【意外と簡単、表計算問題の解き方】ITパスポート令和2年 問71解説

ITパスポート表計算問題解説(令和2年 問71) 特集

普段、EXCELを使ってないし、これから勉強するのも大変だな。

しょうがない、表計算問題は捨てよう。

心配ないよ。

別に、EXCELを使えなくても、ITパスポートの問題は解けるようになるよ。

次の過去問題の解き方をまねるといいよ。

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令和2年 問71

表計算ソフトを用いて、ワークシートに示す各商品の月別売上額データを用いた計算を行う。セルE2に式“条件付個数(B2:D2,>15000)”を入力した後、セルE3とE4に複写したとき、セルE4に表示される値はどれか。

ITパスポート 令和2年 問71 問題の 図
ア 0
イ 1
ウ 2
エ 3
 

表計算問題の用語を確認しよう。

表計算ソフト

縦横に並んだマス目の広がる表に、値や文字、式や計算ルール入力すると、自動的に計算や処理を行い、結果を表示するソフトウェアです。グラフも自動で作成できます。

ワークシート

ワークシートは、列と行とで構成されるマス目でできた作業をする領域です。

行は、セルの横方向の集まりです。数字で場所を示します。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図1b

列は、セルの縦方向の集まりです。アルファベットで場所を示します。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図2b

セル

セルは、縦横に並んだマス目です

列番号と行番号でセルの場所を指定します。

セルE2は、列E行2にあるセルです。

この「E2」の部分をセル番地と言います。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図3b

条件付き個数

条件付個数は、セル範囲に含まれるセルのうち,検索条件の記述で指定された条件を満たすセルの個数を求める式(関数)です。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図4

問題を解く手順を考えよう。

最初に、「求めるのは何か」を確認する。

問題文に手順が細かく書かれていますが、求めるものによっては、不要な操作手順が書かれています。

最初に、「求めるものは何か」を確認して、問題文から必要な操作手順を理解しましょう。

この問題の場合には、求めるのはセルE4の値です。

問題を解く流れ

問題文に「セルE3とE4に複写したとき」とありますが、セルE3については、考える必要はありません。

図のように、セルE4に関わる部分の操作について考えましょう。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図8

問題を解く

①式の入力

ITパスポート 令和2年 問71 解説図5b

②セルを複写(コピー)

セル番地を含む式が入力されたセルを複写すると、自動的に複写先のセル番地に合わせた式に変更されます。

ITパスポート 令和2年 問71 解説図6b

③値を計算

ITパスポート 令和2年 問71 解説図7b

セル範囲に含まれるセルのうち,条件を満たすセルの個数を求めます。

セル範囲は、セルB4、セルC4、セルD4(茶色の線で囲まれた部分)です。

これらのセルで値が15000より大きいのは、セルC4とセルD4(青色のセル)です。

よって、正解は  です。

最初に、「求めるのは何か」を確認すること。

セルの複写のとき、セル番地が変わること。

この2つに注意すると、誤ることが少なくなるでしょう。

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