令和5年 問42
ソフトウェア開発における、テストに関する記述 a ~ c とテスト工程の適切な組合せはどれか。
a 運用予定時間内に処理が終了することを確認する。
b ソフトウェア間のインタフェースを確認する。
c プログラムの内部パスを網羅的に確認する。
単体テスト | 結合テスト | システムテスト | |
ア | a | b | c |
イ | a | c | b |
ウ | b | a | c |
エ | c | b | a |
正解の理由(令和5年 問42)
単体テストは、個々のプログラムに誤りがなく、期待したとおりの動作をするか確認するテストです。
結合テストは、単体テスト済のプログラムを統合し、ソフトウェア・システムが要件どおりに動作するかどうかを確認することです。
結合テストでは、プログラム間のインタフェースが整合していることを確認します。
(ITパスポート 平成22年春 問34より)
システムテストは、開発者が、システム全体の機能と性能を検証するテストです。
(ITパスポート 平成23年特別 問54より)
a 「運用予定時間内に処理が終了することを確認する。」は、システム全体の性能を確認することなのでシステムテストです。
b 「ソフトウェア間のインタフェースを確認する。」は、プログラム聞のインタフェースが整合していることを確認することなので結合テストです。
c 「プログラムの内部パスを網羅的に確認する。」は、個々のプログラムに誤りがなく、期待したとおりの動作をするか確認することなので単体テストです。
よって、正解は エ です。
令和5年 問43
ソフトウェア導入作業に関する記述 a ~ d のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 新規開発の場合、導入計画書の作成はせず、期日までに速やかに導入する。
b ソフトウェア導入作業を実施した後、速やかに導入計画書と導入報告書を作成し、合意を得る必要がある。
c ソフトウェアを自社開発した場合、影響範囲が社内になるので導入計画書の作成後に導入し、導入計画書の合意は導入後に行う。
d 本番稼働中のソフトウェアに機能追加する場合、機能追加したソフトウェアの導入計画書を作成し、合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
正解の理由(令和5年 問43)
ソフトウェア導入は、ソフトウェア、データベースなどを契約で指定されたとおりに初期設定し、実行環境を整備する作業を指します。
(ITパスポート 平成25年秋 問48より)
ソフトウエア導入に当たっては、実施者、責任者などの実施体制を明確にしておく必要があります。
(ITパスポート 平成28年秋 問36より)
a ソフトウエア導入に当たっては、実施者、責任者などの実施体制を明確にしておく必要があるので、「導入計画書の作成はせず」は、不適切です。
b ソフトウエア導入に当たっては、実施者、責任者などの実施体制を明確にしておく必要があるので、「ソフトウェア導入作業を実施した後、速やかに導入計画書を作成する」は、不適切です。
c ソフトウエア導入のときに、業務に影響が出る可能性があるので、「導入計画書の合意は導入後に行う。」は不適切です。
d 「本番稼働中のソフトウェアに機能追加する場合、機能追加したソフトウェアの導入計画書を作成し、合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。」は、適切です。
よって、適切なのは d だけで、正解は エ です。
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