問題(令和7年 問31)
ERPシステムの説明として、適切なものはどれか。
解説(令和7年 問31)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野: 経営戦略マネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:ERPシステム
ERP(Enterprise Resource Planning)
Enterprise(企業)
Resource(資源)
Planning(計画)

購買、生産、販売、経理、人事などの企業の基幹業務の全体を把握し、関連する情報を一元的に管理することによって、企業全体の経営資源の最適化と経営効率の向上を図ることを指します。
(ITパスポート 平成31年春 問3より)
ア 企業内の個人がもっ営業に関する知識やノウハウを収集し、共有することによって、効率的、効果的な営業活動を支援するシステム
営業活動を支援するシステムであるSFAの説明です。
Sales(販売、営業)
Force(部隊)
Automation(自動化)

イ 経理や人事、生産、販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し、経営資源を最適配分することによって、効率的な経営の実現を支援するシステム
「基幹業務と関連する情報を一元管理し」「効率的な経営の実現を支援するシステム」とあるので、ERPシステムの説明です。適切です。
ウ 原材料の調達から生産、販売に関する情報を、企業間で共有・管理することによって、ビジネスプロセスの全体最適を目指すシステム
原材料の調達、生産、流通を経て消費者に至るまでの一連のSCMの説明です。
Supply(供給)
Chain(連鎖)
Management(管理)

エ 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって、きめ細かい顧客対応を実施し、顧客満足度の向上を支援するシステム
長期的視点から顧客と良好な関係を築いて、収益の拡大を図るためのシステムであるCRMの説明です。
Customer(顧客)
Relationship(関係)
Management(管理)

よって、正解は イ です。
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