令和6年 問3
未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す用語として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和6年 問3)
バックキャスティングは、未来を考える際に、目標となるありたい姿を考え、そこから逆算して、中期的、短期的に実行することを決める方法です。
問題に「未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す」とあるので、バックキャスティングが適切です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和6年 問3)
ア PoC(Proof of Concept)は、新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証のことです。
(ITパスポート 令和2年 問28より)
イ PoV(Proof of Value)とは、導入するサービスや技術などによるメリットに、どれだけの価値があるのかを導入前に検証することです。
エ フォアキャスティングとは、現状を起点に、将来の目標を特定せずに、課題に対する改善を考える思考法です。
令和6年 問5
ベンチャーキャピタルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解の理由(令和6年 問5)
VC( Venture Capital : ベンチャーキャピタル)は、未上場のベンチャー企業に出資して株式を取得し、将来、その企業が株式を公開(上場)した際に株式を売却し、大きな値上がり益を目指す投資会社や投資ファンドです。
イ 「株式売却による利益獲得などを目的に、新しい製品やサービスを武器に市場に参入しようとする企業に対して出資などを行う企業」とあるので、ベンチャーキャピタルに関する記述として適切です
よって、正解は イ です。
不正解の理由(令和6年 問5)
ア 「他の企業と共同出資会社を設立する手法」とあるので、ジョイントベンチャに関する記述です。
ジョイントベンチャは、2社以上の企業が共同出資して経営する企業のことです。
(ITパスポート 令和元年 問10より)
ウ 「新サービスや技術革新などの創出を目的に」「国や学術機関、他の企業など外部の組織と共創関係を結び」「技術や資源を交換し、自社に取り込む」とあるので、オープンイノベーションに関する記述です。
オープンイノベーションは、企業などが、内部(自社)のアイデアとともに外部(他社や大学など)の新たな技術やアイデアを取り入れ、これまでにない製品・サービス、またはビジネスモデルを開発するイノベーション(刷新、革新)です。
エ 「特定された課題の解決を目的」「一定の期間を定めて」「構成員を関連部門から招集」「目的が達成された時点で解散する組織」とあるので、タスクフォースに関する記述です。
令和6年 問17
技術開発戦略において作成されるロードマップを説明しているものはどれか。
正解の理由(令和6年 問17)
ロードマップは、目標への道筋です。 目標を定め、目標達成まで、どんなことを、どのように実現していくかを時系列に図を用いて表したものです。
エ 「横軸に時間」「縦軸に市場、商品、技術などを示し」、「研究開発成果の商品化、事業化の方向性を」「表す」とあるので、目標への道筋を示しています。
よって、正解は エ です。
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