スキマ時間に確認(第31回)~プロジェクトマネジメント

ITパスポートすきま時間過去問題31プロジェクトマネジメント分野別問題集
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さまざまな視点のプロジェクトマネジメントの問題を集めました。

問題への対応力をつけましょう。

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(1) 令和2年 問54

システム開発プロジェクトにおいて、テスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスクがあり、対応策を決めた。リスク対応を回避、軽減、受容、転嫁の四つに分類するとき、受容に該当する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 全体のスケジュール遅延を防止するために、テスト要員を増員する。
イ テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように、プロジェクトに予備の期間を設ける。
ウ テスト工程の遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する契約を業者と結ぶ。
エ テスト工程用のPCがなくてもテストを行える方法を準備する。
 

解説

リスク回避は、リスクを発生させる要因を取り除いてしまうことです。

損失が受け入れられるレベルではない場合は、プロジェクトからの撤退等が考えられます。

リスク低減(軽減)は、リスクが受け入れられると判断される場合は、不都合な結果が生じないようにその発生可能性または影響度、あるいはその両方を低減する行動をとります。

リスク受容(保有)は、組織自身が受け入れることです。

リスクが受入可能なレベルになるまで、費用対効果を考えながらマネジメントします。

リスク転嫁(移転)は、プロジェクトの活動を専門業者へアウトソースしたり、保険をかけたりして、リスクの一部を他社へ転嫁(移転)することです。

アは、”全体のスケジュール遅延を防止する”とあるので、リスク低減(軽減)の対応です。

イは、”テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように”とあり、リスクを受け入れ可能なレベルになるようマネジメントしています。

ウは、”遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する”とあるので、リスク転嫁(移転)の対応です。

エは、”PCがなくてもテストを行える方法を準備する。”とあるので、リスク回避の対応です。

よって、正解は イ です。

(2) 令和2年 問55

図の工程の最短所要日数及び最長所要日数は何日か。

ITパスポート令和2年秋問55の図
ア 最短所要日数70 最長所要日数 95
イ 最短所要日数70 最長所要日数100
ウ 最短所要日数80 最長所要日数 95
エ 最短所要日数80 最長所要日数100
 

解説

はじめに、各作業工程の日数を計算します。

〇作業A+作業Bの工程
 最短所要日数=30+50=80
 最長所要日数=35+60=95

〇作業Cの工程
 最短所要日数=70
 最長所要日数=100

次に、計算結果から次のことがわかります。

作業A+作業Bを終えないと作業Cが終わっていても、全体として作業が終了できません。

そのため、全体の最短所要日数は、作業A+作業Bによって決まります。

最短所要日数は、80です。

作業Cの最長所要日数が作業A+作業Bより長くかかります。

そのため、全体の最長所要日数は、作業Cによって決まります。

最長所要日数は、100です。

よって、正解は エ です。

(3) 令和2年 問53

プロジェク卜のゴールなどを検討するに当たり、集団でアイディアを出し合った結果をグループ分けして体系的に整理する手法はどれか。

ア インタビュー
イ 親和図法
ウ ブレーンストーミング
エ プロトタイプ
 

解説

ア インタビューは、二人あるいはそれ以上の人と言葉のキャッチボールをかわし、情報を得る技法です。

イ 親和図法は、収集した情報や出し合ったアイデアを相互の関連によってグループ化して整理する手法です。
(初級シスアド 平成21年春 問73、ITパスポート令和2年 問53より)

親和図法(ストラテジ系企業活動2.業務分析・データ利活用)

ウ ブレーンストーミングは、会議における、自由なアイデアをたくさん生み出すための手法の一つです。

突飛なアイディアを含め、自由奔放な発言を歓迎します。
(ITパスポート 平成22年春 問3より)

エ プロトタイプには、原型、試作品などの意味があります。

よって、正解は イ です。

(4) 令和3年 問47

システム開発プロジェクトにおいて、成果物として定義された画面・帳票の一覧と、実際に作成された画面・帳票の数を比較して、開発中に生じた差異とその理由を確認するプロジェクトマネジメントの活動はどれか。

ア プロジェクト資源マネジメント
イ プロジェクトスコープマネジメント
ウ プロジェクト調達マネジメント
エ プロジェクト品質マネジメント
 

解説

ア プロジェクト資源マネジメントは、プロジェクトの成功のために、人材や物的資源の調達および管理を行い、プロジェクトを遂行できるチームを組織します。

イ プロジェクトスコープマネジメントは、プロジェクトを実施する範囲を定め、プロジェクトが生み出す製品やサービスなどの成果物と、それらを完成するために必要な作業を定義し管理します。
(ITパスポート 平成28年春 問47より)

”スコープ”には、”範囲”、”領域”の意味があります。

ウ プロジェクト調達マネジメントは、プロジェクトを進めていく中で必要なサービスや製品の調達を管理します。

エ プロジェクト品質マネジメントは、プロジェクトのプロセスやプロジェクトの作成物における品質の管理をします。

よって、正解は イ です。

(5) 令和3年 問54

WBS を作成するときに,作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として、適切なものはどれか。

ア WBSで定義した作業で使用するデータの意味を明確に定義する。
イ WBSで定義した作業の進捗を管理する。
ウ WBSで定義した作業のスケジュールのクリティカルパスを求める。
エ WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。
 

解説

WBSは、成果物とそれを作成するための作業を明確にするために、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)して整理したものです。

ア WBS作成の目的と合いません。

イ WBS作成の目的と合いません。

ウ WBS作成の目的と合いません。

エ WBS作成の目的と一致します。

よって、正解は エ です。

(6) 令和4年 問36

 プロジェク卜で作成するWBSに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア WBSではプロジェク卜で実施すべき作業内容と成果物を定義するので、作業工数を見積もるときの根拠として使用できる。
イ WBSには,プロジェクトのスコープ外の作業も検討して含める。
ウ 全てのプロジェクトにおいて、WBSは成果物と作業内容を同じ階層まで詳細化する。
エ プロジェクトの担当者がスコープ内の類似作業を実施する場合、WBSにはそれらの作業を記載しなくてよい。
 

解説

WBSは、成果物とそれを作成するための作業を明確にするために、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)して整理したものです。

ア ”作業内容と成果物を定義する”とあるので、適切です。

イ ”スコープ”には、”範囲”、”領域”の意味があります。WBSには、プロジェクトの範囲以外は含めません。

ウ プロジェクト、作業内容、成果物によって詳細化の階層は異なります。
エ WBSには、類似作業でも記述が必要です。

よって、正解は ア です。

(7) 令和4年 問43

 図のアローダイアグラムにおいて,作業Bが2日遅れて完了した。そこで,予定どおりの期間で全ての作業を完了させるために,作業Dに要員を追加することにした。作業Dに当初20名が割り当てられているとき,作業Dに追加する要員は最少で何名必要か。ここで,要員の作業効率は一律である。

ITパスポート過去問題令和4年度問43
ア 2
イ 3
ウ 4
エ 5
 

解説

作業Bの2日遅れを取り戻すには、作業Dを
10(日)―2(日)=8(日)
で終える必要があります。

作業Dの作業量は、
20(人)×10(日)=200(人日)

8日で終えるための人数は、
200(人日)÷8(日)=25(人)
25(人)―20(人)=5(人)
最低でも5人追加が必要です。

よって、正解は エ です。

(8) 令和4年 問50

 120 kステップのソフトウェアを開発した。開発の各工程における生産性の実績が表のとおりであるとき、開発全体の工数は何人月か。ここで,生産性は1人月当たりのkステップとする。

ITパスポート過去問題令和4年度問50
ア 10
イ 12
ウ 24
エ 50
 

解説

工数は、ある作業を完成させるのに必要な作業の量です。

必要な人数と時間を掛けた値です。

開発規模と生産性が与えられた場合、開発工数は次式で求められます。

(開発規模)÷(生産性)=(開発工数)

設計工程について
120(kステップ)÷6(kステップ/人)=20(人月)

製造工程について
120(kステップ)÷4(kステップ/人)=30(人月)

合計 50(人月)

よって、正解は エ です。

これまで、さまざまな視点のプロジェクトマネジメントの問題を集中して確認しました。

次は、「システム戦略」の問題を確認しましょう。

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