令和元年 問9
DFDにおいて、データフローや処理 (機能)以外に記述されるものだけを全て挙げたものはどれか。
a データの処理に要する時間
b データの蓄積場所
c データの発生源や出力先
正解の理由(令和元年 問9)
DFD( Data Flow Diagram )は、データの流れに着目し、業務のデータの流れと処理の関係を表記する図です。
(ITパスポート 平成29年春 問14より)
a 「データの処理に要する時間」は、DFDにおいて記述されません。
b 「データの蓄積場所」は、、DFDにおいて記述されます。
c 「データの発生源や出力先」は、、DFDにおいて記述されます。
よって、データフローや処理 (機能)以外に記述されるのは、b と c だけなので、正解は ウ です。
令和元年 問23
統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して、新たなサービスや価値を生み出すためのヒントやアイディアを抽出する役割が重要となっている。その役割を担う人材として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和元年 問23)
データサイエンティストは、ビッグデータを有効活用し 、事業価値を生み出す役割を担う専門人材です。
次の能力が求められます。
ビジネスカ | 課題の背景を理解した上で、ビジネス課題を整理・分析 し、解決する力 |
データサイエンスカ | 人工知能や統計学などの情報科学に関する知識を用いて、予測、検定、関係性の把握及びデータ加工・可視化する力 |
データエンジニアリングカ | データ分析によって作成したモデルを使えるように、分析システムを実装、運用するカ |
問題に「統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して、新たなサービスや価値を生み出すための ヒントやアイディアを抽出する役割」とあるので、データサイエンティストが適切です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和元年 問23)
ア ITストラテジストとは、経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進する人材を指します。
( IPA ITストラテジスト試験 試験情報より)
イ システムアーキテク卜とは、システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く人材です。
(IPA システムアーキテクト試験 試験情報より)
ウ システムアナリストとは、経営戦略に基づく情報戦略の立案、システム化全体計画及び個別システム化計画の策定を行うとともに、計画立案者の立場から情報システム開発プロジェクトを支援し、その結果を評価する人材です。
(IPA システムアナリスト試験 試験情報より)
令和元年 問33
RPA (Robotic Process Automation)の事例として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和元年 問33)
RPA (Robotic Process Automation)は、人間が行っていた定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る手段です。
(ITパスポート 令和2年 問29より)
ウ 「ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェア」とあるので、RPAの事例です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和元年 問33)
ア 「高度で非定型な判断だけを人間の代わりに自動で行う」とあり、定型業務でないのでRPAの事例でありません。
イ 「非定型な業務を自動で行う。」とあるので、RPAの事例ではありません。
エ 「工場の製造現場で組立てなど」とあり、事務作業でないのでRPAの事例ではありません。
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