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システム構成要素-令和5年

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令和5年 問63

容量が500GバイトのHDDを2台使用して、 RAID0、 RAID1を構成したとき、実際に利用可能な記憶容量の組合せとして、適切なものはどれか。

RAID0RAID1
1Tバイト1Tバイト
1Tバイト500Gバイト
500Gバイト1Tバイト
500Gバイト500Gバイト
 

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正解の理由(令和5年 問63)

RAID 0は、ストライピングとも呼ばれます。

一つのデータを分割し、2台以上のハードディスクに並行して書き込みます。

読み込み・書き込みを高速化できます。

RAID 0(ストライピング)の説明図(テクノロジ系システム構成要素43.システムの構成)

容量が500GバイトのHDDを2台でRAID 0を構成したとき、

500Gバイト×2=1000Gバイト=1Tバイト

実際に利用可能な記憶容量は、1Tバイトです。

RAID 1は、ミラーリングとも呼ばれます。

2台以上のハードディスクに同じデータを書き込みます。

RAID1(ミラーリング)の説明図(テクノロジ系システム構成要素43.システムの構成)

容量が500GバイトのHDDを2台でRAID1を構成したとき、

実際に利用可能な記憶容量は、500Gバイトです。

よって、正解は  です。

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(令和5年 問63)
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令和5年 問70

Webサービスなどにおいて、信頼性を高め、かつ、利用者からの多量のアクセスを処理するために、複数のコンピュータを連携させて全体として一つのコンピュータであるかのように動作させる技法はどれか。

 クラスタリング
 スプーリング
 バッファリング
 ミラーリング
 

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正解の理由(令和5年 問70)

クラスタリングは、複数のコンピュータを連携させ、全体を1台のコンピュータであるかのように利用する技術です。

負荷を分散することにより、一台のコンピュータでは実現できない数のアクセスを処理できるようになります。

HAクラスタの説明(テクノロジ系システム構成要素43.システムの構成)
負荷分散クラスタの説明(テクノロジ系システム構成要素43.システムの構成)

問題に「信頼性を高め」「利用者からの多量のアクセスを処理する」「複数のコンピュータを連携させて全体として一つのコンピュータであるかのように動作させる」とあるので、クラスタリングの説明です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和5年 問70)

 スプーリングは、処理能力に大きな差のある装置やソフトウェア、通信回線などを連携して動作させる際に、データ転送を、補助記憶装置を介して行うことによって、システム全体の処理能力を高めることを指します。

処理の早い側は、処理データを補助記憶装置に一時保存することによって、処理の遅い側を待たないで次の処理に取り掛かることができます。

また、処理の遅い側は補助記憶装置からデータを読み出すことによって、処理を進めることが出来ます。

 バッファ(buffer)は緩衝材の意味をもつ英語で、ITではデータを一時的に蓄えておく記憶装置や記憶領域を指します。

バッファリングは、複数の機器やソフトウェアの間でデータをやり取りするときに、このバッファを介してデータをやり取りすることを指します。

バッファリングによって、複数の機器やソフトウェアの間の処理速度などの差を補い、データのやり取りの速度低下や中断が起きないようにすることができます。

 ミラーリングは、2台以上のハードディスクに同じデータを書き込みます。RAID 1とも呼ばれます。

RAID1(ミラーリング)の説明図(テクノロジ系システム構成要素43.システムの構成)

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(令和5年 問70)
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令和5年 問93

フールプルーフの考え方を適用した例として、適切なものはどれか。

 HDDをRAIDで構成する。
 システムに障害が発生しても、最低限の機能を維持して処理を継続する。
 システムを二重化して障害に備える。
 利用者がファイルの削除操作をしたときに、“削除してよいか”の確認メッセージを表示する。
 

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正解の理由(令和5年 問93)

フールプルーフは、人聞がシステムの操作を誤らないように、又は、誤っても故障や障害が発生しないように設計段階で対策する考え方です。
(ITパスポート 平成27年春 問64より)

 「利用者がファイルの削除操作をしたときに、『削除してよいか』の確認メッセージを表示する。」は、システムの操作を誤らないようにする対策なので、フールプルーフの考え方を適用した例です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和5年 問93)

 「HDDをRAIDで構成する。」は、フォールトトレランスの例です。

フォールトトレランスは、故障などでシステムに障害が発生した際に、システムの処理を続行できるようにすることです。
(ITパスポート 平成27年春 64より)

 「システムに障害が発生しても、最低限の機能を維持して処理を継続する。」は、フェールソフトの例です。

フェールソフトには、「クラスタ構成のシステムにおいて、あるサーバが動作しなくなった場合でも、他のサーバでアプリケーションを引き継いで機能を提供する。」などの例があります。
(基本情報 平成23年秋午前 問17より)

 「システムを二重化して障害に備える。」は、フォールトトレランスの例です。

フォールトトレランスは、故障などでシステムに障害が発生した際に、システムの処理を続行できるようにすることです。
(ITパスポート 平成27年春 64より)

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(令和5年 問93)
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