ITパスポート試験 シラバス6対応 マネジメント系 ソフトウェア開発管理技術 についての出題傾向,学習ポイント,重要な用語を紹介します。
丁寧に,用語の意味を覚えていきましょう。
出題傾向
4問程度程度(マネジメント系20問中)
だいたい,マネジメント系の他の項目と同じです。
安定して,いつも出題されます。
Ver.○.○の表示について
用語が初めて掲載されたときの,シラバスのバージョンです。
表示がないのは,Ver.3以前です。
開発プロセス・手法

ソフトウェア開発手法について,手法や考え方の違いに注目して覚えよう。
DevOps(Development and Operation)
Ver.4.0
読み方は「デブオプス」
DevOpsは,開発担当者と運用担当者の連携を強化するための考え方や仕組みです。
開発側と運用側が密接に連携し,自動化ツールなどを活用して機能などの導入や更新を迅速に進めるしくみです。
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
アジャイル
Ver.4.0
アジャイルは,ソフトウェアやシステムを開発する具体的な手法の一つです。
開発対象のソフトウェアを,比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき,各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで,ソフトウェアを完成させます。
一つの機能の開発終了時に,次の開発対象とする機能の優先順位や内容を見直すことで,ビジネス環境の変化や利用者からの要望に対して,迅速に対応できます。
(ITパスポート 令和2年秋 問37より)
特 徴
- ウォータフォール開発と比較して,要求の変更に柔軟に対応できる。
- ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し,変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。
アジャイル
(開発手法)
◎XP(エクストリームプログラミング)
(プラクティス(慣習となっている手法)の種類)
・テスト駆動開発
・ペアプログラミング
・リファクタリング
◎スクラム
XP(エクストリームプログラミング)
Ver.4.0
アジャイル開発における開発手法の1つです。
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
テスト駆動開発
Ver.4.0
XPのプラクティス(慣習となっている手法)の1つ です。
(特徴)
プログラムを書く前にテストケースを作成する。
(応用情報 平成28年春午前 問50より)
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
ペアプログラミング
Ver.4.0
XPのプラクティス(慣習となっている手法)の1つです。
(特徴)
品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行います。
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
リファクタリング
Ver.4.0
XPのプラクティス(慣習となっている手法)の1つ
(特徴)
外部から見た動作を変えずにプログラムをより良く作り直します。
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
スクラム
Ver.4.0
アジャイル開発における開発手法の1つ
複雑で変化の激しい問題に対応するためのシステム開発のフレームワーク
(特徴)
反復的かつ漸進的な手法
注)フレームワーク:問題に取り組むための概念や方法を体系化した枠組み
マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法
まとめ
これまで,マネジメント系「ソフトウェア開発管理技術」について,出題傾向,学習ポイント,最新の重要な用語について解説しました。
【出題傾向】
5問程度程度(マネジメント系20問中)
大体,マネジメント系の他の項目と同じです。
【学習ポイント】
- 開発プロセス・手法
→手法や考え方の違いに注目して覚えましょう。
【重要用語】
用語に関する過去問題が比較的多くあります。
用語のポイントを覚えたら,問題演習に力を入れましょう。
以上,マネジメント系「ソフトウェア開発管理技術」について解説しました。
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