ビジネスインダストリ-予想問題-a

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ビジネ 予想1

IoT活用におけるディジタルツインの説明はどれか。

ア インターネットを介して遠隔地に設置した3Dプリンタへ設計データを送り、短時間に複製物を製作すること
イ システムを正副の二重に用意し、災害や故障時にシステムの稼働の継続を保証すること
ウ 自宅の家電機器とインターネットでつながり、稼働監視や操作を遠隔で行うことができるウェアラブルデバイスのこと
エ ディジタル空間に現実世界と同等な世界を、様々なセンサで収集したデータを用いて構築し、現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うこと
 

出典:応用情報 平成31年春午前 問71

–正解の理由–

デジタルツインは、IoT等を活用して現実(フィジカル)空間の情報を集め、送信されたデータを元に仮想(サイバー)空間内に現実(フィジカル)空間の環境を再現する概念です。

デジタル技術で双子のように再現することから、デジタルツインと呼ばれます。

デジタルツインを活用することで、リアルタイムで取得した情報をもとにサイバー空間上で現実空間の状況を把握すること、また、サイバー空間上で現実空間の分析やシミュレーションを行い、その結果を現実空間にフィードバックすることなどが可能になります。

エ “ディジタル空間に現実世界と同等な世界を、様々なセンサで収集したデータを用いて構築し”とあるので、デジタルツインの説明です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア ”インターネットを介して遠臨地に設置した3Dプリンタへ設計データを送り、短時間に複製物を製作すること”は、3Dプリントサービスの説明です。

イ ”システムを正副の二重に用意し、災害や故障時にシステムの稼働の継続を保証すること”は、デュプレックスシステムの説明です。

ウ ”自宅の家電機器とインターネットでつながり、稼働監視や操作を遠隔で行うことができるウェアラブルデバイスのこと”は、スマートウォッチなどの説明です。

ビジネ 予想2

CPS (サイバーフィジカルシステム)を活用している事例はどれか。

ア 仮想化された標準的なシステム資源を用意しておき、業務内容に合わせてシステムの規模や構成をソフトウェアによって設定する。
イ 機器を販売するのではなく貸し出し、その機器に組み込まれたセンサで使用状況を検知し、その情報を元に利用者から利用料金を徴収する。
ウ 業務処理機能やデータ蓄積機能をサーバにもたせ、クライアント側はネットワーク接続と最小限の入出力機能だけをもたせてデスクトップの仮想化を行う。
エ 現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し、災害の発生や時間軸を自由に操作して、現実世界では実現できないシミュレーションを行う。
 

出典:応用情報 令和2年秋午前 問71

–正解の理由–

CPSでは、フィジカル空間(物理空間)に浸透したIoTなどで収集した情報を、サイバー空間(仮想空間)において、AIなどの強力なコンピューティング能力を活用して分析・シミュレーションを行い、その結果をフィジカル空間に反映(フィードバック)します。

一般に、デジタルツインと明確には使い分けられていません。

エ ”仮想世界を構築し”、”現実世界では実現できないシミュレーションを行う。”とあるので、CPSの活用事例です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア ”仮想化”、”業務内容に合わせてシステムの規模や構成をソフトウェアによって設定する。”とあるので、仮想化の活用事例です。

イ ”その機器に組み込まれたセンサで使用状況を検知し、その情報を元に利用者から利用料金を徴収する。”とあるので、IoTの活用事例です。

ウ “デスクトップの仮想化を行う。”とあるので、VDIの活用事例です。

ビジネ 予想3

電車の定期券などとして利用される非接触型ICカードに用いられている技術はどれか。

ア IrDA
イ RFID
ウ バーコード
エ 無線LAN
 

出典:ITパスポート 平成22年春 問78

–正解の理由–

非接触型ICカードには、無線通信技術が利用されています。ただし、単体で、ネットワークに接続する機能はありません。

イ RFIDは、無線通信でデータを読み込んだり書き換えたりすることができるシステムです。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア IrDAは、赤外線を利用した通信技術です。

ウ バーコードは、商品のパッケージについている縞模様で、数字や文字などを機械が読み取れる形で表現したものです。

エ 無線LANは、電波を使って通信を行う限定したエリアで用いるネットワークです。ネットワークと接続する機能が必要になるため、ICカードには利用されていません。

ビジネ 予想4

クラウドソーシングの説明はどれか。

ア インターネット上での商取引の決済手段として、ディジタルデータ化された貨幣を使用する。
イ 企業や起業家がインターネット上で事業資金を必要とする目的や内容を告知し、資金提供者を募集する。
ウ 商品の売手がインターネット上で対象商品の内容や希望する販売条件を告知し、入札者が価格を競い落札する。
エ 発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し、受注者を募集する。
 

出典:応用情報 平成28年秋午前 問72

–正解の理由–

クラウドソーシングは、ICTを活用して必要な時に必要な人材を調達する仕組みです。

不特定の人(crowd=群衆)に業務委託(sourcing)するという意味の造語です。

エ ”インターネット上で”、”受注者を募集する。”とあるので、クラウドソーシングの説明です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア ”インターネット上での商取引の決済手段として、ディジタルデータ化された貨幣を使用する。は、デジタル通貨の説明です。

イ ”企業や起業家がインターネット上で事業資金を必要とする目的や内容を告知し、資金提供者を募集する。は、クラウドファンディングの説明です。

ウ ”発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し、受注者を募集する。”は、ネットオークションの説明です。

ビジネ 予想5

資金決済法で定められている仮想通貨の特徴はどれか。

ア 金融庁の登録を受けていなくても、外国の事業者であれば、法定通貨との交換は、日本国内において可能である。
イ 日本国内から外国へ国際送金をする場合には、各国の銀行を経由して送金しなければならない。
ウ 日本国内の事業者が運営するオンラインゲームでだけ流通する通貨である。
エ 不特定の者に対する代金の支払に使用可能で、電子的に記録・移転でき、法定通貨やプリペイドカードではない財産的価値である。
 

注:「仮想通貨」は、現在、「暗号資産」に名称が変わっています。

出典:応用情報 平成30年春午前 問80

–正解の理由–

「資金決済に関する法律」に、エの内容が定義されています。

正解は  です。

–不正解の理由–

ア 登録業者以外による暗号資産の売買は禁止されています。

イ 暗号資産は、インターネット上で、自由に取引できます。

ウ 暗号資産の流通は、オンラインゲームに限定されません。

ビジネ 予想6

フィンテックのサービスの一つであるアカウントアグリゲーションの特徴はどれか。

ア 各金融機関のサービスに用いる、利用者のID、パスワードなどの情報をあらかじめ登録し、複数の金融機関の口座取引情報を一括表示できる。
イ 資金移動業者として登録された企業は、少額の取引に限り、圏内・海外送金サーピスを提供できる。
ウ 電子手形の受取り側が早期に債権回収することが容易になり、また、必要な分だけ債権の一部を分割して譲渡できる。
エ ネットショップで商品を購入した者に与信チェックを行い、問題がなければ商品代金の立替払いをすることによって、購入者は早く商品を入手できる。
 

出典:応用情報 令和元年秋午前 問72

–正解の理由–

ア ”利用者のID、パスワードなどの情報(=アカウント)”、”情報を一括表示(≒アグリゲーション)”とあるので、アカウントアグリケーションの特徴です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

イ ”資金移動業者として登録された企業は、少額の取引に限り、圏内・海外送金サーピスを提供できる。”は、資金移動サービスの説明です。

ウ ”電子手形の受取り側が早期に債権回収することが容易になり、また、必要な分だけ債権の一部を分割して譲渡できる。”は、電手決済サービスの説明です。

エ ”ネットショップで商品を購入した者に与信チェックを行い、問題がなければ商品代金の立替払いをすることによって、購入者は早く商品を入手できる。”は、後払い決済サービスの説明です。

ビジネ 予想7

AR (Augmented Reality)の説明として、最も適切なものはどれか。

ア 過去に録画された映像を視聴することによって、その時代のその場所にいたかのような感覚が得られる。
イ 実際に目の前にある現実の映像の一部にコンピュータを使って仮想の情報を付加することによって、拡張された現実の環境が体感できる。
ウ 人にとって自然な3次元の仮想空間を構成し、自分の動作に合わせて仮想空間も変化することによって、その場所にいるかのような感覚が得られる。
エ ヘッドマウントディスプレイなどの機器を利用し人の五感に働きかけることによって、実際には存在しない場所や世界を、あたかも現実のように体感できる。
 

出典:基本情報 平成30年春午前 問26

–正解の理由–

ARは、現実と一緒に仮想的な存在が映し出される技術です。

イ ”実際に目の前にある現実の映像の一部にコンピュータを使って仮想の情報を付加する”とあるので、ARの説明です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア ”過去に録画された映像を視聴することによって、その時代のその場所にいたかのような感覚が得られる。”は、SR(Substitutional Reality:代替現実)の説明です。

ウ ”人にとって自然な3次元の仮想空間を構成し、自分の動作に合わせて仮想空間も変化することによって、その場所にいるかのような感覚が得られる。”は、MR(Mixed Reality:複合現実)の説明です。

エ ”ヘッドマウントディスプレイなどの機器を利用し人の五感に働きかけることによって、実際には存在しない場所や世界を、あたかも現実のように体感できる。”は、VR(Virtual Reality:仮想現実)の説明です。

ビジネ 予想8

生産現場における機械学習の活用事例として、適切なものはどれか。

ア 工場における不良品の発生原因をツリー状に分解して整理し、アナリストが統計的にその原因や解決策を探る。
イ 工場の生産設備を高速通信で接続し、ホストコンピュータがリアルタイムで制御できるようにする。
ウ 工場の生産ロボットに対して作業方法をプログラミングするのではなく、ロボット自らが学んで作業の効率を高める。
エ 累積生産量が倍増するたびに工場従業員の生産性が向上し、一定の比率で単位コストが減少する。
 

出典:基本情報 令和元年秋午前 問73

–正解の理由–

機械学習は、コンピュータに大量のデータを学習させ、データから規則性や判断基準を発見し、それに基づき未知のものを予測、判断する技術です。

ウ ”ロボット自らが学んで作業の効率を高める。”とあるので機械学習です。

よって、正解は  です。

–不正解の理由–

ア “工場における不良品の発生原因をツリー状に分解して整理し、アナリストが統計的にその原因や解決策を探る。”は、フォルトツリー解析の事例です。

イ ”工場の生産設備を高速通信で接続し、ホストコンピュータがリアルタイムで制御できるようにする。”は、MtoM(Machine-to-Machine)の事例です。

エ ”累積生産量が倍増するたびに工場従業員の生産性が向上し、一定の比率で単位コストが減少する。”は、経験曲線の事例です。

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