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基礎理論-令和6年

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令和6年 問65

AIにおける機械学習の学習方法に関する次の記述中のa~cに入れる字句の適切な組合せはどれか。

教師あり学習は、正解を付けた学習データを入力することによって、 ( a  )と呼ばれる手法で未知のデータを複数のクラスに分けたり、( b )と呼ばれる手法でデータの関係性を見つけたりすることができるようになる学習方法である。教師なし学習は、正解を付けない学習データを入力することによって、 ( c )と呼ばれる手法などで次第にデータを正しくグループ分けできるようになる学習方法である。

abc
回帰分類クラスタリング
クラスタリング分類回帰
分類回帰クラスタリング
分類クラスタリング回帰
 

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正解の理由(令和6年 問65)

分類は、教師あり学習の手法です。過去のデータの振り分け(分類)をもとに、未知のデータの分類を予測します。

回帰は、教師あり学習の手法です。過去の連続するデータの傾向をもとに将来の値を予測します。

クラスタリングは、教師なし学習の手法です。データの特徴を分析し、類似度(お互いにどれだけ似ているか)に基づいてデータをグループ分けしていく手法です。

a は、「教師あり学習」「未知のデータを複数のクラスに分けたり」とあるので、分類が適切です。

b は、「教師あり学習」[データの関係性を見つけたり」とあるので、回帰が適切です。

c は、「教師なし学習」「データを正しくグループ分けできるようになる」とあるので、クラスタリングが適切です。

よって、正解は  です。

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(令和6年 問65)
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令和6年 問78

利用者がスマートスピーカーに向けて話し掛けた内容に対して、スマートスピーカーから音声で応答するための処理手順が(1)~(4)のとおりであるとき、音声認識に該当する処理はどれか。

(1)利用者の音声をテキストデータに変換する。

(2)テキストデータを解析して、その意味を理解する。

(3)応答する内容を決定して、テキストデータを生成する。

(4)生成したテキストデータを読み上げる。

 (1)
 (2)
 (3)
 (4)
 

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正解の理由(令和6年 問78)

スマートスピーカは、音声認識できるAIを搭載したスピーカーです。話しかけるだけで、音楽鑑賞、天気・ニュースの確認、家電のコントロールなど生活をサポートする機能があります。

音声認識とは、人の音声から、意味や、音色に関する情報(発声者、性別、喜怒の感情など)を識別する技術です。音声からテキストを書き起こす議事録の自動化、スマート家電などに利用されています。

(1)  「利用者の音声をテキストデータに変換する。」とあるので、音声認識に該当する処理です。

よって、正解は  です。

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(令和6年 問78)
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令和6年 問83

1から6までの六つの目をもつサイコロを3回投げたとき、 1回も1の目が出ない確率は幾らか。

 
1
216
 
5
72
 
91
216
 
125
216
 

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正解の理由(令和6年 問83)

1回投げて1の目が出ない確率は  5 6

3回続く確率は 5 6 × 5 6 × 5 6 = 125 216

よって、正解は  です。

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(令和6年 問83)
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令和6年 問95

AI の関連技術であるディープラーニングに用いられる技術として、最も適切なものはどれか。

 ソーシャルネットワーク
 ニューラルネットワーク
 フィージビリティスタディ
 フォールトトレラント
 

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正解の理由(令和6年 問95)

ニューラルネットワークは、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものです。
(ITパスポート 令和2年 問19より)

ニューラルネットワークの説明(テクノロジ系基礎理論35.情報に関する理論)

次の用語と関連しています。

①ディープラーニング
大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデルで解析することによって、コンピュータ自体がデータの特徴を抽出、学習する技術

②データマイニング:
ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って、大量に蓄積されているデータから、特徴あるパターンを探し出す技術

問題に「AI の関連技術であるディープラーニングに用いられる技術」とあるので、ニューラルネットワークが適切です。

よって、正解は  です。

不正解の理由(令和6年 問95)

 ソーシャルネットワークは、家族、友人、仕事上のつながりなど、ある社会に属している個人と個人のつながりのことです。

 フィージビリティスタディとは、企業が新規事業立ち上げや海外進出する際の検証、公共事業の採算性検証、情報システムの導入手段の検証など、実現性を調査・検証する投資前評価のことです。
(応用情報 令和6年春午前 問69より)

 フォールトトレラントは、故障などでシステムに障害が発生した際に、システムの処理を続行できるようにすることです。
(ITパスポート 平成27年春 問64より)

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(令和6年 問95)
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