令和2年 問65
PCやスマー卜フォンなどの表示画面の画像処理用のチップとして用いられているほか、 AIにおける膨大な計算処理にも利用されているものはどれか。
正解の理由(令和2年 問65)
GPUは、三次元グラフィックスの画像処理などを CPUに代わって高速に実行する演算装置です。
(ITパスポート 平成28年秋 問58より)
問題に「画像処理用のチップとして用いられているほか、 AIにおける膨大な計算処理にも利用されている」とあるので、GPUの記述です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和2年 問65)
ア AR(Augmented Reality:拡張現実)は、実際の環境を捉えているカメラ映像(現実の映像)などに、コンピュータが作り出す情報(仮想の情報)を重ね合わせて表示する技術です。
(ITパスポート 平成28年春 問100より)
イ DVI(Digital Visual Interface)は、コンピュータ本体からディスプレイ、プロジェクタなどの表示装置に映像信号を送るインターフェース規格の一つです。HDMIが普及する前の規格です。
エ MPEG(エムペグ)は、映像データや音声データの圧縮方式一つです。
令和2年 問79
次の①~④のうち、電源供給が途絶えると記憶内容が消える揮発性のメモリだけを全て挙げたものはどれか。
① DRAM
② ROM
③ SRAM
④ SSD
正解の理由(令和2年 問79)
① DRAMは、揮発性メモリです。電源を切ると記憶内容が消えます。
② ROMは、不揮発性メモリです。電源を切っても記憶内容が残ります。
③ SRAMは、揮発性メモリです。電源を切ると記憶内容が消えます。
④ SSDは、不揮発性メモリです。電源を切っても記憶内容が残ります。
よって、揮発性のメモリは ① と ③ なので、正解は イ です。
令和2年 問91
IoT機器やスマートフォンなどの端末に搭載されているGPS機能を利用して、この端末が自らの位置情報を得る仕組みとして、適切なものはどれか。
正解の理由(令和2年 問91)
GPSは、Global Positioning Systemの略で、全地球測位システムと訳されます。
GPSは、人工衛星(GPS衛星)から発せられた電波を受信し、現在位置を特定するものです。
三つ以上の人工衛星が発信している電波を受信して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置を計算して求めます。
ウ 「三つ以上の人工衛星が発信している電波を受信して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を得る。」は、GPSのしくみです。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和2年 問91)
ア GPSは人工衛星が発信している電波を受信するので、「端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて人工衛星に送信」は、GPSのしくみとして不適切です。
イ GPSは人工衛星が発信している電波を受信するので、「端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて地上の無線基地局に送信」は、GPSのしくみとして不適切です。
エ GPSは人工衛星が発信している電波を受信するので、「三つ以上の地上の無線基地局が発信している電波を受信して」は、GPSのしくみとして不適切です。
令和2年 問99
IoTデバイスとIoTサーバで、構成され、 IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーバへ送り、 IoTサーバからの指示でIoTデバイスに搭載されたモータが窓を開閉するシステムがある。このシステムにおけるアクチュエータの役割として、適切なものはどれか。
正解の理由(令和2年 問99)
問題のシステムを図に表すと、下のようなイメージになります。
アクチュエータは、コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変えます。
エ 「窓を開閉する。」は、力学的な運動です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和2年 問99)
ア 「IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受信する。」は、IoTサーバの役割です。
イ 「IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送信する。」は、IoTサーバの役割です。
ウ 「外気温を電気信号に変換する。」は、センサの役割です。
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