企業活動-令和5年-a

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令和5年 問6

A社では、顧客の行動や天候、販売店のロケーションなどの多くの項目から成るデータを取得している。これらのデータを分析することによって販売数量の変化を説明することを考える。その際、説明に使用するパラメータをできるだけ少数に絞りたい。このときに用いる分析法として、最も適切なものはどれか。

ア ABC分析
イ クラスター分析
ウ 主成分分析
エ 相関分析
 

正解の理由

主成分分析は、ある一定の法則を見つけることで、多くの変数の情報をできるだけ損なわないようにして、変数を少なくする解析手法です。

問題に「説明に使用するパラメータをできるだけ少数に絞りたいときに用いる分析法」とあるので、主成分分析が適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 ABC分析は、全体に占める度数の割合が大きい項目をA、中程度の項目をB、少ない項目はCと分類して、全体に占める割合の大きさごとに分析を行っていく分析手法です。

 クラスター分析は、異なる種類のものが混在している集団の中から、互いに性質が似たものを集めて「クラスター(集団)」を作り、データの傾向や特徴を把握しやすくする分析手法です。

 相関分析は、一方の変量が変化すると、他方もそれに応じて変化する関係を明らかにする統計的手法です。

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問5 令和5年 問7

令和5年 問11

IoTやAIといったITを活用し、戦略的にビジネスモデルの刷新や新たな付加価値を生み出していくことなどを示す言葉として、最も適切なものはどれか。

ア デジタルサイネージ
イ デジタルディバイド
ウ デジタルトランスフォーメーション
エ デジタルネイティブ
 

正解の理由

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することです。

問題に「 IoTやAIといったITを活用し、戦略的にビジネスモデルの刷新や新たな付加価値を生み出していくことなどを示す」とあるので、DXが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 デジタルサイネージは、ディスプレイなどの電子機器に、映像、文字などを表示して、お知らせ、案内、広告などを知らせる電子看板です。

 デジタルディバイドは、PCや通信などを利用する能力や機会の遣いによって、経済的又は社会的な格差が生じることです。
(基本情報 平成28年春午前 問71より)

 デジタルネイティブは、ゲーム機、携帯電話、パソコン、インターネットなどのICTに、子供の頃から親しんできた世代を指します。

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問10 令和5年 問12

令和5年 問14

AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a Webサイト上で、 日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。

b 災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。

c スマートスピー力ーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。

d 駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で、開く。

ア a、 b、 c
イ a、 b、 d
ウ a、 c、 d
エ b、 c、 d
 

正解の理由

自然言処理は、自然言語(=私たちが使っている言葉)をコンピュータで処理する技術です。

自然言語を理解しやすい形に変換したり、人間に近い解釈をして、コミュニケーションを促進させる技術です。

a  「Webサイト上で、 日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。」は、言葉を解釈しているので、自然言語処理が利用されています。

b  「災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。」は、投稿された文字情報を解釈して、地名と災害情報などを解析しているので、自然言語処理が利用されています。

c  「スマートスピー力ーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。」は、言葉を解釈しているので、自然言語処理が利用されています。

d  「駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で、開く。」は、言葉を解釈していないので、自然言語処理は利用されていません。

自然言語処理を利用しているのは、ac です。

よって、正解は  です。

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問13 令和5年 問15

令和5年 問20

資本活用の効率性を示す指標はどれか。

ア 売上高営業利益率
イ 自己資本比率
ウ 総資本回転率
エ 損益分岐点比率
 

正解の理由

「資本活用の効率性」とは、会社の資本をいかに効率的に活用して、収益を得たかということです。

総資本回転率は、事業に投資をした総資本が、どれくらい効率よく活用されているか把握するための指標です。

売上高を総資本で割って求めます。

総資本回転率が高いほど、総資本(総資産)が効率的に活用されていることを示します。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 売上高営業利益率は、企業の収益性を示す指標です。

次式で求めます。

売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100

この指標が高いほど、会社の本業における稼ぐ力が強いことを表します。

 自己資本比率は、会社の財務面の安全性を表す経営指標の一つです。

次式で求めます。

自己資本比率(%)=自己資本÷総資本×100

この指標が高いほど、総資本の中の返済しなければならない負債が少なく、健全性が高いことを表します。

エ 損益分岐点比率は、売上高の減少に対する耐性を示す指標です。

次式で求めます。

損益分岐点比率(%)=損益分岐点売上高÷売上高

売上高が現在の何%以下の水準になると赤字になるか表します。

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問19 令和5年 問21

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