2027年度春頃以降、ITパスポート試験が大きく変わります。
情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構情報処理推進機構(IPA)の「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」に関する情報です。
来年度受験予定者に限らず、今年度中の受験予定の方にも、試験実施日、試験会場の予約に大きな影響が出るでしょう。
そこで、IPAより発表されている内容から、ITパスポートに関する重要ポイントを選び、説明を加えました。
影響の大きさをを確認し、今後の目標や受験計画を立てるのにお役立てください。
[要注意1]試験のシステムリプレースによる試験の休止
2026年12月28日以降 休止される予定です。
再開時期は決まり次第、IPAのウェブページで公開されます。
CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構情報処理推進機構(IPA)の「CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について」に関する情報です。
ただし、試験会場によって試験開催日が異なることから、試験会場によっては、2026年12月27日よりも前に試験実施が休止となる場合もあります。
[要注意2]2027年度春頃の試験から、新しい内容が増える
次のように、ITパスポート試験の内容は大幅に変わります。
特に、2027年春頃からは、ビジネスパーソンに求められるマインド・スタンス(注1)に関する内容が加わります。
(注1)社会変化の中で新たな価値を生み出すために必要な意識・姿勢・行動
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験
新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う
(IPA 【ITパスポート試験】iパスとは より)
▼
ビジネスパーソンに求められるデジタルリテラシーとしての基礎知識及びマインド・スタンスが、目標とする水準に達していることを評価する。
(新試験制度 出題範囲等の改定案 より)
なお、試験時間、出題形式、出題数、実施方式、試験実施回数には変更ありません。
出題範囲の具体的な変更点
出題範囲の構成、内容が次のように変わります。
これまでのような、用語の追加レベルではありません。
構成について
出題分野が現在の「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」から「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」に再整理されます。
![]()
![]()
![]()
▼ 内容を再整理
![]()
![]()
![]()
新たに分野が増える内容(2027年春頃~)
次の分野が、新たに増えます。
![]() | 分野: | ビジネス |
| 大分類: | ビジネス変革 | |
| 説明(注2): | 社会変化の中で新たな価値を生み出すために必要な意識・姿勢・行動について | |
![]() | 分野: | ビジネス |
| 大分類: | データ・AIの利活用 | |
| 説明(注2): | データ・AI活用を推進するためのデータ整備やその仕組化、企業内の推進について | |
| (注2)IPAの発表資料を元に、みちともが補足したものです。 | ||
分野名がなくなる内容(2027年春頃~)
分野名はなくなりますが、別分野の問題として、形を変えて残る可能性があります。
| 過去問題での例(注3) | |
| ・ソフトウェア開発モデルであるアジャイルモデルの特徴に関して、次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。(令和7年 問39) | |
| ・ソフトウェアの開発におけるDevOps に関する記述として、最も適切なものはどれか。(令和6年 問47) | |
| 過去問題での例(注3) | |
| ・利用者が銀行のATMのパネルを操作して入金処理を行う。この操作の要件を定義するときに、ソフトウェア開発の品質特性である使用性を考慮すべきインタフェースとして、最も適切なものはどれか。(令和7年 問47) | |
| ・開発が完了したソフトウェアを本番環境にインストールする手順を明確にし、それを実施する工程として、適切なものはどれか。(令和7年 問46) | |
| 過去問題での例(注3) | |
| ・手続calcMod3を呼び出したときの出力はどれか。(以下省略)(令和7年 問78) | |
| ・4個の要素から成るデータの並びを、次の手順を繰り返して昇順に整列するとき、整列が終了するまでに(1) から(3)の一連の手順は、何回実行されるか。ここで、最初はデータの並び全体を整列対象とする。(以下省略)(令和7年 問98) | |
| 過去問題での例(注3) | |
| ・Aさんは、 Bさんから次の4種類のメッセージを受け取った。Aさんが、受け取ったメッセージを復号して読むことができるものだけを全て挙げたものはどれか。(以下省略)(令和7年 問89) | |
| ・バイオメトリクス認証の他人受入率と本人拒否率に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。(以下省略)(令和7年 問69) | |
| (注3)IPAの発表資料を元に、みちともが補足したものです。 | |
2026年度の受験についての対応
同じ「ITパスポート」という名前を使う以上、年度によって、急激に簡単になったり、難しくなったりはしないと思います。(個人的な希望です。)
しかし、仮に、全体的な見方ではそうであっても、受験者一人一人には、受験者集中による受験日の制約、不安感など、さまざまな影響が出ることが予想されます。
もし、今年度中の取得を考えているならば、準備を着実に進める段階に来ていると考えます。
特に、高校生や大学生は、いつにも増して、この夏休みの有効活用を考えたほうがいいです。
ITパスポート受験を考えるとき、参考にお使いください。






コメント