令和7年 問7
新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表す用語はどれか。
解説(令和7年 問7)
- シラバス:Ver.6.3
- 出題分野: 技術戦略マネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:PoC
PoC
Proof (実証)
of
Concept(概念)
PoCは、新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証のことです。
(ITパスポート 令和2年 問28より)
ア CRM
Customer(顧客)
Relationship(関係)
Management(管理)

CRMは、営業、マーケティング、アフターサービスなど、部門間で顧客データ、顧客の購買履歴などの情報や業務の流れを統合し、顧客満足度と自社利益を最大化します。
(ITパスポート 令和2年 問15、平成28年春 問11より)
CRMによって、顧客のニーズや欲求に対する理解が深まり長期的な関係を築きやすくなります。
(ITパスポート 平成21年秋 問15より)
イ PoC
Proof (実証)
of
Concept(概念)
「新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表す用語」とあるので、PoCが適切です。
ウ RAS
Reliability(信頼性)
Availability(可用性)
Serviceability(保守性)
RASは、コンピュータシステムが期待された機能・性能を安定して発揮できるか否かの評価項目の用語です。
エ SLA
Service(サービス)
Level(レベル)
Agreement(合意書)

SLAは、サービス及びその合意されたパフォーマンス(品質・性能など)が記載された、サービス提供者とサービス利用者との間の合意文書です。
よって、正解は イ です。
令和7年 問9
ハッカソンに関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説(令和7年 問9)
- シラバス:Ver.4.0
- 出題分野: 技術戦略マネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:ハッカソン
ハッカソン
特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして、ソフトウェアの開発者や企画者などが短期集中的にアイディアを出し合い、ソフトウェアの開発などの共同作業を行い、成果を競い合うイベントです。
次の目的で行われます。
・新規事業の創出
・エンジニアのコミュニティ形成
・IT人材の育成
ア 定められたルールの下、ある主題について、肯定派と否定派といった異なる立場に分かれて議論する。
ディベートの説明です。
イ 情報セキュリティ分野で活躍したいという意志をもった若者が、合宿形式で情報セキュリティに関する実践的な知識を学ぶ。
セキュリティ・キャンプの説明です。
ウ プログラマーやデザイナーなどから成る複数の参加チームが、与えられたテーマに関するプロトタイプを短期間で作成し、その成果を発表して競い合う。
「与えられたテーマに関するプロトタイプを短期間で作成し、その成果を発表して競い合う。」とあるので、ハッカソンの説明です。
エ 問題解決や利用者獲得などゲーム的な要素のない分野に、デジタル技術を活用したゲームの要素を取り入れることによって、利用者の参加を動機づける。
ゲーミフィケーションの説明です。
ゲーミフィケーションは、「ポイン卜」、「バッジ」などのアイテムの獲得や「レベルアップ」といったゲームの要素を駆使して、ユーザーのサービス・商品の利用や、従業員の自発的な行動を動機付けします。社会課題の解決、マーケティング、企業経営など、多くの分野で活用されています。
正解は ウ です。
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