問題(令和7年 問27)
業務と情報システムを最適にすることを目的として、業務と情報システムの現状の把握と目標とする理想像の設定から現状と理想との乖離を明確にし、目標に向けた改善活動を移行計画として定義したい。このときに用いられる手法として、最も適切なものはどれか。
解説(令和7年 問27)
- シラバス:Ver.3.0以前
- 出題分野: システム戦略
- 過去問題(公開)出題頻度:時々出た
- キーワード:EA
EA
Enterprise(企業)
Architecture(構造)
現状の業務と情報システムの全体像を可視化し、将来のあるべき姿を設定して、全体最適化を行うためのフレームワークです。
(ITパスポート 平成29年春 問7より)
ア BI (Business Intelligence)
Business(ビジネス)
Intelligence(知能、思考力)
BIは、ビジネスに関わるあらゆる情報を蓄積し、その情報を経営者や社員が自ら分析し、分析結果を経営や事業推進に役立てるといった概念です。
(ITパスポート 平成27年春 問6より)
イ EA(Enterprise Architecture)
「業務と情報システムの現状の把握と目標とする理想像の設定から現状と理想との乖離を明確にし(=現状の業務と情報システムの全体像を可視化)」「目標に向けた改善活動(=全体最適化を行う)とあるので、EAが適切です。
ウ MOT(Management of Technology)
Management(経営)
Of
Technology(技術)
MOTは、技術に立脚する事業を行う組織が、技術がもつ可能性を見極めてイノベーションを創出し、経済的価値の最大化を目指す経営の考え方のことです。
(ITパスポート 平成31年春 問14より)
エ SOA(Service Oriented Architecture)
Service(サービス)
Oriented(~を重視する)
Architecture(アーキテクチャ、基本設計概念)
SOAは、サービスの組合せでシステムを構築する考え方です。柔軟性のあるシステム開発が可能となります。
(ITパスポート 平成26年春 問3より)
ここで、サービスとは、利用者側から見たビジネスプロセス上で意味をもつ独立した機能の単位を意味します。
(ITパスポート 平成25年秋 問10より)
よって、正解は イ です。
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