問題(令和7年 問25)
ブロックチェーンを適用した事例として、最も適切なものはどれか。
解説(令和7年 問25)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野:ビジネスインダストリ
- 過去問題(公開)出題頻度:時々出た
- キーワード:ブロックチェーンの活用
ブロックチェーン
複数の取引記録をまとめたデータを順次作成するときに、そのデータに直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって、データを相互に関連付け、取引記録を矛盾なく改ざんすることを困難にすることで、データの信頼性を高める技術です。
(ITパスポート 令和元年 問59より)
ブロックチェーンは、改ざんすることを困難にすることで、データの信頼性を高める技術です。
選択肢ある各事例の目的が、ブロックチェーンの特徴を活かせるかどうか、一つ一つ確認します。
ア 証券会社が、取引の改ざんや不整合の発生を防止することを目的として、従来の社債に代わり電子的手段を用いたデジタル社債を発行した。
「取引の改ざんや不整合の発生を防止することを目的として」は、ブロックチェーンの特徴と一致します。正解です。
イ 商品先物取引所を運営する認可法人が、取引量を拡大することを目的として、現在およそ1秒以上要している注文受付の応答時間を、 1秒未満に改善した。
「取引量を拡大することを目的として、」は、ブロックチェーンの特徴と合いません。
ウ ビジネス路線を中心に運航する航空会社が、顧客の利便性向上と競合他社に対する競争力強化を目的として、出発1時間前まで何回でも予約の変更を可能とする新しいサービスを開始した。
「顧客の利便性向上と競合他社に対する競争力強化を目的として」は、ブロックチェーンの特徴と合いません。
エ 服飾雑貨製造会社が、自社の商品企画に活用することを目的として、過去の全ての自社商品に関する大量の画像及び社内会議の音声データをデータベースに保存し、従業員がいつでも検索できるようにした。
「自社の商品企画に活用することを目的として、」は、ブロックチェーンの特徴と合いません。
よって、正解は ア です。
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