組織
正解の理由(令和6年 問5)
VC( Venture Capital : ベンチャーキャピタル)は、未上場のベンチャー企業に出資して株式を取得し、将来、その企業が株式を公開(上場)した際に株式を売却し、大きな値上がり益を目指す投資会社や投資ファンドです。
イ 「株式売却による利益獲得などを目的に、新しい製品やサービスを武器に市場に参入しようとする企業に対して出資などを行う企業」とあるので、ベンチャーキャピタルに関する記述として適切です
よって、正解は イ です。
令和6年 問17
技術開発戦略において作成されるロードマップを説明しているものはどれか。
ア 技術の競争力レベルと技術のライフサイクルを2軸としたマトリックス上に、自社の技術や新しい技術をプロットする。
イ 研究開発への投資とその成果を2軸とした座標上に、技術の成長過程をグラフ化し、旧技術から新技術への転換状況を表す。
ウ 市場面からの有望度と技術面からの有望度を2軸としたマトリックス上に、技術開発プロジェクトをプロットする。
エ 横軸に時間、縦軸に市場、商品、技術などを示し、研究開発成果の商品化、事業化の方向性をそれらの要素間の関係で表す。
正解の理由(令和6年 問17)
ロードマップは、目標への道筋です。 目標を定め、目標達成まで、どんなことを、どのように実現していくかを時系列に図を用いて表したものです。
エ 「横軸に時間」「縦軸に市場、商品、技術などを示し」、「研究開発成果の商品化、事業化の方向性を」「表す」とあるので、目標への道筋を示しています。
よって、正解は エ です。
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