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システム戦略-令和2年

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令和2年 問11

あるレストランでは、受付時に来店した客の名前を来店客リストに記入し、座席案内時に来店客リストと空席状況の両方を参照している。この一連の業務をDFDで表現したものとして、最も適切なものはどれか。

ITパスポート 令和2年 問11 問題の 図
ア 
イ 
ウ 
エ 
 

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正解の理由(令和2年 問11)

DFDは、データの流れに着目し、業務のデータの流れと処理の関係を表記する図です。

DFDの説明(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

選択肢の図を比べると、データの流れを示す矢印の向きがそれぞれ異なっているので、矢印の向きに着目します。

問題文から、矢印の向きを考えます。

「受付時に来店した客の名前を来店客リストに記入し」とあるので、受付で来客リストに名前が追加されます。

データの流れを示す矢印の向きは、受付→来客リストになります。

「座席案内時に来店客リストと空席状況の両方を参照している。」とあるので、来店リストと空席状況のリストにあるデータを使って、座席が案内されます。

データの流れを示す矢印の向きは、「来店リスト→座席案内」空席状況→座席案内」になります。

の矢印は、「受付→来客リスト」「来店リスト→座席案内」「空席状況→座席案内」なので、適切です。

よって、正解は  です。

(令和2年 問11)
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令和2年 問23

経営戦略と情報システム戦略の関係性の説明として、最も適切なものはどれか。

ア 経営戦略と情報システム戦略は、それぞれが相互に独立したものとして策定される。
イ 経営戦略の内容を踏まえて情報システム戦略が策定される。
ウ 情報システム戦略の内容を踏まえて経営戦略が策定される。
エ 情報システム戦略は IT部門の戦略であり、経営戦略は経営企画部門の戦略である。
 

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正解の理由(令和2年 問23)

経営戦略は、企業や事業の目的を達成するために、企業が持続的に競争に勝っていくための考え方であり、企業の方向性を示すものです。

最初に企業全体の戦略を構築した上で、それを事業や機能(営業、生産など)の戦略に落とし込んでいきます。

例えば、ビジネス戦略、技術開発戦略、情報システム戦略があります。

経営戦略の図(ストラテジ系経営戦略マネジメント9.経営戦略手法)

情報システム戦略は、経営戦略、事業戦略の実現のために、情報を有効活用する情報システムを、どのように構築するかという戦略です。

 「経営戦略の内容を踏まえて情報システム戦略が策定される。」とあるので、経営戦略と情報システム戦略の関係性の説明として適切です。

よって、正解は イ です。

不正解の理由(令和2年 問23)

 「それぞれが相互に独立したものとして策定される。」は、誤りです。

  「情報システム戦略の内容を踏まえて経営戦略が策定される。」は、逆です。

 「経営戦略は経営企画部門の戦略である。」部分が誤りです。

(令和2年 問23)
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令和2年 問28

新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表す用語はどれか。

ア CRM
イ KPI
ウ PoC
エ SLA
 

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正解の理由(令和2年 問28)

PoCは、Proof of Conceptの略です。

proofには「試験」、conceptには「発想」「概念」などの意味があります。

問題に「新しい概念やアイディアの実証を目的」「検証を表す」とあるので、PoCです。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和2年 問28)

 CRM( Customer Relationship Management:顧客管理システム)は、長期的視点から顧客と良好な関係を築いて、収益の拡大を図るためのシステムです。
(ITパスポート 平成24年春 問7より)

CRMの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント12.経営管理システム)

 KPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)は、企業目標の達成に向けて行われる活動の実行状況を計るために設定する、重要な指標です。
(ITパスポート 平成27年春 問5より)

 SLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意書)は、サービス及びその合意されたパフォーマンス(品質・性能など)が記載された、サービス提供者とサービス利用者との間の合意文書です。

SLAの説明図(マネジメント系サービスマネジメント28.サービスマネジメント)
(令和2年 問28)
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令和2年 問29

人間が行っていた定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る手段を表す用語として、最も適切なものはどれか。

ア ROA
イ RPA
ウ SFA
エ SOA
 

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正解の理由(令和2年 問29)

RPAは、Robotic Process Automationの略です。

Roboticには「ロボットによる」、Processには「作業」、Automationには「自動化」の意味があります。

問題に「定型的な事務作業」を「ソフトウェアのロボットに代替させる」「自動化」とあるので、RPAです。

RPAの説明(ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス)

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和2年 問29)

 ROAは、Return On Assets(総資産利益率)の略です。

会社の総資産を使って、どれくらい利益を上げられたかを示す数値です。

 SFA は、Sales Force Automationの略です。

営業情報・ノウハウを共有して、営業活動を支援するシステムです。

SFAの説明(ストラテジ系ビジネスインダストリ14.ビジネスシステム)

 SOAは、サービスの組合せでシステムを構築する考え方です。

SOA(Service Oriented Architecture)を採用すると、柔軟性のあるシステム開発が可能となります。
(ITパスポート 平成26年春 問3より)

ここで、サービスとは、利用者側から見たビジネスプロセス上で意味をもつ独立した機能の単位を意味します。
(ITパスポート 平成25年秋 問10)

(令和2年 問29)
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令和2年 問31

利用者と提供者をマッチングさせることによって、個人や企業が所有する自動車、住居、衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務を提供したりするサー ビスや仕組みはどれか。

ア クラウドコンビューティング
イ シェアリングエコノミー
ウ テレワーク
エ ワークシェアリング
 

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正解の理由(令和2年 問31)

シェアリングエコノミーは、利用者と提供者をマッチングさせることによって、個人や企業が所有する自動車、住居、衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務を提供したりするサービスや仕組みです。
(ITパスポート 令和2年 問31より)

sharing(シェアリング)には「共有すること」、economy(エコノミー)には「経済」という、意味があります。

役務は、他人のために行う労働のことです。

問題に「使われていない資産を他者に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務を提供したりする」「サー ビスや仕組み」とあるので、シェアリングエコノミーです。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和2年 問31)

 クラウドコンピューティングは、ソフトウェアやハードウェアなどの各種リソースを、インターネットなどのネットワークを経由して、オンデマンドで(求めたときに)スケーラブルに(柔軟に)利用することです。

クラウドコンピューティングの説明図(ストラテジ系システム戦略20.ソリューションビジネス)

 テレワークは、ITを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。

テレワークの形態としては、本社から離れた近郊の事務所に出勤して仕事をするサテライトオフィス勤務、自宅に居ながら仕事をする在宅勤務、携帯情報端末を利用して移動先でも仕事をするモバイルワーク等があります。

テレワークの様子(ストラテジ系システム戦略19.業務プロセス)

 ワークシェアリングは、従業員 1人当たりの労働時間を短縮したり仕事の配分方法を見直したりするなど、労働者間で労働を分かち合うことで雇用維持・創出を図ることです。
(応用情報 平成29年春午前 問74より)

(令和2年 問31)
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