令和5年 問5
企業でのRPAの活用方法として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和5年 問5)
RPA(Robotic Process Automation)は、人間が行っていた定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る手段です。
(ITパスポート 令和2年 問29より)
エ 「定型的な事務処理の効率化」とあるので、RPAの活用方法として適切です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和5年 問5)
ア 「重要な戦略の採択」とあるので、RPAの活用方法でありません。
イ 「個人の晴好に合わせたサービスの提供」とあるので、RPAの活用方法でありません。
ウ 「規則性抽出」とあるので、RPAの活用方法でありません。
令和5年 問7
経営戦略に基づいて策定される情報システム戦略の責任者として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和5年 問7)
CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)は、経営戦略に基づいた情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任をもつ役職です。
CEOとCIO
CEO(Chief Executive Officer) (最高経営責任者) | |
企業の経営方針を定め、重要な業務の執行について意思決定する。 | |
CIO(Chief Information Officer) (最高情報責任者) | |
経営戦略に基づいた情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任をもつ。 | |
IT部門長 | |
情報システムの適切な運用や管理に責任を持つ。 | |
IT部門社員 | |
情報システムの適切な運用や管理の実務を行う。 |
問題に「経営戦略に基づいて策定される情報システム戦略の責任者」とあるので、CIOが適切です。
よって、正解は ア です。
令和5年 問17
ITの進展や関連するサービスの拡大によって、様々なデータやツールを自社のビジネスや日常の業務に利用することが可能となっている。このようなデータやツールを課題解決などのために適切に活用できる能力を示す用語として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和5年 問17)
情報リテラシーは、情報技術を利用して業務遂行のために情報を活用することのできる能力のことです。
問題に「データやツールを課題解決などのために適切に活用できる能力を示す用語」とあるので、情報リテラシーが適切です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和5年 問17)
ア アクセシビリティは、IT機器やソフトウェア、情報などについて、利用者の身体の特性や能力の違いなどにかかわらず、様々な人が同様に操作、入手、利用できる状態又は度合いです。
(ITパスポート 令和4年 問33より)
イ コアコンピタンスは、企業にとって競争優位の源泉となる、競合他社には模倣されにくいスキルや技術を指します。
エ デジタルディバイドは、PCや通信などを利用する能力や機会の遣いによって、経済的又は社会的な格差が生じることです。
(基本情報 平成28年春午前 問71より)
令和5年 問19
住宅地に設置しである飲料の自動販売機に組み込まれた通信機器と、違隔で自動販売機を監視しているコンピュータが、ネットワークを介してデータを送受信することによって在庫管理を実現するような仕組みがある。このように、機械同士がネットワークを介して互いに情報をやり取りすることによって、自律的に高度な制御や動作を行う仕組みはどれか。
正解の理由(令和5年 問19)
M2M(Machine to Machine)は、ネットワークでお互いにつながれた機械同士が人間を介在せずに相互に情報を交換し、自動的に最適な制御が行われるシステムのことです。
問題に「機械同士がネットワークを介して互いに情報をやり取りすることによって、自律的に高度な制御や動作を行う仕組み」とあるので、M2Mが適切です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和5年 問19)
ア MOT(Management Of Technology:技術経営)は、技術に立脚する事業を行う組織が、技術がもつ可能性を見極めてイノベーションを創出し、経済的価値の最大化を目指す経営の考え方のことです。
(ITパスポート 平成31年春 問14より)
イ MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)は、製品の生産計画に合わせて、必要な部品や原材料の所要量を計算し、製品の生産日程に合わせて、最適な調達日程を決める手法のことです。
エ O2O(Online to Offline)は、インターネット上で先に販売促進キャンペーンなどを展開した上で、顧客を実世界の店舗に誘導して購買を促す手法です。
(基本情報 平成27年春 午前 問74より)
令和5年 問23
OMG (Object Management Group)によって維持されており、国際規格ISO/IEC19510として標準化されているビジネスプロセスのモデリング手法及び表記法はどれか。
正解の理由(令和5年 問23)
BPMN (Business Process Modeling Notation)は、すべてのビジネス関係者が業務プロセスを容易に正しく理解できるようにするための、ビジネスプロセスモデリング表記法です。
モデリングは、業務をシステム化する際に、業務の流れや構造などを抽象化して図で表し、全体像をわかりやすくする技法に一つです。
複雑なシステム要求を明確にするために、構成要素などが持っている不要な性質などの情報を削り落とし、それぞれの関係性や相互作用などの本質的な部分に焦点を当てて、情報を正しく確実に伝えるために行います。
問題に「国際規格ISO/IEC19510として標準化されているビジネスプロセスのモデリング手法及び表記法」とあるので、BPMNが最適です。
よって、正解は イ です。
不正解の理由(令和5年 問23)
ア BABOK(Business Analysis Body Of Knowledge:バボック)は、経営や現場の課題を解決に向けて、業務を分析して目的や要求を明確にし、情報システムの要件に反映させるのための知識をまとめたものです。
ウ BPO (Business Process Outsourcing: ビジネスプロセスアウトソーシング)は、自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を、業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することでです。
(基本情報 平成30年秋午前 問62より)
エ BPR(Business Process Reengineering)は、企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築することです。
(ITパスポート 平成21年春 問20より)
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