令和4年4月から,ITパスポート試験が変わりました。
変更内容の要点を紹介します。
IPA発表の内容
IPA(情報処理機構)から,”ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について(高等学校情報科「情報Ⅰ」への対応など)”の発表がありました。
ポイントは,次の4点です。
・2022年4月の試験から実施
・プログラミング的思考力を問う擬似言語を用いた出題
・情報デザイン、データ利活用のための技術、考え方を問う出題を強化
・試験時間、出題数、採点方式及び合格基準に変更なし
サンプル問題も公開されました。
その他,シラバスVer6.0に新しい用語が追加されています。
過去問題だけに頼れない!
新しい内容(用語)についての問題は,過去5回分の過去(公開)問題には2問だけでした。
・ITパスポート 令和3年春期 問24(テレワークに関する問題)
・ITパスポート 令和2年秋期 問45(ITガバナンスに関する問題)
過去(公開)問題だけで,新しい内容(用語)に対応することはできません。
また,現在,シラバス5のときの新しい内容(用語)についても,過去問題は,令和3年春の分だけです。
今後は,過去(公開)問題での勉強だけでなく,用語をしっかり勉強する必要があります。
特に,過去(公開)問題のない,シラバス5の新しい内容(用語)とシラバス6の新しい内容(用語)が注意ポイントです。
シラバス変更内容は,どれくらいある?
シラバス6になって,新しい用語が増えたのは、ストラテジ系とテクノロジ系です。
・ストラテジ系 41語
・マネジメント系は,新しい用語はありません。
・テクノロジ系 119語
全体で、160語です。
とてもたくさんあります。
こちらの記事で,どんな新しい用語があるか,また,どれくらい試験に出題されそうか詳しく解説しています。


ITパスポート試験は,どれくらい変わるのか?
過去のシラバス変更時の公開問題から,シラバス6の新しい部分から,当初は,次のように出題されると予想されます。
【シラバス6の出題予想】
ストラテジ系 4問~6問程度
マネジメント系 変更無し
テクノロジ系 3問~6問程度
シラバス3から4へ,シラバス4から5へ変更になった時,急には新しい内容は増えませんでした。
過去の様子から,シラバス6の新しい内容は,4月以降,次第に試験に反映されるものと予想されます。
次の記事の中で,詳しく説明しています。
まとめ
ITパスポート/出題範囲・シラバスの一部改訂について,要点を紹介しました。
要点は,次の通りです。
【変更の要点】
(試験内容の変更点)
・プログラミング的思考力を問う擬似言語を用いた出題
・情報デザイン、データ利活用のための技術、考え方を問う出題を強化
・試験時間、出題数、採点方式及び合格基準に変更なし
(変更内容について参考になる過去(公開)問題)
・過去5回分の公開問題には2問だけしかない。
(具体的なシラバス変更内容(用語))
・ストラテジ系 新しい用語 41語
・マネジメント系 新しい用語 119語
(シラバス6の新しい部分からの出題(シラバス変更当初))
・過去のシラバス変更時の公開問題からの予想
ストラテジ系 4問~6問程度
マネジメント系 変更無し
テクノロジ系 3問~6問程度
ITパスポート試験は,決して難しい国家資格ではありません。
試験に前向きに取り組めば,短期間で合格できます。
まずは,ITパスポート試験をよく知りましょう。
次の記事に,合格までの道筋を紹介しています。
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