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基礎理論-予想問題-b

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基礎 予想9

回帰直線に関する記述のうち適切なものはどれか。

ア 回帰直線のグラフが原点を通ることはない。
イ 相関係数の値が大きいほど、回帰直線の傾きは大きくなる。
ウ 相関係数の値が異なっていても、同一の回帰直線が求められることがある。
エ 相関係数の値が負のときは、回帰直線が求められない。
 

出典:ソフトウェア開発 平成18年秋午前 問3

正解の理由

回帰直線は、図に表示された各点の真ん中を通るイメージの線です。

相関係数は、2種類の変数間の(直線的な)関係の強さを示します。

下図のように、「相関係数の値が異なっていても、同一の回帰直線が求められること」があります。

相関係数と回帰直線の説明(テクノロジ系基礎理論34.応用数学)

よって、正解は  です。

不正解の理由

ア 「回帰直線のグラフが原点を通ること」はあります。

イ 「相関係数」「回帰直線の傾き」は、関係ありません。

エ 下図のように、「相関係数の値が負のとき」も回帰直線が求められます。

相関係数とグラフの説明(テクノロジ系基礎理論34.応用数学)

基礎 予想10

グラフに示される頂点 V1からV4 、V5、V6の各点への最短所要時間を求め、短い順に並べたものはどれか。 ここで、 グラフ中の数値は各区間の所要時間を表すものとし、最短所要時間が同ーの場合には添字の小さい順に並べるものとする。

応用情報技術者平成26年秋午前問5問題と解説
ア V4 、V5、V6
イ V4 、V6、V5
ウ V5 、V4、V6
エ V5 、V6、V4
 

出典:応用情報 平成26年秋午前 問5

正解の理由

グラフは、モノとモノのつながりを簡潔に記述し、解析できます。

V1をスタートして、所要時間の少ないほうの区間を選んで目標に向かいます。

応用情報技術者平成26年秋午前問5問題と解説
応用情報技術者平成26年秋午前問5問題と解説
応用情報技術者平成26年秋午前問5問題と解説

上図から、最短所要時間を比較すると V4<V6<V5

よって、正解は  です。

基礎 予想11

ノードとノードの間のエッジの有無を、隣接行列を用いて表す。ある無向グラフの隣接行列が次の場合、グラフで表現したものはどれか。ここで、ノードを隣接行列の行と列に対応させて、ノード間にエッジが存在する場合は1で、エッジが存在しない場合は0で示す。

基本情報技術者令和元年秋午前問3問題と解説
基本情報技術者令和元年秋午前問3問題と解説
ア 
イ 
ウ 
エ 
 

出典:基本情報 令和元年秋午前 問3

正解の理由

グラフは、モノとモノのつながりを簡潔に記述し、解析できます。

グラフのノード(点)は路線図でいう駅、エッジ(辺)は路線図でいう線路に相当します。

グラフ理論のノード・エッジ(テクノロジ系基礎理論34.応用数学)

隣接行列は、エッジ(辺)があるところに 1、ないところに 0 を格納した行列です。

基本情報技術者令和元年秋午前問3問題と解説

選択肢を確認すると、

基本情報技術者令和元年秋午前問3問題と解説

よって、正解は  です。

基礎 予想12

AIにおける過学習の説明として、最も適切なものはどれか。

ア ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用することによって、効率的に学習させる。
イ 学習に使った訓練データに対しては精度が高い結果となる一方で、未知のデータに対しては精度が下がる。
ウ 期待している結果とは掛け離れている場合に、結果側から逆方向に学習させて、その差を少なくする。
エ 膨大な訓練データを学習させても効果が得られない場合に、学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにする。
 

出典:応用情報 令和4年秋午前 問4

正解の理由

 「学習に使った訓練データに対しては精度が高い結果となる」「未知のデータに対しては精度が下がる。」とあるので、過学習の説明です。

過学習とは、機械学習を行う際にあらかじめ用意してある訓練データに過剰に適合しすぎ、未知データ(テストデータ)に対しては予測の性能が下がる(汎用性がなくなった)状態のことを指します。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 「ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用する」とあるので、転移学習の説明です。

転移学習は、特定の領域で学習させたモデルを別の領域に適用する手法です。

学習済みのモデルに新たにモデルを追加し、学習済み部分のパラメータは変更せずに、別のデータセットを用いて再学習(モデルのパラメータを微調整)します。

 「結果側から逆方向に学習させて、その差を少なくする。」とあるので、バックプロパゲーションの説明です。

バックプロパゲーションは、ニューラルネットワークのトレーニング(調整)を効率よく行うアルゴリズムです。

ニューラルネットワークの出力と正解との誤差をもとに、出力側から入力側へとさかのぼって、ニューラルネットワークの重みとバイアスを最適化します。

バックプロパゲーションの説明(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

 「学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにする。」とあるので、強化学習の説明です。

基礎 予想13

AIにおける転移学習の説明として、最も適切なものはどれか。

ア 学習に使った訓練データに対しては精度が高い結果となる一方で、未知のデータに対しては精度が下がる。
イ 期待している結果とは掛け離れている場合に、結果側から逆方向に学習させて、その差を少なくする。
ウ 膨大な訓練データを学習させても効果が得られない場合に、学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにする。
エ ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用することによって、効率的に学習させる。
 

出典:応用情報 令和4年秋午前 問4 一部改変

正解の理由

 「ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用する」とあるので、転移学習の説明 です。

転移学習は、特定の領域で学習させたモデルを別の領域に適用する手法です。

学習済みのモデルに新たにモデルを追加し、学習済み部分のパラメータは変更せずに、別のデータセットを用いて再学習(モデルのパラメータを微調整)します。

よって、正解は  です。

不正解の理由

  「学習に使った訓練データに対しては精度が高い結果となる」「未知のデータに対しては精度が下がる。」とあるので、過学習の説明です。

 「結果側から逆方向に学習させて、その差を少なくする。」とあるので、バックプロパゲーションの説明です。

バックプロパゲーションは、ニューラルネットワークのトレーニング(調整)を効率よく行うアルゴリズムです。

ニューラルネットワークの出力と正解との誤差をもとに、出力側から入力側へとさかのぼって、ニューラルネットワークの重みとバイアスを最適化します。

バックプロパゲーションの説明(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

 「学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにする。」とあるので、強化学習の説明です。

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