ITパスポート/シラバス5にないけど試験に出た用語の問題3

シラバスにない用語の問題3シラバス外対策
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試験の時に見たことがない用語が出ると、

覚えていたことも、それでいいのか不安になりますよね。

そこで今回は、シラバスにない用語と頻出用語が、選択肢にある問題です。

解説と一緒に読むことで 、用語の名称を覚えられます。

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(1) 令和3年 問35

ある製造業では、後工程から前工程への生産指示や、前工程から後工程への部品を引き渡す際の納品書として、部品の品番などを記録した電子式タグを用いる生産方式を採用している。サプライチェーンや内製におけるジャストインタイム生産方式の一つであるこのような生産方式として、最も適切なものはどれか。

ア かんばん方式
イ クラフト生産方式
ウ セル生産方式
エ 見込み生産方式
 

解説

クラフト生産方式セル生産方式が、シラバスにありません。

ア 問題文に ”後工程から前工程への生産指示”、”前工程から後工程への部品を引き渡す際の納品書として、部品の品番などを記録した電子式タグを用いる”とあるので、かんばん方式です。

イ クラフト生産方式は、熟練した職人が、一人で数多くの工程を担当し、製品を生産する方式です。

クラフト:工芸品

ウ セル生産方式は、一人又は少人数で最初の工程から最後の工程までを担当する多品種少量生産向きの生産方式です。
(ITパスポート 平成23年秋 問19)

エ 見込み生産方式は、製品の受注予測に基づいて立案した生産計画に従って、製品を生産する方式です。
(ITパスポート 平成28年秋 問10)

よって、正解は ア です。

(2) 令和3年 問41

クラスや継承という概念を利用し、ソフトウェアを部品化したり再利用することで、ソフトウエア開発の生産性向上を図る手法として、適切なものはどれか。

ア オブジェクト指向
イ 構造化
ウ プロセス中心アプローチ
エ プロトタイピング
 

解説

プロセス中心アプローチが、シラバスにありません。

ア 問題文に、”クラスや継承という概念”とあるので、オブジェクト指向です。

イ 構造化は、三つの基本構造”順次・選択・繰返し”で記述するのが特徴です。

ウ: プロセス中心アプローチは、プロセスに着目し、システムをサブシステムへ、そのサブシステムを機能の最小単位である独立性が高いモジュールへと分割を行い詳細化します。

エ:プロトタイピングは、システム開発の早い段階で、目に見える形で要求を利用者が確認できるように試作品を作成します。
(ITパスポート 平成28年秋 問46)

よって、正解は ア です。

(3) 令和3年 問72

IoTデバイスとIoTサーバで構成され、IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーバへ送り、IoTサーバからの指示で窓を開閉するシステムがある。このシステムのIoTデバイスに搭載されて、窓を開閉する役割をもつものはどれか。

ア アクチュエータ
イ エッジコンビューティング
ウ キャリアアグリゲーション
エ センサ
 

解説

キャリアアグリゲーションがシラバスにはありません。

ア アクチュエータは、エネルギー発生源からのパワーを,制御信号に基づき、回転、並進などの動きに変換します。
(基本情報 平成30年春午前 問21より)

イ エッジコンビューティングは、演算処理のリソース(エッジサーバ)を端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化(処理が速いこと)や通信トラフィックの最適化(回線速度に合ったデータ量にする)を行います。

ウ キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法です。
(ITパスポート 平成30年春 問99より)
キャリア(carrier):情報を伝えるための電波
キャリア(career):経験・経歴

エ:センサで、モノの状態(温度、受けている圧力、におい、湿度、水分量など)を知ることができます。

よって、正解は ア です。

以上、ITパスポート/シラバス5にないけど試験に出た用語の問題でした。

問題を解きながら、知識を増やしていきましょう。

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