今日も、ビジネスインダストリ分野で、ビジネスや工場でのICTの活用事例がわかる問題(第1問~第4問)です。
(1) 令和元年秋 問31
RFIDの活用によって可能となる事柄として、適切なものはどれか。
解説
RFID:
無線通信でデータを読み込んだり書き換えたりすることができるシステム
ア タクシーの現在位置の把握には、GPSを利用します。
イ インターネット販売などの情報暗号化には、SSL/TLSを利用します。
ウ 生体認証の説明です。
エ ”RFIDを内蔵した利用者カードを発行し、書籍にはシート状に加工したRFIDを貼り、貸出,返却時にカウンタで用いるRFID読取装置を新たに導入する。”ことで実現できます。
(ITパスポート 平成25年秋 問99より)
よって、正解は エ です。
(2) 令和元年秋 問14
CADの説明として、適切なものはどれか。
解説
ア AD変換回路の説明です。
イ CADの説明です。

ウ イメージセンサの説明です。
エ ”文字、画像、音声などのデータを組み合わせた一つのコンテンツ”をマルチメディアコンテンツと言います。
よって、正解は イ です。
(3) 令和元年秋 問18
銀行などの預金者の資産を、AI が自動的に運用するサービスを提供するなど、金融業においてIT技術を活用して、これまでにない革新的なサービスを開拓する取組を示す用語はどれか。
解説
ア FA(factory automation):
組立てや搬送などにハードウェアのロボットを用いることによって、工場の生産活動の自動化を実現すること
イ Finance(ファイナンス:金融)+ Technology(テクノロジー:技術)→FinTech です。
ウ OA(office automation):
事務作業(書類作成、保存、送付など)の自動化・効率化を図ること
エ シェアリングエコノミー:
個人が保有している使われていない資産、リソースの貸出をインターネットを介し仲介するサービス
よって、正解は イ です。
(4) 令和2年秋 問32
ある会社のECサイトでは、利用者からのチャットでの多様な問合せについて、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウエアによる自動対応に変更した。このとき,利用者の過去のチヤツ卜の内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測できる仕組みに変更するために使われた技術として、最も適切なものはどれか。
解説

ア AIは、”利用者の過去のチヤツ卜の内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測”できます。
イ AR(Augmented Reality:拡張現実):
実際に目の前にある現実の映像の一部にコンピュータを使って仮想の情報を付加することによって、拡張された現実の環境が体感できる技術
ウ CRM(Customer Relationship Management):

エ ERP(Enterprise Resources Planning):

よって、正解は ア です。
(5) 令和2年秋 問5
製造業における標準化の事例として,最も適切なものはどれか。
解説
標準化は、”標準”を定め、標準に従って業務を行うことで、誰でも一定の水準の業務をできるようにすることです。作業時間やコストの無駄をなくす目的で行います。
ア 平準化(かたよりをなくすこと)の例です。
イ ”製造に必要な部品や手順を統ー”は、標準化と同じ意味です。
ウ ”生産管理プログラムの実行速度を向上”させても、作業時間、コストの無駄はなくなりません。
エ 簡素化(ムダを省くこと)の例です。
よって、正解は イ です。
以上、スキマ時間にちょっと確認9~ビジネスインダストリでした。
次は、こちら
コメント