「高校生がITパスポート試験に挑戦するのは無理だよ。」と思っていませんか?
仮に高校生がITパスポート試験に挑戦するとしたら、おすすめの時期があるので紹介します。
計画的に勉強すれば、ITパスポートのメリットを最大限生かすこともできます。
高校3年間を見通すと、こんな感じ。
私がいた高校のスケジュールをもとにお話ししますので、みなさんの学校によっては異なることがあると思います。
その場合は、大体の目安と受け止めてください。
それでは、高校3年間を見通してみましょう。
高1:生活や学習について、中学生の時との違いに戸惑う。
高1では、
・中学生の時と異なる通学手段・時間、学習時間、部活動などに対し、生活のリズムに整えること
・普通教科で行われる予習を前提とした授業に対応すること
・進路について、具体的に考えること
などが、求められます。
これらに対し多くの生徒は、変化の大きさに驚き、戸惑います。
高2:少し余裕が出てきて、自分の将来について考える。
高1に比べさまざまな面で高いレベルで求められるようになりますが、手の抜き方を覚えて余裕が出てくる時期です。
また、冬休み明けには進路をおおよそ決めなければなりません。
高3:本当にこれでいいのか、自信がないまま進路準備を進める。
第一希望に向けた準備が、進路ごとにスピードアップされます。
就職する生徒:就職希望先の最終決定、履歴書の準備
AO・推薦入試の生徒:提出書類の準備
一般入試の生徒:受験科目中心の学習と模試
しかしながら、多くの人が、本当にこれでいいのか自信がないまま進めます。
メリットを最大限生かすなら、高2春休み~3年生4月、5月の受験
ここで、高校生でITパスポート資格のメリットを整理しておきましょう。
次のような直接的メリットがありました。
メリット2:大学の総合型選抜(AO)・学校推薦型選抜(推薦)で優遇されます。
メリット3:就職担当者から高く評価されます。

希望進路に合った資格とると、推薦に向けた校内選考過程で高く評価される。
一般に、学校からの企業や大学への推薦には、人数枠があります。
そのため、高校内で推薦のために選考があります。
その過程で、本人が進路に向けた資格を取得をしていることで、本人のやる気・能力を客観的に示すことができます。
学校での成績と一緒に高く評価されます。
この選考の方法・時期は、学校によって違うでしょうが、2年生の後半から次第に関係する先生や友人の間で意識されるので、2年生で取っておくことが周りへのアピールとして効果的です。
資格を提出書類に記載できる。
資格を持っていることを面接でアピールするためには、事前に提出書類(志望理由書、合格証の控、履歴書等)に記載しておくことです。
大学によって異なりますが、8月1日頃からAO入試の書類提出が始まります。
合格証の控を提出書類に含めるには、3年生の5月中に合格しておくことが必要です。
(正確には、受験先の日程に左右されます。)
(注意:上図は、IPAが公開している合格発表のスケジュールに基づき、試験日から合格証が発行されるまで時間を要することを示すために作成したものです。合格証の発行スケジュールを約束したものではありません。個別のスケジュールについては、必ずIPAのホームページで確認してください。)
3年生で再チャレンジする時間の余裕がある。
IPAの発表資料によると、高校生の合格率はおよそ30%です。
そのため、もう一度チャレンジすることも考えておかなければなりません。
仮に、2年生の春休みに一度チャレンジして合格できなくても、
再度勉強して3年生の4月に再チャレンジすれば、書類提出に間に合わせることができます。
ITパスポート試験への挑戦が2年生の生活を前向きにする。
みなさんも、「中だるみの2年生」という言葉を聞いたことがあると思います。
「ITパスポート試験への挑戦」によって、私が見てきた高校生の多くは、日々の学習や部活動とは異なる新しい目標を持つことができました。
また、社会と直結していて、難しいけど勉強が面白いと言っていました。
「ITパスポート試験への挑戦」は、中だるみしがちな高校2年生の生活を前向きにすることができます。
まとめ
次のように、ITパスポートのメリットを最大限に生かせます。
- 希望進路に合った資格とると、推薦に向けた校内選考過程で高く評価される。
- 資格を提出書類に記載できる。
- 3年生で再チャレンジする時間の余裕がある。
- ITパスポート試験への挑戦が、2年生のな中だるみの生活を前向きにする。
高校生の時期は、家族、勉強、友達、部活動、趣味、進路などやりたいこと、やらなければならないことがたくさんあります。
そんな大変な時期ですけど、計画的に進めれば、ITパスポートの取得は無理ではありません。
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