問題(令和7年 問56)
Bluetoothに追加された仕様の一つであり、省電力性に優れているので、 IoTシステムを長期間運用でき、送受信デバイス間の距離を知ることにも使われているものはどれか。
解説(令和7年 問56)
- シラバス:Ver.4.0
- 出題分野:ネットワーク
- 過去問題(公開)出題頻度:ほぼ必ず出た
- キーワード:BLE
ア BLE
Bluetooth(近い距離を結ぶ無線通信の規格のひとつ)
Low(低)
Energy(電力)
BLEは、IoTで用いられる無線通信技術であり、近距離のIT機器同士が通信する無線PAN(Personal Area Network)と呼ばれるネットワークに利用されます。
(応用情報 令和3年春午前 問32より)
届く範囲は、半径数十メートル範囲内です。
BLEは、従来のBluetooth より更に省電力の通信方式です。
一般的なボタン電池で、半年から数年間の連続動作が可能なほどに低消費電力です。
(ITパスポート 令和4年 問92より)
イ IrDA
Infrared(赤外線)
Data(データ)
Association(協会)
IrDAは、赤外線を用いるデータ転送の規格です。
かつては、携帯電話同士でアドレス帳などのデータ交換などに使われていました。
ウ NFC
Near(近い)
Field(範囲)
Communication(通信)

NFCは、10cm程度の近距離での通信を行うものであり、ICカードやICタグのデータの読み書きに利用されています。
(ITパスポート 平成30年秋 問66より)
なお、NFCはRFID(Radio Frequency Identification)に属する技術の一種です。
エ PLC
Power(電力)
Line(線)
Communications(情報のやり取り)

PLCは、電力線に情報信号を乗せて通信する技術です。
(応用 平成23年特別午前 問25より)
PLCアダプタは、電力と通信用信号の重ね合わせや分離を行います。
(ITパスポート 平成25年秋 問84より)
よって、正解は ア です。
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