令和2年 問36
納入されたソフトウェアの一連のテストの中で、開発を発注した利用者が主体となって実施するテストはどれか。
正解の理由(令和2年 問36)
受入れテストは、取得者(委託側)が、供給者(受託側)の支援を受けながら、意図した運用環境でシステムを使用し、システムが意図した用途を達成しているかを確認するテストです。
発注したソフトウェアが要求事項を満たしていることをユーザが自ら確認する点がポイントです。
(ITパスポート 平成30年春 問46より)
問題に「開発を発注した利用者が主体となって実施するテスト」とあるので、受入れテストです。
よって、正解は ア です。
不正解の理由(令和2年 問36)
イ 結合テストは、単体テスト済のプログラムを統合し、ソフトウェア・システムが要件どおりに動作するかどうかを確認するテストです。
結合テストでは、プログラム聞のインタフェースが整合していることを確認します。
(ITパスポート 平成22年春 問34より)
ウ システムテストは、開発者が、システム全体の機能と性能を確認するテストです。
(ITパスポート 平成23年特別 問54より)
エ 単体テストは、個々のプログラムに誤りがなく、期待したとおりの動作をするか確認するテストです。
令和2年 問44
次の作業はシステム開発プロセスのどの段階で実施されるか。
実務に精通している利用者に参画してもらい、開発するシステムの具体的な利用方法について分析を行う。
正解の理由(令和2年 問44)
システム要件定義は、新たに構築する業務、システムの仕様、及びシステム化の範囲と機能を明確にし、それらをシステム取得者側の利害関係者間で合意するプロセスです。
要件は、「必要な条件」という意味です。
ア 「実務に精通している利用者に参画してもらい、開発するシステムの具体的な利用方法について分析を行う。」ことは、新たに構築する業務、システム化の範囲と機能の明確にするために必要です。
よって、正解は ア です。
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