企業活動-令和3年

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令和3年 問19

ビッグデータの分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 大量のデータから未知の状況を予測するためには、統計学的な分析手法に加え、機械学習を用いた分析も有効である。
イ テキストデータ以外の、動画や画像、音声データは、分析の対象として扱うことができない。
ウ 電子掲示板のコメントやSNSのメッセージ、 Webサイトの検索履歴など、人間の発信する情報だけが、人間の行動を分析することに用いられる。
エ ブログの書き込みのような、分析されることを前提としていないデータについては、分析の目的にかかわらず、対象から除外する。
 

正解の理由

ビックデータは、意思決定に役立つ知見を得ることなどが期待されており、大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報です。
(ITパスポート 平成31年春 問28より)

機械学習は、コンピュータに大量のデータを学習させ、データから規則性や判断基準を発見し、それに基づき未知のものを予測、判断する技術です。

よって、”大量のデータから未知の状況を予測するためには、(中略)機械学習を用いた分析も有効である。は適切なので、正解は  です。

不正解の理由

イ 車両に搭載されたカメラの画像なども分析され予測に使われているので、”分析の対象として扱うことができない。”は不適切です。

ウ スマートフォンの位置情報が人間の行動を分析するのに使われているので、”人間の発信する情報だけが、人間の行動を分析することに用いられる。”は不適切です。

エ ブログやSNSのデータが消費者動向の分析に利用されているので、”分析されることを前提としていないデータについては、分析の目的にかかわらず、対象から除外する。”は不適切です。

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問18 令和3年 問20

令和3年 問21

ABC分析の事例として、適切なものはどれか。

ア 顧客の消費行動を、時代、年齢、世代の三つの観点から分析する。
イ 自社の商品を、売上高の高い順に三つのグループに分類して分析する。
ウ マーケティング環境を、顧客、競合、自社の三つの観点から分析する。
エ リピート顧客を、最新購買日、購買頻度、購買金額の三つの観点から分析する。
 

正解の理由

ABC分析は、全体に占める度数の割合が大きい項目をA、中程度の項目をB、少ない項目はCと分類して、全体に占める割合の大きさごとに分析を行っていく分析手法です。

この分析は企業戦略における商品開発や商品購入層の分布分析、製品の不良品発生率の管理などにも活用されています。
総務省統計局ホームページより)

”イ 売上高の高い順に三つのグループに分類して分析する。”とあるので、ABC分析の事例です。

よって、正解は  です。

不正解の理由

ア ”時代、年齢、世代の三つの観点から分析”とあるので、コーホート分析です。

コーホート(Cohort)とは、”同じ時期に似たような経験をしている人々のグループ”を指します。

コーホート分析は、このコーホートについて、行動や意識の変化、消費動向などを分析する手法を指します。

ウ ”顧客、競合、自社の三つの観点から分析”とあるので、3C分析です。

3C分析は、企業の経営やマーケティング戦略を策定するための手法です。観点が、客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)であることが特徴です。

エ ”最新購買日、購買頻度、購買金額”とあるので、RFM分析です。

RFM分析とは、”最終購入日(R:Recency)”、”購入頻度(F:Frequency)”、”購入金額(M:Monetary)”という3つの指標を用いて顧客をグループ化する分析手法です。

顧客の性質にあわせて、効率的なマーケティング施策を実践するために実施します。

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問20 令和3年 問22

令和3年 問26

企業の人事機能の向上や、働き方改革を実現することなどを目的として、人事評価や人材採用などの人事関連業務に、AIやIoTといったITを活用する手法を表す用語として、最も適切なものはどれか。

ア e-ラーニング
イ FinTech
ウ HRTech
エ コンピテンシ
 

正解の理由

HRTechは、ビッグデータの解析やAIなどのデジタル技術を駆使して人事・労務関連の業務を行うサービスです。

問題に”人事関連業務に、AIやIoTといったITを活用する手法”とあるので、HRTechが適切です。

よって、正解は  です。

ア e-ラーニングは、コンビュータなどのディジタル機器、通信ネットワークを利用して実施される教育、学習、研修の形態です。
(ITパスポート 令和元年秋 問21より)

受講者が空き時間を利用して、好きなときに受講できることが特徴です。

イ FinTechは、金融業においてIT技術を活用して、これまでにない革新的なサービスを開拓する取組です。
(ITパスポート 令和元年秋 問18より)

エ コンピテンシは、知識や技能(スキル)そのものではなく、それらを駆使して業務上の課題を遂行・解決する能力です。

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問25 令和3年 問27

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