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ソフトウェア開発管理技術-令和2年

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令和2年 問37

開発対象のソフトウェアを、比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき、各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで、ソフトウェアを完成させる。一つの機能の開発終了時に、次の開発対象とする機能の優先順位や内容を見直すことで、ビジネス環境の変化や利用者からの要望に対して、迅速に対応できることに主眼を置く開発手法はどれか。

ア アジャイル
イ ウォータフォール
ウ 構造化
エ リバースエンジニアリング
 

正解の理由

アジャイルは、ソフトウェアやシステムを開発する具体的な手法の一つです。

開発対象のソフトウェアを、比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき、各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで、ソフトウェアを完成させます。

リリースは、発表すること、あるいは、次の段階(工程)に引き渡すという意味です。

問題に「比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割」「各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返す」とあるので、アジャイルです。

ウォータフォール型とアジャイル型の開発手法の違い(マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法)
アジャイル型開発手法の説明(マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法)

よって、正解は  です。

不正解の理由

 ウォータフォールは、開発工程を設計、実装、テストなどに分け、前の工程が完了してから、その成果物を使って次の工程を行う開発手法です。

ウォータフォールモデルの説明(マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法)

 構造化は、機能に着目し、開発するプログラムの機能を大枠から詳細へ分解していくことで、プログラムを整理された構造の組み合わせによってつくる開発手法です。

 リバースエンジニアリングは、既存の製品を分解し、解析することによって、その製品の構造を解明して技術を獲得する手法です。
(ITパスポート 平成26年春 問47より)

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問36 令和2年 問38

令和2年 問46

開発担当者と運用担当者がお互いに協調し合い、バージョン管理や本番移行に関する自動化のツールなどを積極的に取り入れることによって、仕様変更要求などに対して迅速かつ柔軟に対応できるようにする取組を表す用語として、最も適切なものはどれか。

ア DevOps
イ WBS
ウ プロトタイピング
エ ペアプログラミング
 

正解の理由

DevOps(Development and Operation:デブオプス)は、開発担当者と運用担当者の連携を強化するための考え方や仕組みです。

開発側と運用側が密接に連携し、自動化ツールなどを活用して機能などの導入や更新を迅速に進めるしくみです。

問題に「開発担当者と運用担当者がお互いに協調し合い」「ツールなどを積極的に取り入れる」とあるので、DevOpsが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 WBS(Work Breakdown Structure)は、成果物とそれを作成するための作業を明確にするために、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)して整理したものです。

 プロトタイピングは、システム開発の早い段階で試作ソフトウェアを作成して、利用者の要求事項を明確にして開発する手法です。

 ペアプログラミングは、エクストリームプログラミング(XP:eXtreme Programming)のプラクティスの1つです。プログラム開発において、相互に役割を交替し、チェックし合うことによって、コミュニケーションを円滑にし、プログラムの品質向上を図ります。

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問45 令和2年 問47

令和2年 問51

リバースエンジニアリングで実施する作業として、最も適切なものはどれか。

ア 開発中のソフトウェアに対する変更要求などに柔軟に対応するために、短い期間の開発を繰り返す。
イ 試作品のソフトウェアを作成して、利用者による評価をフィードバックして開発する。
ウ ソフトウェア開発において、上流から下流までを順番に実施する。
エ プログラムを解析することで、ソフトウェアの仕様を調査して設計情報を抽出する。
 

正解の理由

リバースエンジニアリングは、既存の製品を分解し、解析することによって、その製品の構造を解明して技術を獲得する手法です。
(ITパスポート 平成26年春 問47より)

 「プログラムを解析」「設計情報を抽出する。」とあるので、リバースエンジニアリングが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 「短い期間の開発を繰り返す。」とあるので、 アジャイルです。

アジャイルは、ソフトウェアやシステムを開発する具体的な手法の一つです。

開発対象のソフトウェアを、比較的短い期間で開発できる小さな機能の単位に分割しておき、各機能の開発が終了するたびにそれをリリースすることを繰り返すことで、ソフトウェアを完成させます。

アジャイル型開発手法の説明(マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法)

 「試作品のソフトウェアを作成して、利用者による評価をフィードバックして開発する。」は、プロトタイピングです。

プロトタイピングは、システム開発の早い段階で試作ソフトウェアを作成して、利用者の要求事項を明確にして開発する手法です。

 「ソフトウェア開発において、上流から下流までを順番に実施する。」は、ウォータフォールです。

ウォータフォールは、開発工程を設計、実装、テストなどに分け、前の工程が完了してから、その成果物を使って次の工程を行う開発手法です。

ウォータフォールモデルの説明(マネジメント系ソフトウェア開発管理技術26.開発プロセス・手法)
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問50 令和2年 問52

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