令和3年 問64
CPU内部にある高速小容量の記憶回路であり、演算や制御に関わるデータを一時的に記憶するのに用いられるものはどれか。
正解の理由
CPU(Central Processing Unit)は、パソコンの脳のような役割をします。
主記憶装置から順番にプログラムを取り出し、その命令を解読し、各装置の働きを制御します。
また、記憶装置に入っているデータの四則演算や論理演算あるいは判断処理などを行います。
問題に「CPU内部にある高速小容量の記憶回路」とあるので、レジスタが適切です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由
ア GPU(Graphics Processing Unit)は、三次元グラフィックスの画像処理などをCPUに代わって高速に実行する演算装置です。
(ITパスポート 平成28年秋 問58より)
イ SSD(Solid State Drive)は、メモリーチップを内蔵し、そのメモリにデータを読み書きする記憶装置です。
SSDは、記録媒体が半導体でできており物理的な駆動機構をもたないので、 HDDと比較して低消費電力で耐衝撃性も高いです。
(ITパスポート 令和4年春 問84より)
HDDと同じく補助記憶装置の1つです。
読み書きの速度が非常に速いの特徴です。
ウ 主記憶は、CPUが直接読み書きする記憶装置です。DRAMが用いられます。
令和3年 問72
IoTデバイスとIoTサーバで構成され、IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーバへ送り、IoTサーバからの指示で窓を開閉するシステムがある。このシステムのIoTデバイスに搭載されて、窓を開閉する役割をもつものはどれか。
正解の理由
問題のシステムのイメージは、下図のようになります。
アクチュエータは、コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変えます。
(基本情報 平成29年秋午前 問21より)
よって、正解は ア です。
不正解の理由
イ エッジコンピューティングは、演算処理のリソース(エッジサーバ)を端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化(処理が速いこと)や通信トラフィックの最適化(回線速度に合ったデータ量にする)を行います。
ウ キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法です。
(ITパスポート 平成30年春 問99より)
エ センサで、モノの状態(温度、受けている圧力、におい、湿度、水分量など)を知ることができます。
令和3年 問90
CPUのクロックに関する説明のうち、適切なものはどれか。
正解の理由
CPU(Central Processing Unit)は、パソコンの脳のような役割をします。
主記憶装置から順番にプログラムを取り出し、その命令を解読し、各装置の働きを制御します。
また、記憶装置に入っているデータの四則演算や論理演算あるいは判断処理などを行います。
クロックは、複数の電子回路が動作するタイミングを揃えるための規則正しく刻まれた電気信号です。音楽で使うメトロノームと同じ役割をします。
CPUのクロックは、命令実行のタイミングを調整します。
(ITパスポート 令和3年 問90より)
よって、正解は エ です。
不正解の理由
ア 「USB接続された周辺機器とCPUの間のデータ転送速度」は、使用する周辺機器のUSB規格で決まるので、「クロックの周波数によって決まる。」は不適切です。
イ 「クロックの間隔が短いほど」命令実行の時間は短くなるので、「命令実行に時間が掛かる。」は不適切です。
ウ 「次に実行すべき命令の格納位置を記録する。」は、プログラムカウンタの説明です。
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