令和8年 問56
DBMSにおけるチェックポイントの説明として,適切なものはどれか。
正解の理由(令和8年 問56)
トランザクション
データベースに対する、お互いに関係のある処理をひとまとまりの処理にまとめたものです。
チェックポイント
メモリ上にある修正内容がディスクに書き込む処理が行われた時点のことです。
部分の内容が対応します
エ 複数のトランザクションによるメモリ上のデータ更新の結果を, 一度にまとめてHDDなどの外部記憶装置に書き込む操作や,操作が行われた時点のこと
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和8年 問56)
ア トランザクションが正常に処理されたときに, トランザクションの一連の処理を確定させること
コミットの説明です。
イ トランザクションが何らかの理由で正常に処理されなかったときに,データベースをトランザクションの処理開始前の状態に戻すこと
バックワードリカバリ(ロールバック)の説明です。
ウ 複数のトランザクションを並列に処理しているときに, ロックの影響によってトランザクション同士が互いに相手のロックの解放を待つ状態になること
デッドロックの説明です。
ロックは、データなどを一定の条件に基づいて、データの読み書きをできないようにする仕組みで、排他制御の代表的な手法の1つです。
令和8年 問57
関係データベースで管理している“学生”表,“科目”表,“成績”表がある。1人の学生は複数の科目を履修するものとし,“学生”表に登録されていない学生や,“科目”表に登録されていない科目は“成績”表に登録できないものとするとき,外部キーとして設定するのが適切なものはどれか。ここで,表中の下線は主キーを表す。
| 学生 | 科目 | |||
| 学生番号 | 学生名 | 科目コード | 科目名 | |
| G001 | 鈴木次郎 | K001 | データベース | |
| G002 | 山田春子 | K002 | コンピュータ | |
| K003 | ネットワーク | |||
| 成績 | ||
| 学生番号 | 科目コード | 成績 |
| G001 | K001 | 優 |
| G001 | K002 | 可 |
| G002 | K002 | 良 |
| G002 | K003 | 優 |
正解の理由(令和8年 問57)

外部キー
関連した表(テーブル)と表(テーブル)を結ぶために設定する列のことです。
図に表すと考えやすいです。
ウ “成績”表の学生番号と科目コード
右図のように、“成績”表“を“学生”表、“科目”表に結び付けることができます。

よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和8年 問57)
ア “学生”表の学生番号,“成績”表の学生番号
右図のように、“科目”表と“成績”表を結ぶ列が設定されていません。

イ “学生”表の学生名,“科目”表の科目名
右図のように、“学生”表、“科目”表を結ぶ列が、“成績”表にありません。

エ “成績”表の成績
右図のように、“成績”表を結ぶ列が、“学生”表,“科目”表にありません。

令和8年 問69
関係データベースにおけるデータの正規化に関する次の記述中のa, bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
正規化の主な目的として,データの重複を排除し, ( a )ことが挙げられる。正規化には複数の段階があり,これを進めていくと, ( b ) 。
| a | b | |
ア | 圧縮率を向上させる | 一つの表が複数の表に分割される |
イ | 圧縮率を向上させる | 複数の表が一つの表に統合される |
ウ | 一貫性を保つ | 一つの表が複数の表に分割される |
エ | 一貫性を保つ | 複数の表が一つの表に統合される |
正解の理由(令和8年 問69)

正規化
表を構成するフィールドの関連性を分析し、①データの重複及び不整合が発生しないように、②複数の表に分けることです。
(ITパスポート 令和元年 問87より)
正規化すると、データの追加・更新・削除に伴うデータの不整合や喪失が起きるのを防ぎ、保守の効率化ができます。
部分の内容が対応します
問題の文は、次のようになります。
正規化の主な目的として,データの重複を排除し,(①より)(圧縮率を向上させる、一貫性を保つ)ことが挙げられる。正規化には複数の段階があり,これを進めていくと,(②より)( 一つの表が複数の表に分割される、複数の表が一つの表に統合される ) 。
よって、正解は ウ です。
令和8年 問72
関係データベースで管理している“口座”表,“顧客”表及び“取引明細”表がある。新たな顧客が口座の開設と同時に1万円を入金するとき,表にデータを追加する順序として,適切なものはどれか。ここで,下線のうち実線は主キーを,破線は外部キーを表す。
| 口座 | ||||
| 口座番号 | 口座種別 | 残高 | 顧客番号 | |
| 顧客 | ||||
| 顧客番号 | 顧客名 | |||
| 取引明細 | ||||
| 取引番号 | 取引日時 | 取引種別 | 取引金額 | 口座番号 |
正解の理由(令和8年 問72)

主キーは、データベースの1つの行(レコード)を重複なく識別するための項目です。

外部キーは、関連した表(テーブル)と表(テーブル)を結ぶために設定する列のことです。
人の行動「新たな顧客が口座の開設と同時に1万円を入金する」とデータベースの関係を整理すると、下のようになります。
| 人の行動 | データベースの処理 | 対象の表 | ||
| 新たな顧客 | ・・・ | 顧客番号を追加 | ・・・ | “顧客”表 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ||
| 口座の開設 | ・・・ | 口座番号を追加 | ・・・ | “口座”表 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ||
| 一万円を入金 | ・・・ | 取引を記録する | ・・・ | “取引明細”表 |
内容が一致します
イ 顧客→ 口座→ 取引明細
よって、正解は イ です。
不正解の理由(令和8年 問72)
ア 口座→ 顧客→ 取引明細
先に顧客番号が無ければ、口座を指定できません。
ウ 顧客→ 取引明細→ 口座
先に口座番号が無ければ、取引の内容を記録できません。
エ 取引明細→ 口座→ 顧客
先に顧客番号、口座番号が無ければ、取引の内容を記録できません。


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