各選択肢の違いを読み取って答える問題です。
誤りやすい問題です。
解説で、問題を解く考え方を確認しましょう。
(1) 令和2年秋 問18
UX (User Experience)の説明として、最も適切なものはどれか。
解説
ア アクセシビリティの説明です。
”できる限り多くの人が等しく利用しやすいように”がキーワードです。
イ CRM(Customer Relationship Managemant)の説明です。
”顧客との関係を深める手法”がキーワードです。
ウ ユーザビリティの説明です。
”指定された条件の下で、利用者が効率よく利用できる”がキーワードです。
エ UX (User Experience)の説明です。
Experienceには,経験、体験という意味があります。
”人の感じ方や反応”がキーワードです。
よって、正解は エ です。
(2) 令和3年 問16
マーチャンダイジングの説明として、適切なものはどれか。
解説
ア:セグメンテーションの説明です。
”全体市場を幾つかの小さな市場に区分”がキーワードです。
イ:ロジスティクスの説明です。
”物流チャネル全体を効果的に管理”がキーワードです。
SCMの一部でもあります。
ウ:マーチャンダイジングの説明です。
”購入者のニーズに合致するような”がキーワードです。
エ:ドミナント戦略の説明です。
”同一エリア内に密度の高い店舗展開を行う”がキーワードです。
正解は、 ウ です。
(3) 令和3年 問18
戦略目標の達成状況を評価する指標には、目標達成のための手段を評価する先行指標と目標達成度を評価する結果指標の二つがある。戦略目標が“新規顧客の開拓”であるとき、先行指標として適切なものはどれか。
解説
このような、用語の説明がある問題は、問題を整理することが大切です。
この問題を読み解くと
はじめに、達成状況を評価する指標として
- 先行指標(目標達成のための手段を評価する指標)
- 結果指標(目標達成度を評価する指標)
があることを述べていて、
戦略目標“新規顧客の開拓”のときの先行目標を聞いています。
そこで、アからエの中から、”目標達成のための手段を評価する指標”を選びます。
ア 売上高増加額
新規顧客開拓の結果なので×
イ 新規契約獲得率
新規顧客開拓の結果なので×
ウ 総顧客増加率
新規顧客開拓の結果なので×
エ 見込み客訪問件数
見込み客への訪問件数が増えることで、新規顧客の増加が期待できます。
見込み客訪問は、目標達成のための手段です。
よって、正解は エ です。
(4) 令和3年 問23
プロダクトポートフォリオマネジメントは、企業の経営資源を最適配分するために使用する手法であり、製品やサービスの市場成長率と市場におけるシェアから、その戦略的な位置付けを四つの領域に分類する。市場シェアは低いが急成長市場にあり、将来の成長のために多くの資金投入が必要となる領域はどれか。
解説
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)分析:
PPM分析は、下図のように分類しています。
問題に”市場シェアは低いが急成長市場にあり”とあるので,答えは問題児です。

よって、正解は エ です。
以上、スキマ時間に確認(第26回)~経営戦略マネジメントでした。
次は、こちら
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