ITパスポート/シラバス5.0新しい用語と攻略ポイント~ビジネスインダストリ

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シラバス5.0での「ビジネスインダストリ」の新しい用語と攻略ポイントを紹介します。

デジ猫
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よく出るよ!

ビジネスインダストリ 重要度指数 459

「ビジネスインダストリ」分野の新しい用語は、51語もあります。

AI関連や新しい技術の用語が増えています。

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早めに取りかかったほうがよさそうだね。

ビジネスシステムの新しい用語

AIについては、これまで事例を問う問題がほとんどでした。

しかし、シラバスの改定で、AIについて次の3つの視点が加わっています。

参考書を読むときは、読み飛ばさないように注意しましょう。

① AI 利活用の原則及び指針
② AI の活用領域及び活用目的
③ AI を利活用する上での留意事項

1デジタルツイン         事例
ディジタル空間に現実世界と同等な世界を,様々なセンサで収集したデータを用いて構築し,現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うことができる。

(応用情報技術者 平成31年春 午前問71より)
2サイバーフィジカルシステム(CPS)事例
現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し,災害の発生や時間軸を自由に操作して,現実世界では実現できないシミュレーションを行う

(応用情報技術者 令和2年秋 午前問71より)
3ブロックチェーンの活用(トレーサビリティ確保)トレーサビリティの確保:追跡できるようにすること
次のブロックチェーンの特徴で実現している。

①データの分散管理が可能である
➁データ書き換えが不可能
4スマートコントラクトコントラクト:契約
ブロックチェーンを利用して行われる様々な取引行動を自動的に実行するプログラム
5人間中心のAI 社会原則(人間中心の原則)No.5,6,7,8 それぞれ誰が公表した注意!
「AI-Ready な社会」を実現し、AI の適切で積極的な社会実装を推進するためには、各ステークホルダーが留意すべき基本原則(政府が公表)
AI の利用は、憲法及び国際的な規範の保障する基本的人権を侵すものであってはならない。
6人間中心のAI 社会原則(公平性・説明責任・透明性の原則) 「AI-Ready な社会」においては、AI の利用によって、人々が、その人の持つ背景によって不当な差別を受けたり、人間の尊厳に照らして不当な扱いを受けたりすることがないように、公平性及び透明性のある意思決定とその結果に対する説明責任(アカウンタビリティ)が適切に確保されると共に、技術に対する信頼性(Trust)が担保される必要がある。
7信頼できるAI のための倫理ガイドライン(Ethics guidelines for
trustworthy AI)
倫理的かつ責任のあるAIを推進するための取り組みの世界基準(EUが公表)
8人工知能学会倫理指針自らの社会における責任を自覚し、社会と対話するための、倫理的な価値判断の基礎となる倫理指針(人工知能学会 公表)
9特化型AI特定の内容に関する思考・検討にだけに優れている人工知能

・将棋に関する思考・検討のみできる人工知能
・掃除に関する思考・検討のみできる人工知能
10汎用AI様々な思考・検討を行うことができ、初めて直面する状況に対応できる人工知能
将棋、炊事、掃除、洗濯といった様々な分野および初めての状況に対する思考・検討ができる。
11AI による認識例:
・顔認証システム、
・医用画像診断
12AI による自動化 例:
・RPA(Robotic Process Automation)による定形処理の自動化
・工場での品質検査
・農業での栽培マシン、自動耕運ロボット
13AI アシスタントAIを使って私たちの生活や活動を補助してくれるような役割を果たすもの

・iPhonenoでSiri, Windows10以降に搭載されているCortana
14AI によるビッグデータの分析
・BI(企業などの組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することで、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術)
・自動運転
15教師あり学習による予測(売上予測,り患予測,成約予測,離反予測)正解のデータを提示したり,データが誤りであることを指摘したりすることによって,未知のデータに対して正誤を得ることを助ける。
(基本情報技術者 平成31年春午前 問4より)
16教師なし学習によるグルーピング
(顧客セグメンテーション,店舗クラスタリング)
データ同士の類似度を定義し,その定義した類似度に従って似たもの同士は同じグループに入るようにデータをグループ化するクラスタリング
(応用情報技術者 令和元年秋午前 問4より)
17強化学習による制御(自動車の自動走行制御)(例)
自動車において、「目で見て周囲の状況を把握する部分」にAIを活用
実際に発生し得る状況をデータとして準備し、そのデータでさまざまな状況で物体を認識できるようにAIをトレーニングした。
18強化学習による制御(建築物の揺れ制御)(例)
AIが、地震の揺れに応じて建物内部のダンパー(揺れを抑える装置)を電動アクチュエータで制御する。
シミュレーションで、地震波に対する制御を数十万回繰り返して、AIに知能を獲得
させた。
19複数技術を組み合わせたAI サービスコールセンターの自動化→組み合わせの技術:音声認識
手書き書類のデータ化・入力の自動化→組み合わせの技術:文字認識
20データのバイアス
(統計的バイアス)
データのバイアス:データが偏見を含んでいて、判定結果にも偏見が反映されること
統計的バイアス:
例:収集するデータが現実を正しく反映していない場合
21データのバイアス(社会の様態によって生じるバイアス)社会の様態によって生じるもの
例:歴史的にマイノリティとされてきた集団に対する過去の偏見を反映したデータを与える。
22データのバイアス(AI利用者の悪意によるバイアス)AI利用者の悪意で偏ったデータをを与える
23アルゴリズムのバイアス偏った学習データを与えてしまったことにより、機械学習(AI)のアルゴリズムが偏った結果を学習してしまうこと
24AI サービスの責任論AIが想定外の行為をした場合に、誰が責任負うのか?
25トロッコ問題「多くの人を助けるためなら、1人を犠牲にしてもよいのか」という倫理的ジレンマを問う思考実験自動運転などを含むAI/機械学習の倫理的な課題を考える際によく取り上げられる
26マイナポータルマイナポータルは、政府が運営するオンラインサービス。子育てや介護をはじめとする、行政手続の検索やオンライン申請がワンストップでできたり、行政機関からのお知らせを受け取れたりする、自分専用のサイト

エンジニアリングシステムの新しい用語

追加された新しい用語はありません。

e-ビジネスの新しい用語

出題の考え方には変更ありません。
技術動向に合わせて、新しい用語が追加されています。

1フリーミアム    基本的なサービスや製品を無料で提供し,高度な機能や特別な機能については料金を課金するビジネスモデル
(基本情報技術者平成30年秋期 午前問73より)
2EFT
Electronic Fund   
Transfer

電子資金移動)
  
紙幣や手形・小切手などの「紙」を使わずに、情報ネットワークを通じた支払指図により、送金や決済等に伴う資金移動を行う。
3キャッシュレス決済     
(スマートフォンの
キャリア決済)
商品代金を、月々の通信料とまとめて支払いできるサービス
4キャッシュレス決済   
(非接触IC決済)
カードを決済端末にかざすだけで決済できる
5キャッシュレス決済
(QR コード決済)
スマホに表示させたQRコードやバーコードを店側に読み込む、あるいは、店側のQRコードを自分のスマホで読み込んだりして決済を行う
6IC カード・
RFID 応用システム
ICカードは、データの記録や演算をするためにICがカードに組みこまれている、RFID応用システムのひとつ
RFIDとは、無線通信でデータを読み込んだり書き換えたりすることができるシステム
7クラウドソーシング発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し,受注者を募集する。
応用情報技術者 平成28年秋 午前問72より)
8暗号資産(仮想通貨)不特定の者に対する代金の支払に使用可能で,電子的に記録・移転でき,法定通貨やプリペイドカードではない財産的価値
(応用情報技術者平成30年春期 午前問80より)
時号資産の利用者は,暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け,取引内容やリスク,手数料などについて把握しておくこと
(ITパスポート令和3年4月問25より)
9アカウント
アグリゲーション
複数のアカウント情報をあらかじめ登録しておくことによって,一度の認証で複数の金融機関の口座取引情報を一括して表示する個人向けWebサービス
(基本情報技術者 令和元年秋午前 問72より)
10eKYC
(electronic Know Your Customer)
オンライン上で本人確認を完結するための技術
11AML・CFT
マネーロンダリング・テロ資金供与対策ソリューション
Anti-Money Laundering・Countering the Financing of Terrorism
マネー・ローンダリンは、犯罪行為によって得た収益を合法的な手段で得たように見せかけ、また、収益の出どころをわかりにくくする行為
テロ資金供与とは、テロ行為の実行にために資金をテロリスト等に渡す行為

IoTシステム・組込みシステムの新しい用語

攻略ポイントは、次の2つです。

①ロボットの具体的な用途
②IoTのもたらす効果

1AR グラス・
MR グラス・
スマートグラス
違いを理解することが大切!
AR(Augmented Reality:拡張現実)グラス:実際に目の前にある現実の映像の一部にコンピュータを使って仮想の情報を付加することによって,拡張された現実の環境が体感できる。
MR(Mixed Reality:複合現実)グラス:仮想と現実が融合し、たとえば、仮想の物体も手で触れて動かすことができる。
スマートグラス現実空間に情報を重ねて表示する。
2スマートスピーカ     音声認識できるAIを搭載したスピーカー。話しかけるだけで、音楽鑑賞、天気・ニュースの確認、家電のコントロールなど生活をサポートする機能がある。
3CASE(Connected, Autonomous,Shared &
Services,Electric)
  
C(Connected:コネクテッド)、A(Autonomous:自動運転)、S(Shared & Service:シェアリング/サービス)、E(Electric:電動化)の頭文字をとった造語
安全かつ快適で利便性の高い次世代のモビリティサービスを構築することを目指す用語
4MaaS
(Mobility as a Service)
地域住民や旅行者一人一人のニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービス
5ロボット(産業用)   下の記事を参照
6ロボット(医療用)   下の記事を参照
7ロボット(介護用)下の記事を参照
8ロボット(災害対応用) 下の記事を参照
9IoT がもたらす効果(監視)(例)機械の温度や振動データをセンサで集めて,インターネットを経由してクラウドシステム上のサーバに蓄積する。
(応用情報技術者 平成30年秋午前 問71より)
10IoT がもたらす効果(制御)(例)機械に対して,保守員が遠隔地の保守センタからインターネットを経由して,機器の電源のオン・オフなどの操作命令を送信する。(応用情報技術者 平成30年秋午前 問71より)
11IoT がもたらす効果(最適化)(例)クラウドシステム上に常時収集されている機械の稼働情報を基に,機械の故障検知時に,保守員が故障部位を分析して特定する。
(応用情報技術者 平成30年秋午前 問71より)
12IoT がもたらす効果(自律化)(例)クラウドサービスを介して,機械同土が互いの状態を常時監視・分析し,人手を介すことなく目標に合わせた協調動作を自動で行う。
(応用情報技術者 平成30年秋午前 問71より)
13マシンビジョン     画像の取り込みと処理を行い、必要な情報を抽出して、機器を動作させる技術。産業分野で製品の検査等に利用されている。
14HEMS(Home Energy  
Management System)
太陽光発電装置などのエネルギ一機器,家電機器,センサ類などを家庭内通信ネットワークに接続して,エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。
(基本情報技術者 平成31年春期 午前問71より)

攻略ポイント

新しい用語が出やすい。各用語の違い着目して覚える。

直前3回(令和元年秋、令和2年秋、令和3年春)の公開問題では、企業活動分野から平均9問も出題されています。

新しい用語が51語あることから、この分野から新しい用語が多く出ることが予想されます。

上の用語集では、できるだけ覚えるポイントをわかりやすく示しています。

デジ猫
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対策すれば、点数が取れる!

「人間中心のAI 社会原則」については、背景を確認しておく。

「人間中心のAI 社会原則」については、一度、以下の文書のP10~P11に軽く目を通しておくことをお勧めします。背景がわかり、AI関連の出題に対応できることが期待できます。

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一度、軽く読むと理解が違うよ。

aigensoku.pdf (cas.go.jp) 内閣官房ホームページへ

ロボット、IoTについては利用例に注目する。

出題の考え方に、「用途」、「効果」が具体的に記載されました。

「産業用ロボットの働き」、「IoTとは」などを覚えるだけで答えられる問題は、少なくなっています。

「どんなところでどのように使われているのか」「どんなことに役立っているのか」など、より具体的に学習することで、正解が得やすくなります。

以下の資料が参考になります。

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写真がたくさんあるよ。

現実世界へのフィードバックとロボット (soumu.go.jp) 総務省ホームページへ

IoTとデータ利活用の全体像 (soumu.go.jp)  総務省ホームページへ

まとめ

シラバス5.0での「ビジネスインダストリ」分野の新しい用語と攻略ポイントを紹介しました。
主な内容は、以下の通りです。

新しい用語

ビジネスシステム      26語
エンジニアリングシステム   0語
e-ビジネス         11語
IoTシステム・組込みシステム 14語
           合計 51語
早めに取り掛かる必要あり

攻略ポイント

・新しい用語が出やすい。各用語の違い着目して覚える。

・「人間中心のAI 社会原則」については、一度、目を通しておく。(参照資料を本文に提示)

・ロボット、IoTについては利用例に注目する。(参照資料を本文に提示)

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ビジネスインダストリの参考問題は、下の記事にあるよ。
試してみてね。

以上、ビジネスインダストリのシラバス5.0新しい用語と攻略ポイントでした。

他の項目については、こちらからが便利です。

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項目別に重要度を比較できるよ!

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