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経営戦略マネジメント-令和3年

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令和3年 問8

画期的な製品やサービスが消費者に浸透するに当たり、イノベーションへの関心や活用の時期によって消費者をアーリーアダプタ、アーリーマジョリティ、イノベータ、ラガード、レイトマジョリティの五つのグループに分類することができる。このうち,活用の時期が2番目に早いグループとして位置付けられ、イノベーションの価値を自ら評価し、残る大半の消費者に影響を与えるグループはどれか。

ア アーリーアダプタ
イ アーリーマジョリティ
ウ イノベータ
エ ラガード
 

正解の理由

イノベーションとは、技術の革新にとどまらず、これまでとは全く違った新たな考え方、仕組みを取り入れて、新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことです。

マーケティングは、商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。

マーケティングに関する理論の1つにイノベータ理論があります。この理論では、商品購入の態度によって消費者を5つのタイプに分類しています。

イノベータの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)
アーリーアダプタの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)
アーリーマジョリティの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)
レイトマジョリティの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)
ラガードの説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)

問題に「活用の時期が2番目に早い」とあるので、アーリーアダプタが適切です。

よって、正解は  です。

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問7 令和3年 問9

令和3年 問16

マーチャンダイジングの説明として、適切なものはどれか。

ア 消費者のニーズや欲求、購買動機などの基準によって全体市場を幾つかの小さな市場に区分し、標的とする市場を絞り込むこと
イ 製品の出庫から販売に至るまでの物の流れを統合的に捉え、物流チャネル全体を効果的に管理すること
ウ 店舗などにおいて、商品やサービスを購入者のニーズに合致するような形態で提供するために行う一連の活動のこと
エ 配送コストの削減と、消費者への接触頻度増加によるエリア密着性向上を狙つて,同一エリア内に密度の高い店舗展開を行うこと
 

正解の理由

マーチャンダイジングは、店舗での陳列、販促キャンペーンなど、消費者のニーズに合致するような形態で商品を提供するために行う一連の活動を指します。

マーチャンダイジングの例(陳列の検討)(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)
マーチャンダイジングの例(販促キャンペーンの計画)(ストラテジ系経営戦略マネジメント10.マーケティング)

 「購入者のニーズに合致するような形態で提供するために行う一連の活動のこと」とあるので、マーチャンダイジングの説明として適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 「全体市場を幾つかの小さな市場に区分」とあるので、セグメンテーションの説明です。

セグメンテーションとは、市場や顧客をニーズ、製品への認識、価値観、購買行動などさまざまな切り口で、特性が似ているグループに分けることを指します。

 「物流チャネル全体を効果的に管理」とあるので、ロジスティクスの説明です。

ロジスティクスとは、調達や生産、販売などの広い範囲を考慮に入れた上での物流の最適化を目指す考え方を指します。
(ITパスポート 平成30年春 問23より)

 「同一エリア内に密度の高い店舗展開を行う」とあるので、ドミナント戦略の説明です。

ドミナント戦略とは、チェーンストアなどが一定の地域内に集中して出店して、経営効率を高める一方で、その地域での高いシェアをもとに他社に対して優位に立つ戦略です。 ドミナント戦略は、コンビニエンスストア、ドラッグストア、外食チェーンなどで採用されています。

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問15 令和3年 問17

令和3年 問18

戦略目標の達成状況を評価する指標には、目標達成のための手段を評価する先行指標と目標達成度を評価する結果指標の二つがある。戦略目標が“新規顧客の開拓”であるとき、先行指標として適切なものはどれか。

ア 売上高増加額
イ 新規契約獲得率
ウ 総顧客増加率
エ 見込み客訪問件数
 

正解の理由

問題より

達成状況を評価する指標

先行指標:目標達成のための手段を評価する指標

結果指標:目標達成度を評価する指標

 見込み客訪問件数が増えると新規顧客の増加が期待できるので、見込み客訪問は、目標達成のための手段です。

そのため、見込み客訪問件数は、先行指標として適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 売上高増加額は、新規顧客開拓の結果なので先行指標として不適切です。

 新規契約獲得率は、新規顧客開拓の結果なので先行指標として不適切です。

 総顧客増加率は、新規顧客開拓の結果なので先行指標として不適切です。

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問17 令和3年 問19

令和3年 問23

プロダクトポートフォリオマネジメントは、企業の経営資源を最適配分するために使用する手法であり、製品やサービスの市場成長率と市場におけるシェアから、その戦略的な位置付けを四つの領域に分類する。市場シェアは低いが急成長市場にあり、将来の成長のために多くの資金投入が必要となる領域はどれか。

ア 金のなる木
イ 花形
ウ 負け犬
エ 問題児
 

正解の理由

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)分析は、下図のように分類しています。

PPMの説明

問題に「市場シェアは低いが急成長市場にあり」とあるので、問題児が適切です。

よって、正解は  です。

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問22 令和3年 問24

令和3年 問34

SCMの導入による業務改善の事例として、最も適切なものはどれか。

ア インターネットで商品を購入できるようにしたので、販売チャネルの拡大による売上増が見込めるようになった。
イ 営業担当者がもっている営業情報や営業ノウハウをデータベースで管理するようにしたので、それらを営業部門全体で共有できるようになった。
ウ ネットワークを利用して売上情報を製造元に伝達するようにしたので、製造元が製品をタイムリーに生産し、供給できるようになった。
エ 販売店の売上データを本部のサーバに集めるようにしたので、年齢別や性別の販売トレンドの分析ができるようになった。
 

正解の理由

SCMSupply Chain Management:供給連鎖管理)は、調達、生産、流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を、取引先を含めて全体最適の視点から見直し、納期短縮や在庫削減を図ることです。
(ITパスポート 令和2年 問15より)

SCM(サプライチェーンマネジメント)の説明(ストラテジ系経営戦略マネジメント12.経営管理システム)

 「製造元が製品をタイムリーに生産し、供給できるようになった」とあるので、SCMの内容です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

 インターネットで商品を購入できるようにした」とあるので、ECサイトの内容です。

EC(Electronic Commerce:電子商取引)は、インターネットやコンピューターなどの電子的な手段で、商品の売買やサービスなどの取引をすること全般を指します。

 「営業情報や営業ノウハウをデータベースで管理する」とあるので、SFAの内容です。

SFA(Sales Force Automation)は、営業情報・ノウハウを共有して、営業活動を支援するシステムです。

SFAの説明(ストラテジ系ビジネスインダストリ14.ビジネスシステム)

 「販売店の売上データを本部のサーバに集めるようにした」とあるので、POSシステムの内容です。

POS(Point of Sales:販売時点情報管理)は、販売時点で、商品コードや購入者の属性などのデータを読み取ったりキ一入力したりすることで、販売管理や在庫管理に必要な情報を収集するシステムです。
(ITパスポート 平成30年秋 問35より)

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問33 令和3年 問35

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