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基礎理論-令和5年

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令和5年 問74

ニューラルネットワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

 PC、携帯電話、情報家電などの様々な情報機器が、社会の至る所に存在し、いつでもどこでもネットワークに接続できる環境
 国立情報学研究所が運用している、大学や研究機関などを結ぶ学術研究用途のネットワーク
 全国の自治体が、氏名、生年月日、性別、住所などの情報を居住地以外の自治体から引き出せるようにネットワーク化したシステム
 ディープラーニングなどで用いられる、脳神経系の仕組みをコンピュータで模したモデル
 

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正解の理由(令和5年 問74)

ディープラーニングは、大量のデータをニューラルネットワークで解析して、データの特徴を抽出、学習する技術です。
(ITパスポート 令和元年 問21より)

ニューラルネットワークは、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものです。
(ITパスポート 令和2年 問19より)

ニューラルネットワークの説明(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

 「脳神経系の仕組みをコンピュータで模したモデル」とあるので、ニューラルネットワークの記述です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和5年 問74)

 「PC、携帯電話、情報家電などの様々な情報機器が、社会の至る所に存在し、いつでもどこでもネットワークに接続できる環境」は、ユビキタスネットワークの記述です。 ユビキタスとは「いたるところに遍在する」という意味のラテン語に由来した言葉です。

 「国立情報学研究所が運用している、大学や研究機関などを結ぶ学術研究用途のネットワーク」は、学術情報ネットワーク SINET(サイネット)”の記述です。

 「全国の自治体が、氏名、生年月日、性別、住所などの情報を居住地以外の自治体から引き出せるようにネットワーク化したシステム」は、住民基本台帳ネットワークシステムの記述です。

住民基本台帳ネットワークシステムは、住民の利便性の向上と国及び地方公共団体の行政の合理化を目的に、住民基本台帳をネットワーク化した、全国共通の本人確認ができるシステムです。

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(令和5年 問74)
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令和5年 問76

品質管理担当者が行っている検査を自動化することを考えた。10,000枚の製品画像と、それに対する品質管理担当者による不良品かどうかの判定結果を学習データとして与えることによって、製品が不良品かどうかを判定する機械学習モデルを構築した。100枚の製品画像に対してテストを行った結果は表のとおりである。品質管理担当者が不良品と判定した製品画像数に占める、機械学習モデルの判定が不良品と判定した製品画像数の割合を再現率としたとき、このテストにおける再現率は幾らか。

単位 枚
機械学習モデルによる判定
不良品良品
品質管理担当者による判定不良品55
良品1575

 0.05
 0.25
 0.50
 0.80
 

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正解の理由(令和5年 問76)

問題に「品質管理担当者が不良品と判定した製品画像数に占める機械学習モデルの判定が不良品と判定した製品画像数の割合を再現率とした」とあるので、式で表すと次のようになります。

ITパスポート令和5年問76再現率の式

表より

単位 枚
機械学習モデルによる判定
不良品良品
品質管理担当者による判定不良品55
良品1575

品質管理担当者が不良品と判定した製品画像数
(緑色部分のセル)
=5+5
=10

機械学習モデルの判定が不良品と判定した製品画像数
(赤枠部分のセル)
=5

再現率を計算すると

再現率=5÷10=0.5

よって、正解は  です。

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(令和5年 問76)
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令和5年 問77

受験者10,000人の4教科の試験結果は表のとおりであり、いずれの教科の得点分布も正規分布に従っていたとする。ある受験者の4教科の得点が全て71点であったとき、この受験者が最も高い偏差値を得た教科はどれか。

単位 点
平均点標準偏差
国語625
社会559
数学586
理科607

 国語
 社会
 数学
 理科
 

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正解の理由(令和5年 問77)

偏差値は、得点が全体の中のどのくらいの位置にあるかを示すものです。

偏差値は、次の式で求められます。

偏差値=(得点−平均点)÷標準偏差×10+50

各科目について計算すると、次のようになります。

 国語 偏差値=(71-62)÷5×10+50=68

 社会 偏差値=(71-55)÷9×10+50=68

 数学 偏差値=(71-58)÷6×10+50=72

 理科 偏差値=(71-60)÷7×10+50=66

よって、最も偏差値の高い教科は数学で、正解は  です。

なお、この問題のように偏差値の大小を比較する場合には、

偏差値=(得点−平均点)÷標準偏差×10+50

(得点−平均点)÷標準偏差 部分の値を比較するだけで答えることができます。

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(令和5年 問77)
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令和5年 問91

AI に利用されるニューラルネットワークにおける活性化関数に関する記述として、適切なものはどれか。

 ニューラルネットワークから得られた結果を基に計算し、結果の信頼度を出力する。
 入力層と出力層のニュー口ンの数を基に計算し、中間層に必要なニューロンの数を出力する。
 ニュー口ンの接続構成を基に計算し、最適なニューロンの数を出力する。
 一つのニューロンにおいて、入力された値を基に計算し、次のニューロンに渡す値を出力する。
 

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正解の理由(令和5年 問91)

ニューラルネットワークは、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものです。
(ITパスポート 令和2年 問19より)

数値を入力し、情報を伝播させ結果を出力します。

活性化関数は、ニューラルネットワークの要素です。

ニューラルネットワークの説明(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

  「一つのニューロンにおいて、入力された値を基に計算し、次のニユーロンに渡す値を出力する。」とあるので、活性化関数の記述です。

よって、正解は  です。

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(令和5年 問91)
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令和5年 問96

CPUのクロック周波数や通信速度などを表すときに用いられる国際単位系(SI)接頭語に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 Gの10の6乗倍は、 Tである。
 Mの10の3乗倍は、 Gである。
 Mの10の6乗倍は、 Gである。
 Tの10の3乗倍は、 Gである。
 

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正解の理由(令和5年 問96)

国際単位系(SI)接頭語は、大きな数字や小さな数字を表すのに便利なように、単位の前につける文字です。

各SI接頭語には、下図のような関係があります。

SI接頭語の覚え方(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

 Mの10の3乗倍はGなので、「Gである。」は適切です。

よって、正解は  です

不正解の理由(令和5年 問96)

 Gの10の6乗倍は、Pなので、「Tである。」は不適切です。

 Mの10の6乗倍は、Tなので、「Gである。」は不適切です。

 Tの10の3乗倍は、Pなので、「Gである。」は不適切です。

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(令和5年 問96)
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