令和6年 問61
cookieを説明したものはどれか。
正解の理由(令和6年 問61)
cookie(クッキー)は、アクセスしてきたブラウザに、 利用者のログインIDやサイトへのアクセス履歴、訪問回数など、Webサーバからの情報を一時的に保存する仕組みです。
利用者が過去にアクセスした Webサイトに再度アクセスしたときに、その利用者に合わせた設定で Webページが表示されて、閲覧の利便性を高めることができます。
ア 「Webブラウザを通じて訪問者のPCにデータを書き込んで保存する仕組み又は保存されるデータのこと」とあるので、cookieの説明です。
よって、正解は ア です。
不正解の理由(令和6年 問61)
イ 「Webブラウザが、アクセスしたWebページをファイルとしてPCのハードディスクに一時的に保存する仕組み又は保存されるファイルのこと」は、キャッシュの説明です。
ウ 「Webページ上で、 Webサイトの紹介などを目的に掲載されている画像のこと」は、バナーの説明です。
エ 「ブログの機能の一つで、リンクを張った相手に対してその旨を通知する仕組みのこと」は、トラックバックの説明です。
令和6年 問71
インターネットで使用されているドメイン名の説明として、適切なものはどれか。
正解の理由(令和6年 問71)
ドメイン名は接続先を人が識別しやすい文字列で表したものであり、 IPアドレスの代わりに用います。
(ITパスポート 令和3年 問98より)
例:michitomo2019.com
イ 「コンビュータやネットワークなどを識別するための名前」とあるので、ドメイン名の説明です。
よって、正解は イ です。
不正解の理由(令和6年 問71)
ア 「Web閲覧や電子メールを送受信するアプリケーションが使用する通信規約の名前」は、プロトコルの説明です。
ウ 「通信を行うアプリケーションを識別するための名前」は、ポート番号の説明です。
エ 「電子メールの宛先として指定する相手の名前」は、メールアドレスのユーザ名の説明です。
令和6年 問79
企業などの内部ネットワークとインターネットとの間にあって、セキュリティを確保するために内部ネットワークのPCに代わって、インターネット上のWebサーバにアクセスするものはどれか。
正解の理由(令和6年 問79)
プロキシサーバは、企業・組織などの内部のネットワークとインターネットの間にあって、直接インターネットに接続できない内部ネットワークのコンピュータに代わって、「代理」としてインターネットとの接続を行うコンピュータ、またはそのための機能を有するソフトウェアのことです。
(国民のためのサイバーセキュリティサイト | 用語辞典(は行)|国民のためのサイバーセキュリティサイト (soumu.go.jp)より)
問題に「内部ネットワークとインターネットとの間にあって」「内部ネットワークのPCに代わって、インターネット上のWebサーバにアクセスする」とあるので、プロキシサーバが適切です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和6年 問79)
ア DNSサーバは、ホスト名、ドメイン名を IPアドレスに対応させるサーバです。
(基本情報 平成16年秋午前 問65より)
イ NTPサーバは、正確な時刻情報を提供するサーバです。
ウ ストリーミングサーバとは、ネットワークを通じて、動画ファイルや音声ファイルなどをダウンロードさせながら同時に再生を行うサーバです。
令和6年 問84
IoTエリアネットワークでも利用され、IoTデバイスからの無線通信をほかのIoTデバイスが中継することを繰り返し、リレー方式で通信をすることによって、広範囲の通信を実現する技術はどれか。
正解の理由(令和6年 問84)
マルチホップとは、複数の無線通信装置がそれぞれ隣接する他の無線通信装置同士を連鎖経由して、バケツリレーのようにデータを伝送していく通信技術です。
(総務省|東海総合通信局|920MHz帯マルチホップセンサーネットワーク技術を応用した移動通信無線システムの調査検討会 (soumu.go.jp)より)
問題に「 IoTデバイスからの無線通信をほかのIoTテバイスが中継することを繰り返し、リレー方式で通信をする」とあるので、マルチホップが適切です。
よって、正解は エ です。
不正解の理由(令和6年 問84)
ア GPSは、三つ以上の人工衛星が発信している電波を受信して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を得ます。
イ MIMOは、複数のアンテナを使ってデータを送受信して、大容量・高速通信を実現する技術です。
ウ キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法です。
(ITパスポート 平成30年春 問99より)
令和6年 問92
インターネットに接続されているサーバが、1台でメール送受信機能とWebアクセス機能の両方を提供しているとき、端末のアプリケーションプログラムがそのどちらの機能を利用するかをサーバに指定するために用いるものはどれか。
正解の理由(令和6年 問92)
ポート番号は、TCP/IP通信で、コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号です。
問題に「1台でメール送受信機能とWebアクセス機能の両方を提供しているとき」「どちらの機能を利用するかをサーバに指定するために用いるもの」とあるので、ポート番号が適切です。
よって、正解は ウ です。
不正解の理由(令和6年 問92)
ア IPアドレスは、コンピュータをネットワークで接続するために、それぞれのコンピュータに割り振られた一意の数字の組み合わせのことです。
イ ドメインは接続先を人が識別しやすい文字列で表したものであり、 IPアドレスの代わりに用います。
(ITパスポート 令和3年 問98より)
エ ホスト名は、ネットワーク上におけるコンピューターの識別に使われる文字列です。
令和6年 問96
Aさんは次のように宛先を指定して電子メールを送信した。この電子メールの受信者に関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
〔宛先〕
To:Bさんのメールアドレス
Cc:Cさんのメールアドレス
Bcc:Dさんのメールアドレス、 Eさんのメールアドレス
(1) CさんはDさんのメールアドレスを知ることができる。
(2) DさんはCさんのメールアドレスを知ることができる。
(3) EさんはDさんのメールアドレスを知ることができる。
正解の理由(令和6年 問96)
To、Cc、Bccには、それぞれ次のような特徴があります。
(1) DさんにBccで送信しているので、他の宛先のメールにアドレスは表示されません。「Dさんのメールアドレスを知ることができる。」は不適切です。
(2) CさんにCcで送信しているので、Cさんのメールアドレスはすべてのメールに表示されます。「Cさんのメールアドレスを知ることができる。」は適切です。
(3) DさんにBccで送信しているので、他の宛先のメールにアドレスは表示されません。「Dさんのメールアドレスを知ることができる。」は不適切です。
よって、(2)だけが適切なので、正解は ウ です。
コメント