令和7年 問36
合意したサービス提供時間帯のうち、実際に顧客がITサービスを利用できた時間の割合で表されるものはどれか。
解説(令和7年 問36)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:サービス可用性管理

可用性は、認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすることです。
よって、正解は ア です。
令和7年 問37
ITサービスマネジメントに関して、次の記述中のa、 bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
( a )はサービス提供者と顧客との間で合意されたサービス品質に関する合意書である。( a )の遵守状況を確認し、 ITサービスの品質を維持改善させるための活動が( b )である。
a | b | |
ア | NDA | SCM |
イ | NDA | SLM |
ウ | SLA | SCM |
エ | SLA | SLM |
解説(令和7年 問37)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:SLA、SLM
SLA(サービスレベル合意書)
Service(サービス)
Level(レベル)
Agreement(合意書)

SLAは、サービス及びその合意されたパフォーマンス(品質・性能など)が記載された、サービス提供者とサービス利用者との間の合意文書です。
SLM(サービスレベル管理)
Service(サービス)
Level(レベル)
Management(管理)
サービスレベル管理は、サービスレベルを利用者と提供者が合意し、それを維持・改善するためのものです。
(ITパスポート平成27年春 問38より)
NDA
Non(非)
Disclosure(ディスクロージャー、公開)
Agreement(アグリーメント、契約)
NDAは、相手方に示す自社の秘密情報を、契約を結ぶ予定の用途と異なって使うことや、他人に示すことを禁止したい場合に締結する契約です。
SCM
Supply(供給)
Chain(連鎖)
Management(管理)
SCMは、原材料の調達、生産、流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を、取引先を含めて全体最適の視点から見直し、納期短縮や在庫削減を図ることです。
(ITパスポート 令和2年 問15より)
供給連鎖管理ともいいます。
よって、正解は エ です。
令和7年 問42
床下にネットワーク配線などのために一定の高さの空間をとり、容易に取り外しが可能なパネルを床板として並べたものはどれか。
解説(令和7年 問42)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:よく出た
- キーワード:フリーアクセスフロア
フリーアクセスフロア(free access floor)
free(自由な)
access(接続する)
floor(床)
よって、正解は ア です。
令和7年 問49
クラウドサービスを提供するA社では、操作に関する質問に対して、サービスデスクのオペレーターが電話で対応するだけでなく、ホームページ上にFAQを公開している。サービスデスクの受付時間は午前9時から午後6時までである。このたびサービスデスクのサービスレベルを向上させるために、顧客向けのチャットボッ卜を導入することにした。チャットボット導入の効果として、最も適切なものはどれか。
解説(令和7年 問49)
- シラバス:Ver.4.0
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:チャットボット

チャットボットは、文字や音声による問合せ内容に対して、会話形式でリアルタイムに自動応答する仕組みです。
(ITパスポート 令和2年 問49より)
オペレーターの代わりにチャットボットが問合せ対応することにより、問合せの受付時間を拡大することができます。
よって、正解は ウ です。
令和7年 問50
チャットボットの説明として、最も適切なものはどれか。
解説(令和7年 問50)
- シラバス:Ver.4.0
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:チャットボット

チャットボットは、文字や音声による問合せ内容に対して、会話形式でリアルタイムに自動応答する仕組みです。
(ITパスポート 令和2年 問49より)
よって、正解は ア です。
令和7年 問54
あるコールセンターでは、顧客からの電話による問合せに対応するオペレーターを支援するシステムに、顧客とオペレーターの会話の音声を認識し、顧客の問合せに対する回答の候補をオペレーターのPCの画面に表示するAI を導入した。1日の対応件数は1,000件であり、問合せ内容によって二つのグループA、 Bに分けた。AI導入前後の各グループの対応件数、対応時間が表のとおりであるとき、 AI導入後に、1,000件の問合せに対応する時聞は何%短縮できたか。
グループA | グループB | |||
対応件数 | 対応時間 | 対応件数 | 対応時間 | |
AI導入前 | 800件 | 全体の60% | 200件 | 全体の40% |
AI導入後 | 800件 | AI導入前と比べて50%短縮 | 200件 | AI導入前と同じ時間 |
解説(令和7年 問54)
- シラバス:Ver.4.0
- 出題分野: サービスマネジメント
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:AI を活用したサービスデスクの運用方法
AI導入前の全体の時間をTとおくと、各時間は、次のように表せます。
グループA | グループB | |||
対応件数 | 対応時間 | 対応件数 | 対応時間 | |
AI導入前 | 800件 | 全体の60% ↓ 0.6T | 200件 | 全体の40% ↓ 0.4T |
AI導入後 | 800件 | AI導入前と比べて50%短縮 ↓ 0.6T×0.5 | 200件 | AI導入前と同じ時間 ↓ 0.4T |
次に、AI導入後の全体の時間、AI導入後の短縮できた時間を求めます。
AI導入後の全体の時間
= 0.6T × 0.5 + 0.4T
= 0.7T
AI導入後の短縮できた時間
=(AI導入前の全体の時間)-(AI導入後の全体の時間)
= T – 0.7T
= 0.3T
よって、AI導入後の短縮できた時間(割合) 30%
正解は ア です。
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