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システム戦略-令和4年

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令和4年 問7

業務と情報システムを最適にすることを目的に、例えばビジネス、データ、アプリケーション及び技術の四つの階層において、まず現状を把握し、目標とする理想像を設定する。次に現状と理想との事離を明確にし、目標とする理想像に向けた改善活動を移行計画として定義する。このような最適化の手法として、最も適切なものはどれか。

 BI (Business Intelligence)
 EA (Enterprise Architecture)
 MOT (Management of Technology)
 SOA (Service Oriented Architecture)
 

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正解の理由(令和4年 問7)

EA(Enterprise Architecture)は、現状の業務と情報システムの全体像を可視化し、将来のあるべき姿を設定して、全体最適化を行うためのフレームワークです。
(ITパスポート 平成29年春 問7より)

EAの説明(ストラテジ系システム戦略18.情報システム戦略)

問題に「業務と情報システムを最適にすることを目的」とあるので、EAが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和4年 問7)

 BI(Business Intelligence)は、ビジネスに関わるあらゆる情報を蓄積し、その情報を経営者や社員が自ら分析し、分析結果を経営や事業推進に役立てるといった概念です。
(ITパスポート 平成27年春 問6より)

 MOT(Management Of Technology:技術経営)は、技術革新を効果的に自社のビジネスに結び付けて企業の成長を図ることです。

 SOA(Service Oriented Architecture)は、サービスの組合せでシステムを構築する考え方です。

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(令和4年 問7)
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令和4年 問15

業務プロセスを、例示するUMLのアクティビティ図を使ってモデリングしたとき、表現できるものはどれか。

ITパスポート過去問題令和4年度問15
 業務で必要となるコスト
 業務で必要となる時間
 業務で必要となる成果物の品質指標
 業務で必要となる人の役割
 

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正解の理由(令和4年 問15)

モデリングは、業務をシステム化する際に、業務の流れや構造などを抽象化して図で表し、全体像をわかりやすくする技法の一つです。

複雑なシステム要求を明確にするために、構成要素などが持っている不要な性質などの情報を削り落とし、それぞれの関係性や相互作用などの本質的な部分に焦点を当てて、情報を正しく確実に伝えるために行います。

アクティビティ図は、業務プロセスの流れやプログラムの制御フローを表す図です。

アクティビティ図(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

アクティビティ図は業務プロセスの流れを表すので、 「業務で必要となる人の役割」を表現できます。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和4年 問15)

アクティビティ図は業務プロセスの流れを表す図なので、「業務で必要となるコスト」「業務で必要となる時間」「業務で必要となる成果物の品質指標」は、表現できません。

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(令和4年 問15)
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令和4年 問17

BYODの事例として、適切なものはどれか。

 会社から貸与されたスマートフォンを業務中に私的に使用する。
 会社から貸与されたスマートフォンを業務で使用する。
 会社が利用を許可した私物のスマートフォンを業務で使用する。
 私物のスマートフォンを業務中に私的に使用する。
 

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正解の理由(令和4年 問17)

BYOD(Bring Your Own Device)は、企業などにおいて、従業員が私物の情報端末を自社のネットワークに接続するなどして、業務で利用できるようにすることです。

 「会社が利用を許可した」「私物のスマートフォンを業務で使用する。」とあるので、BYODの事例です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和4年 問17)

 「会社から貸与されたスマートフォン」とあるので、BYODの事例でありません。

 「会社から貸与されたスマートフォン」とあるので、BYODの事例でありません。

 「私的に使用する」とあるので、BYODの事例でありません。

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(令和4年 問17)
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令和4年 問25

a~dのうち、業務プロセスの改善に当たり、業務プロセスを表記するために用いられる図表だけを全て挙げたものはどれか。

a DFD

b アクティビティ図

c パレート図

d レーダチャート

 a、b
 a、c
 b、d
 c、d
 

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正解の理由(令和4年 問25)

a  DFDは、データの流れに着目し、業務のデータの流れと処理の関係を表記する図です。
(ITパスポート 平成29年春 問14より)

DFDの説明(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

b  アクティビティ図は、業務プロセスの流れやプログラムの制御フローを表す図です。

アクティビティ図(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

c  パレート図は、分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し、重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図です。
(ITパスポート 平成23年秋 問14より)

パレート図の例(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

d  レーダチャートは、複数の項目に対応する放射状の各軸上に、基準値に対する度合いをプロットした多角形のグラフです。各点を結んで全体のバランスを比較する時に使われます。
(基本情報 平成17年秋午前 問75より)

レーダーチャート(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

よって、業務プロセスを表記するために用いられる図表は a b なので、正解は  です。

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(令和4年 問25)
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令和4年 問33

IT機器やソフトウェア、情報などについて、利用者の身体の特性や能力の違いなどにかかわらず、様々な人が同様に操作、入手、利用できる状態又は度合いを表す用語として、最も適切なものはどれか。

 アクセシビリティ
 スケーラビリティ
 ダイバーシティ
 トレーサビリティ
 

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正解の理由(令和4年 問33)

アクセシビリティは、ソフトウェアや情報サービス、Webサイトなどを、高齢者や障害者を含む誰もが利用可能であるか示すものです。
(応用情報 平成27年秋午前 問71より)

 「様々な人が同様に操作、入手、利用できる状態文は度合いを表す用語」とあるので、アクセシビリティが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和4年 問33)

 スケーラビリティは、機器やソフトウェア、システムなどの拡張性のことです。システムへの要求の変化や負荷の増大などに対して、どれだけ柔軟に性能を変化させられるか示すものです。

 ダイバーシティとは、日本語で「多様性」の意味で、性別、年齢、国籍、経験などさまざまな違いを持った人々が集まって共存している状態を指します。

ダイバーシティの説明(ストラテジ系企業活動1.経営・組織論)

 トレーサビリティは、製品や食料品など、生産段階から最終消費段階又は廃棄段階までの全工程について、履歴の追跡が可能であることです。
(応用情報 平成27年秋午前 問71より)

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(令和4年 問33)
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令和4年 問35

あるコールセンタでは、AI を活用した業務改革の検討を進めて、導入するシステムを絞り込んだ。しかし、想定している効果が得られるかなど不明点が多いので、試行して実現性の検証を行うことにした。このような検証を何というか。

 IoT
 PoC
 SoE
 SoR
 

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正解の理由(令和4年 問35)

PoC(Proof of Concept)は、新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表します。
(ITパスポート 令和2年 問28より)

proofには、「試験」「吟味」の意味があります。

問題に「試行して実現性の検証を行うことにした。」とあるので、PoCが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和4年 問35)

 IoT(Internet of Things)は、コンピュータなどの情報通信機器だけでなく様々なものに通信機能をもたせ、インターネットに接続することによって自動認識や遠隔計測を可能にし、大量のデータを収集・分析して高度な判断サービスや自動制御を実現することです。
(基本情報 平成28年春午前 問65より)

IoTの説明図(ストラテジ系ビジネスインダストリ17.IoT システム・組込みシステム)

 SoE(Systems of Engagement)は、データの活用を通じて、消費者や顧客企業とのつながりや関係性を深めることを目的とした情報システムです。
(応用情報 令和2年秋午前 問72より) 

Engagementには「深いつながりや強い絆」の意味があります。

 SoR(Systems of Record)は、記録を目的とした情報システムです。

Recordには、「記録」という意味があります。

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