最新ストラテジ系「システム戦略」の用語集

ITパスポートシラバス6.2対応最新ストラテジ系システム戦略の用語集 分野別

ITパスポート試験(シラバス6.2) ストラテジ系 システム戦略 の出題傾向、学習ポイント、重要な用語を説明します。

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「システム戦略」出題傾向

出題数

「システム戦略」から、6問程度(ストラテジ系35問中)出題されます。

*令和元年秋~令和5年過去(公開)問題の平均
出題傾向

平成5年過去(公開)問題では、「システム戦略」からは5問でした。

過去(公開)問題において、令和3年以降、毎年、1問ずつ減っています。

Ver.○.○の表示について
 用語が初めてシラバスに掲載されたときのバージョンです。
 Ver.4.0Ver.5.0も比較的新しい用語で、Ver.6.0と同じく重点的に学習すべき用語です。
 表示がないのは、Ver.3以前からシラバスにある用語です。

情報システム戦略

名称と各システムの目的を覚えようね。

情報システム戦略

情報システム戦略は、経営戦略、事業戦略の実現のために、情報を有効活用する情報システムを、どのように構築するかという戦略です。

経営戦略の内容を踏まえて、情報システム戦略が策定されます。
(ITパスポート 令和2年 問23より)

問題をチェック! R2年 問23

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

エンタープライズサーチ

Ver.4.0
エンタープライズサーチは、企業内の情報をひとまとめに検索できるようにするシステムです。

部署やチーム内で管理している書類や、人事関連情報、経営情報、社内外のウェブサイトも統合して検索できます。

エンタープライズサーチには、次の効果があります。

・膨大な管理の手間を省略できる。

・社内データにいつでも簡単にアクセスすることができる。

問題をチェック! R3年 問4

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

EA

EA(Enterprise Architecture)

EAは、現状の業務と情報システムの全体像を可視化し、将来のあるべき姿を設定して、全体最適化を行うためのフレームワークです。
(ITパスポート 平成29年春 問7より)

EAの説明(ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略)

問題をチェック! R4年 問7

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

SoR

Ver.4.0
SoR(Systems of Record)

Recordには、記録という意味があります。

SoRは、記録を目的とした情報システムです。

次のような、SoRの例が試験に出題されています。

日々の仕訳伝票を入力した上で、データの改ざん、消失を防ぎながら取引データベースを維持・管理することによって、財務報告を行うためのシステムです。
(応用情報 令和2年秋午前 問72より)

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

SoE

Ver.4.0
SoE(Systems of Engagement)

Engagementには「深いつながりや強い絆」の意味があります。

SoEは、データの活用を通じて、消費者や顧客企業とのつながりや関係性を深めることを目的とした情報システムです。
(応用情報 令和2年秋午前 問72より)

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

バックエンド

シラ外 シラバス5以降なくなりました。
バックエンドは、利用者が直接触れない機能や処理を担当するソフトウェアやシステムのプログラム、モジュールのことです

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

フロントエンド

シラ外 シラバス5以降なくなりました。
フロントエンド は、利用者への表示や操作の受け付け、外部の別の機器やシステムとの入出力などを担当するソフトウェアやシステムのプログラム、モジュールのことです。

ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略

業務プロセス

業務プロセスは、簡単に言うと、会社の中での仕事の流れのことです。

下の用語は,業務プロセスの改善に関係する用語だよ。

一つ一つの用語の目的、何を指しているか確認するといいよ。

モデリングの目的、概要です。

モデリング

モデリングは、業務をシステム化する際に、業務の流れや構造などを抽象化して図で表し、全体像をわかりやすくする技法の一つです。

複雑なシステム要求を明確にするために、構成要素などが持っている不要な性質などの情報を削り落とし、それぞれの関係性や相互作用などの本質的な部分に焦点を当てて、情報を正しく確実に伝えるために行います。

問題をチェック! R3年 問1

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

モデルの表記方法についてです。

DFD

DFD( Data Flow Diagram )

DFDは、データの流れに着目し、業務のデータの流れと処理の関係を表記する図です。
(ITパスポート 平成29年春 問14より)

DFDの説明(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

現行業務でのデータの流れを把握し、業務遂行上の問題点を明らかにします。
(ITパスポート 令和3年 問1より)

データフロー、処理(機能)、データの蓄積場所、 データの発生源や出力先が記述されています。
(ITパスポート 令和元年 問9より)

問題をチェック!
R4年 問25 R2年 問11 R元年 問9

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

アクティビティ図

アクティビティ図は、業務プロセスの流れやプログラムの制御フローを表す図です。

アクティビティ図(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

問題をチェック! R4年 問15

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

BPMN

Ver.4.0
BPMN (Business Process Modeling Notation)

BPMNは、すべてのビジネス関係者が業務プロセスを容易に正しく理解できるようにするための、ビジネスプロセスモデリング表記法です。

業務の流れを統一的な表記方法で表現できます。
(プロジェクトマネージャー 平成22年春午前Ⅱ 問15より)

問題をチェック! R5年 問23

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

業務プロセスのモデル化の手法についてです。

BPR

BPR(Business Process Reengineering)

BPRは、企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築することです。
(ITパスポート 平成21年春 問20より)

次のような、BPRの事例が試験に出題されています。

A社では、受注から納品までの期間が、従来に比べて長く掛かるようになった。原因は、各部門の業務の細分化と専門化が進んだことによって、受注から出荷までの工程数が増え、工程間の待ち時間も増えたからである。経営戦略として、リードタイムの短縮とコストの削減を実現するために社内の業務プロセスを抜本的に見直したいためBPRを適用する。
(ITパスポート 平成30年秋 問13より)

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

ホワイトカラーの業務改善の用語です。

RPA

Ver.4.0
RPA (Robotic Process Automation)

RPAは、人間が行っていた定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る手段です。
(ITパスポート 令和2年 問29より)

RPAの説明(ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス)

次のような、RPAの例が試験に出題されています。

ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアが、インターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する。
(ITパスポート 令和元年 問33より)

問題をチェック!
R5年 問5 R3年 問11 R2年 問29

R元年 問33

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

ITの活用による業務改善や業務効率化を図るための様々な方法です。

グループウェア

グループウェアは、電子メール、電子掲示板を介したコミュニケーション、情報共有、電子会議などの各種機能を有し、共同作業環境を提供するソフトウェアです。
(ITパスポート 平成28年秋 問26より)

共同作業の場を提供することによって、組織としての業務効率を高めるために導入します。
(ITパスポート 平成21年春 問17より)

次のようなグループウェアの例が試験に出題されました。

営業部員の行動予定を把握する。
(ITパスポート 平成30年春 問13より)

営業活動に有効な提案書テンプレートの共有

会議出席予定者の空き時間の確認

出張申請から交通費の精算までの承認手続の電子化

ネットワーク上での本支店間会議の実施
(ITパスポート 平成31年春 問2より)

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

ワークフローシステム

シラ外
ワークフローシステムは、社内の決裁申請手続の迅速化と省力化を目的としたシステムです。
(ITパスポート 平成25年春 問12より)

次のような、ワークフローシステムの例が試験に出ています。

機器を購入するに当たり、申請書類の起案からりん議決裁に至るまでの一連の流れをネットワーク上で行う。
(ITパスポート 平成22年秋 問6より)

出張申請から交通費の精算までの承認手続の電子化
(ITパスポート 平成31年春 問2より)

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

電子ファイリングシステム

シラ外
電子ファイリングシステムは、帳票類、報告書、図面などの紙の媒体をデジタルデータとして整理・保管し、複数の利用者が効率よくデータを活用できるようにするシステムです。

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

BYOD

BYOD (Bring Your Own Device:ビーワイオーディー)

BYODは、企業などにおいて、従業員が私物の情報端末を自社のネットワークに接続するなどして、業務で利用できるようにすることです。
(ITパスポート 平成30年秋 問30より)

セキュリティ設定の不備に起因するウイルス感染などの情報セキュリティリスクが増大します。
(基本情報 平成28年春午前 問42より)

次のような、BYODの事例が試験に出題されています。

私物のスマー卜フォンから会社のサーバにアクセスして、電子メールやスケジューラを利用することができるようにした。
(ITパスポート 令和3年 問27より)

会社が利用を許可した私物のスマートフォンを業務で使用する。
(ITパスポート 令和4年 問17より)

問題をチェック!
R4年 問17 R3年 問27

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

M2M

M2M(Machine to Machine)

M2Mは、ネットワークでお互いにつながれた機械同士が人間を介在せずに相互に情報を交換し、自動的に最適な制御が行われるシステムのことです。

M2Mの例が試験に出題されています。

住宅地に設置しである飲料の自動販売機に組み込まれた通信機器と、遠隔で自動販売機を監視しているコンピュータが、ネットワークを介してデータを送受信することによって在庫管理を実現する。 (ITパスポート 令和5年 問19より)

工場の生産設備を高速通信で接続し、ホストコンピュータがリアルタイムで制御できるようにする。 (基本情報 令和元年秋午前 問73より)

問題をチェック! R5年 問19

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

テレワーク

Ver.4.0
テレワークは、ITを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
(ITパスポート 令和3年 問24より)

テレワークの形態としては、本社から離れた近郊の事務所に出勤して仕事をするサテライトオフィス勤務、自宅に居ながら仕事をする在宅勤務、携帯情報端末を利用して移動先でも仕事をするモバイルワーク等があります。

テレワークの様子(ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス)

問題をチェック! R3年 問24

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

コミュニケーションを円滑にするシステムによる業務の効率化についての用語です。

ソーシャルメディア

シラ外
ソーシャルメディアは、ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、動画共有サイトなど、利用者が情報を発信し、形成していくメディアを指します。

利用者同士のつながりを促進する様々なしかけが用意されており、互いの関係を視覚的に把握できるのが特徴です。
総務省|平成28年版 情報通信白書|用語解説 (soumu.go.jp)より)

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

シェアリングエコノミー

Ver.4.0
シェアリングエコノミーは、利用者と提供者をマッチングさせることによって、個人や企業が所有する自動車、住居、衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務 注)を提供したりするサービスや仕組みです。
(ITパスポート 令和2年 問31より)

役務は、「他人のために行う労働」のことだよ。

sharing(シェアリング)には「共有すること」、economy(エコノミー)には「経済」という、意味があります。

問題をチェック! R2年 問31

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

ライフログ

Ver.5.0
ライフログは、利用者のネット内外の活動記録(行動履歴)が、パソコンや携帯端末等を通じて取得・蓄積された情報です。

次のようなものが、ライフログです。

・閲覧履歴(ウェブのアクセス記録、検索語句、訪問先URLや滞在頻度・時間、視聴履歴等)

・電子商取引による購買・決済履歴

・位置情報(携帯端末のGPS機能により把握されたもの、街頭カメラ映像を解析したもの等) など

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

情報銀行

Ver.5.0
情報銀行は、個人とのデータ活用に関する契約等に基づき、PDS 等のシステムを活用して個人のデータを管理するとともに、個人の指示又は予め指定した条件に基づき個人に代わり妥当性を判断の上、データを第三者(他の事業者)に提供する事業です。

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

PDS

Ver.5.0
PDS(Personal Data Store)

PDSは、他者保有データの集約を含め、個人が自らの意思で自分のデータを蓄積・管理するための仕組み(システム)であって、第三者への提供に係る制御機能(移管を含む)を有するものです。

情報銀行で、個人情報を守るために利用されています。

ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス

ソリューションビジネス

ソリューションビジネスは、顧客との信頼関係を築き、顧客の問題点を知り、問題解決案を提案し、問題解決への支援を行うビジネスです。

PoC、SOAは、令和4年過去(公開)問題に出てるよ。
問題も確認しておこうね。

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングは、ソフトウェアやハードウェアなどの各種リソースを、インターネットなどのネットワークを経由して、オンデマンドで(求めたときに)スケーラブルに(柔軟に)利用することです。
(ITパスポート 令和3年 問5より)

クラウドコンピューティングの説明図(ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス)

問題をチェック! R3年 問5

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

SaaS

SaaS(Software as a Service:サース、サーズ)

SaaSは、インターネット経由でアプリケーションソフトウェアの機能を、利用者が必要なときだけ利用するサービスです。
(基本情報 平成24年秋午前 問63より)

次のような、SaaSの利用例が試験に出ています。

自社で利用する購買システムの導入に当たり、サービス事業者から提供される購買業務アプリケーションのうち、自社で利用したい機能だけをインターネット経由で利用する。
(ITパスポート 平成27年秋 問5より)

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

PaaS

PaaS(Platform as a Service:パース

PaaSは、アプリケーションの開発・実行環境(OSやツールなど)、データベースなどの機能をインターネット経由で利用できるサービスです。

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

IaaS

IaaS(Infrastructure as a Service:イアース、アイアース )

IaaSは、システムの稼働に必要な規模のハードウェア機能をネットワーク経由で利用できるサービスです。

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

ASP

ASP(Application Service Provider

ASPは、サーバ上のアプリケーションソフトウェアを、インターネット経由でユーザに提供する事業者、又はそのサービス形態です。
(ITパスポート 平成22年春 問13より)

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

ホスティングサービス

ホスティングサービスは、事業者が所有するサーバの一部を顧客に貸し出し、顧客が自社のサーバとして利用するサービスです。
(基本情報 平成24年春午前 問63より)

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

ハウジングサービス

ハウジングサービスは、顧客のサーバや通信機器を設置するために、事業者が所有する高速回線や耐震設備が整った施設を提供するサービスです。
(基本情報 平成24年春午前 問63より)

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

PoC

Ver.4.0
PoC (Proof of Concept)

PoCは、新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表します。
(ITパスポート 令和2年 問28より)

次のような、PoCの例が試験に出題されています。

あるコールセンタでは、AI を活用した業務改革の検討を進めて、導入するシステムを絞り込んだ。しかし、想定している効果が得られるかなど不明点が多いので、試行して実現性の検証を行うことにした。
(ITパスポート 令和4年 問35より)

問題をチェック!
R4年 問35 R2年 問28

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

SOA

シラ外
SOA (Service Oriented Architecture)

SOAとは、サービスの組合せでシステムを構築する考え方です。

柔軟性のあるシステム開発が可能となります。
(ITパスポート 平成26年春 問3より)

ここで、サービスとは、利用者側から見たビジネスプロセス上で意味をもつ独立した機能の単位を意味します。
(ITパスポート 平成25年秋 問10)

ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス

システム活用促進・評価

情報システムを経営に活かすためには、情報システムの活用促進をユーザーに継続的に行うことが大切です。また、情報システムの利用実態を評価、検証して、レガシーシステムの刷新・更新が必要です。

情報リテラシー

情報リテラシーは、情報技術を利用して業務遂行のために情報を活用することのできる能力のことです。

情報リテラシーの例が試験に出ています。

業務に必要なデータを検索し、目的に合わせて活用できる。
(ITパスポート 平成28年春 問7より)

営業担当者の情報リテラシーを向上させるための研修内容が、試験に出ています。

情報システムに保存されている過去の営業実績データを分析して業務に活用する方法
(ITパスポート 平成29年秋 問24より)

問題をチェック! R5年 問17

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

エンドユーザーコンピューティング

シラ外
EUC(End User Computing)

エンドユーザーコンピューティングは、利用者自身が、表計算ソフトや簡易データベースソフトなどを活用し、業務を遂行することです。
(基本情報 平成22年秋午前 問55より)

問題をチェック! R3年 問15

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

ゲーミフィケーション

ゲーミフィケーションは、「ポイン卜」、「バッジ」などのアイテムの獲得や「レベルアップ」といったゲームの要素を駆使して、ユーザーのサービス・商品の利用や、従業員の自発的な行動を動機付けることです。

社会課題の解決、マーケティング、企業経営など、多くの分野で活用されています。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

デジタルディバイド

デジタルディバイドは、PCや通信などを利用する能力や機会の遣いによって、経済的又は社会的な格差が生じることです。
(基本情報 平成28年春午前 問71より)

ディジタルディバイドの解消のためは、情報リテラシの習得機会を増やしたり、情報通信機器や情報サービスが一層利用しやすい環境を整備すべきです。
(情報セキュリティマネジメント 平成30年秋午前 問48より)

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

デジタルネイティブ

シラ外
デジタルネイティブは、ゲーム機、携帯電話、パソコン、インターネットなどのICTに、子供の頃から親しんできた世代を指します。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

情報システムが企業活動に貢献しているか、情報システムを構築・運用するための投資効率は妥当か評価・検証することについての用語です。

スケーラビリティ

シラ外
スケーラビリティは、機器やソフトウェア、システムなどの拡張性のことです。

システムへの要求の変化や負荷の増大などに対して、どれだけ柔軟に性能を変化させられるか示します。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

費用対効果分析

Ver.5.0
費用対効果分析は、費用をかけて、どれほど効果があるのか(あったのか)分析することです。

評価指標に、ROI(Return On Investment)を使います。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

メンテナンスコスト

Ver.5.0
メンテナンスコストは、維持管理に必要な費用のことです。

次のような費用が、メンテナンスコストです。

・システムのアップデートやハードウェアの交換などの費用

・サーバー維持に発生する電気代

・システムの保守管理要員の人件費

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

利用者満足度調査

Ver.5.0
利用者満足度調査は、利用者の期待にどのくらい応えられているのかという評価です。

情報システムの利用実態を把握するために行います。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

システムライフサイクル

Ver.5.0
システムライフサイクルは、システムの企画から開発、運用、保守、そして廃棄に至るまでの過程のことです。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

レガシーシステムの廃棄・刷新

Ver.5.0
レガシーとは、「遺産」「遺物」という意味です。

レガシーシステムは、過去の技術や仕組みで構築されているシステムです。

次の問題点があります。

・現在の技術に対応できない

・システムの肥大化や複雑化

・保守・運用する人材の高齢化や不足により、システムの内部がわからない(ブラックボックス化)

経営・事業戦略上の足かせ、高コスト構造の原因になっています。

ストラテジ系システム戦略21.システム活用促進・評価

まとめ

これまで、ストラテジ系「システム戦略」の最新の用語について、出題傾向、学習ポイント、重要な用語を解説しました。

まとめ

【出題傾向】
「システム戦略」から、6問程度(ストラテジ系35問中)出題されます。

平成5年過去(公開)問題では、「システム戦略」からは5問でした。

過去(公開)問題において、令和3年以降、毎年、1問ずつ減っています。

【学習ポイント】
・情報システム戦略
 →用語とシステムの目的を覚えましょう。

・業務プロセス
 →用語の目的、何を指しているかを覚えましょう。

・ソリューションビジネス
 →過去(公開)問題をしっかりやりましょう。

・システム活用促進・評価
 →用語の目的、何を指しているかを覚えましょう。

【重要用語】
シラバス4、5の新しい用語が多くあります。

実際の試験で正解するために、用語の目的、何を指しているのなど、丁寧に用語を覚えましょう。

以上、ストラテジ系「システム戦略」の最新の用語について解説しました。

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