
令和4年4月からITパスポート試験の範囲が変わって、もう、受かるの無理!と言っている人がいるよ。

実際のところどうなのか、IPAの統計資料と公開問題から確かめてみましょう。
合格率が若干下がったが、51%前後に落ち着く傾向

令和3年度から8月までの受験者数と合格率をグラフにしました。
令和3年度に比べて、合格率が若干下がってはいますが、51%前後に落ち着く傾向がみられます。
この程度であれば、今までより多少難しくなっても、ITパスポート試験を敬遠する必要はありませんね。

補足:4月~6月の合格率上昇について
ITパスポート試験では、受験者が増えたときには合格率が下がり、受験者が減った時には合格率が上がる傾向があります。

昨年と比べて、合格率はあまり変わっていないんだね。
シラバスの新しい用語、シラバスにない用語が4割程度出題

令和4年度過去(公開)問題の出題傾向をグラフにしました。
シラバス4以降の新しい用語が、各分野で4割程度出題されています。
シラバスのバージョンと試験問題の関係については、こちらの記事に詳しく説明しました。



学習のヒント

じゃあ、どうすればいいの?

学習のヒントを紹介しますね。
具体的な出題分野、出題された問題を確認する。
ねらいを定めて学習したほうが効率的です。
問題の出題分野、シラバスとの関係、キーワードなどは、次の記事で確認できます。



シラバス4以降の新しい用語に重点を置いて学習する。
これまでは、過去問題を解くことで、別に意識しなくとも用語を覚えることが出来ました。
でも、令和元年以降、試験問題が年1回しか公開されていません。
公開されている過去問題だけを解いても、新しい用語の知識を十分に身に付けることが出来ません。
問題演習だけでなく、新しい用語、シラバスにない用語を覚える学習が重要です。

過去問題演習だけじゃ、受かるの難しそうだね。
学習の基本的な方法は、次の記事で確認できます。
シラバス6での具体的な学習のポイントは、次の記事で確認できます。


まとめ
シラバス6になってからの、ITパスポート試験の状況を確認すると、次のことがわかりました。
・合格率が若干下がったが、51%前後に落ち着く傾向
・シラバスの新しい用語、シラバスにない用語が4割程度出題
さまざまな意見はありますが、シラバス6になっても、”ITパスポート試験は、多くの人が合格をねらえる国家試験”であることは間違いないでしょう。
ただし、合格するには、これまで多くの受験者がやっていた過去問題演習中心の学習に加えて、シラバスの新しい用語、シラバスにない用語を学習することが重要でしょう。
ITパスポート試験は、シラバス6になってから出題範囲が広くなっています。
まずは、ITパスポート試験ついて、これまでに紹介した記事で、整理された情報を確認することから始めましょう。
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