ITパスポート令和7年問63 （尺度）問題とポイント解説

令和７年　問63

データの尺度を名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度の四つに分類したとき、間隔尺度に該当するものはどれか。

ア　学年

イ　血液型

ウ　時刻

エ　睡眠時間

この問題の特徴

尺度水準

データが持つ情報の性質に基づき、統計学的に分類したものです。
名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度の4つの分類があります。

名義尺度

順序や大小がないデータです。
例えば、国籍、男女、血液型などです。

順序尺度

何らかの順序が明確なデータです。
例えば、テストの順位、検定試験の級などです。

間隔尺度

その数値やその間隔には共通認識がありますが、ある値を別の値で割っても意味をなさないデータです。
例えば、時刻、気温などです。

比例尺度

ある値と別の値の程度を比によって表すことができるデータです。
例えば、経過時間、速度、年齢、体重などです。

ア　学年

順序が明確なので、順序尺度です。
「生徒が学年順に並ぶ。」で、一般に意味が通じます。

イ　血液型

順序や大小がないので、名義尺度です。
A型とO型の間に、一般的な順序はありません。

ウ　時刻

その数値やその間隔には共通認識があるので、ある値を別の値で割っても意味をなさないので間隔尺度です。
６時を３時で割っても、「２倍」、「２時」などとは言いません。

エ　睡眠時間

ある値と別の値の程度を比によって表すことができるので、比例尺度です。
例えば「彼の睡眠時間は僕の半分だ」などと使います。

よって、正解は　ウ　です。

（令和７年　問63）